今日は5月5日で子供の日。それとは何の関係も無く今日も天狗の庭に行く。一昨日は私のホームページファンだと言う広島から来た人を案内したが、今日も北九州から来る人を案内するのである。しかし天気予報は午前中は雨で午後から晴れると言っている。

一昨日は水の元の駐車場に車があふれていたので、待ち合わせ場所を水の元から風穴に変更した。今日も水の元の駐車場が満車の恐れが有るのでメールをくれたMさんの携帯に電話する。待ち合わせ場所を風穴に変更することを伝えて車の種類を尋ねるとレンタカーのマイクロバスだと言う。マイクロバス? メンバーは何人ですか?と聞くと20人と言う。20人??! そんな大勢を連れて歩くことを想定してなかった。この天気でその人数を花を求めて登山道を外れることは出来ないな。ひたすら登山道だけを歩くことにしよう。

待ち合わせ時間が11時ごろなのでまずは買い物のアッシー君で出かける。帰宅したら急いで出発。11時前にMさんに電話するともう到着していると言う。それでまずは風穴の避難小屋で弁当食べて待っていて下さいと伝える。水の元に来ると車が全然いない。こんな天気なので少ないことは予想していたが、まさか1台も停まってないとは!

風穴の駐車場に到着するとマイクロバスが停まっている。人数分の東温アルプスガイドと弁当を持って避難小屋に入るとMさんが待っていた。他の人も弁当を食べ終わったところのようだ。私も急いで弁当を食べてみんなと合流する。出発前に一応挨拶と言うことで自己紹介。そして今日はこの天気と人数なので登山道から外れて踏み跡に入り込むことをせずに、登山道だけを歩きますと説明する。

挨拶が終わったら私を先頭に出発。20人もいるのならツアーの旗がいるね(-_-;)

今日も主目的は天狗の庭なのでまずは水の元に向かう。登山道沿いのサイゴクサバノオを見つけてはここにサバの尻尾が有ります。アワコバイモの実が有りますと説明しながら降りて行く。ルイヨウボタンやヤマシャクを各自見つけては皆さん喜んでいる。登山道のすぐ横で見られるのが良い。

水の元の駐車場に降りて後続を待つ


デジカメ時計=12時5分

水の元のトイレに入る人を待って天狗の庭への坂道を上がる。ヒトリシズカ、アケボノソウの葉っぱ、ニッコウネコノメの終わったの等を見ながら歩く。

登山道脇のクロフネサイシン


雨がパラパラ降っているので60Dはザックに仕舞ってコンデジで撮影

天狗の庭ではヤマブキソウの葉っぱの違いを力説する。

コンデジで写した天狗の庭の雰囲気

Mさんからは例のレアものの花のリクエストが有ったので私一人で様子を見に行く。すると今朝の雨にうたれて花が地面にくしゃっとへばりついている雰囲気。それをMさんに言うと見なくても良いと言われたのでパス。この天気で20人があそこに入ったら花の周囲の地面がどうなるかが心配だったが行かないということで安心。皆さん、花を探して地面ばかり見ているので天狗の庭全体の雰囲気も味わって下さいねと話す。そして今日も天狗の庭の最後はヒメニラ。まだ1輪分かりやすい花が残っていて良かった。

トリガタハンショウヅルの横まで来てメンバーが揃ったところで私がクイズを出す。

ここから3m以内にトリガタハンショウヅルが有ります。どこでしょう。と言うと周囲を目で追っていた人が「あっ、あれだ」と簡単に見つけてしまった。すぐには見つからないだろうと思ってクイズにしたのにこんなにあっけなく見つけられてガッカリ(-_-;)

トリガタハンショウヅルを見たら林道を歩いて風穴に向かう。こんな天気で車もほとんど通らないので皆さん自由に周囲をチェックしながら歩くので前後が離れてしまう。でも時間も余裕が有るようなので焦って集合させる必要も無い。

林道の道端でこの花を見つけた。私は初めて見る花で何か分からない。Mさんが追いついて来るのを待って名前を尋ねるとマルバコンロンソウだと教えてくれた。

写真の写りが良くないので天気の良い日にまた探しに行かなくちゃ。

林道を歩いている時には雨も上がったのでコンデジではなくデジ一で写す。

林道途中から遊歩道に入る。ユキザサ、まだきれいなシロバナネコノメ、ハシリドコロ、オタカラコウの葉っぱ等を見る。

風穴に到着したらコチャルメルソウ、イワネコノメの終わったのを見てもらって花のガイドは終わり。

Mさんがヒメエンゴサクの特徴はこの花の付け根の葉っぱがギザギザになっていることだと他の人に説明している。私は皿ヶ嶺に咲くのは全部がヒメエンゴサクだと思っていたのだが、Mさんはこの特徴を持っているものだけがヒメエンゴサクだと言う。

これでまた宿題が増えた。天狗の庭のエンゴサクが何なのか?

私と一緒に歩きながら花の記録をメモしていた男性がいたが、葉っぱだけのものや蕾の状態、そして花が終わった残骸もいれると50種類ぐらいメモしたと言っていた。これで皿ヶ嶺が花の山だと実感してくれることでしょう。はるばる九州から来た甲斐が有ったかな?

駐車場に戻り最後の挨拶をしたら私は帰る。今日は天気も悪くガイドに徹して写真をほとんど撮らなかったので、今日のレポートの写真はこれで全てです。


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