今日は樹木観察会に誘われているのでそれに参加する。待ち合わせ指定場所の東温市役所駐車場に車を停めて目の前にあるコンビニで弁当を買う。ここに到着したのが指定時間の3分前ぐらい。コンビニを出たら丁度待ち合わせ指定時間になった。しかし観察会の提唱者のSさんや参加すると思える人の姿が無い? んんん? どうなっているのかな?

待ち合わせ指定時間に来たのに誰もいない理由は下記の2つが容易に考えられる。
1、天気予報を理由に中止になったが、私には中止の連絡が無かった。
2、私以外の参加者が早めに集合したので、どうせおいわさんは追いついて来るだろうから先に出発しようということになった。

もし理由1しか思いつかなかったらここで家に帰る人もいるかも知れないが、今日は樹木観察会参加を理由に時間制限なしの山歩きを許可されてきたのである。簡単には帰れない。理由2も考えられるのでそのまま出発。

出発前のメモ写真。ウバユリが見送ってくれる。


デジカメ時計=9時29分
空模様はこんな感じ。未明に強い雨の音で目が覚めたがその雨はやがてやんだ。この時点では青空が見えている。
先日、風穴周辺の雑草が草刈り機で全部刈りはらわれたが、ウバユリ、ヒヨドリバナ、ギンバイソウ等の花は残されていた。しかし花もつけていないこの植物が残されていて、いったいこれは何?と書いたら、それはウドだと教えてくれた。
先端に蕾らしきものが出来ている
竜神の吐息の出が悪い。まだ気温が上がってないのか?
ウバユリ
植栽のタマアジサイ


私はここ以外の場所ではタマアジサイを見たことが無いので、自生ではなく植栽であっても私にとっては貴重な花
ニシノヤマタイミンガサを見ながら歩いて行く
ニシノヤマタイミンガサの花


これを写していると上の方から声が聞こえてくる。あの声はもしかして?
あー、やっぱりそうだ。今日の観察会メンバーに追いついたようだ。男性3人だけのようで私を追加して4人での観察会だ。
クロモジの標識プレートとクロモジの木


しかしここで衝撃的な発言を聞く。愛媛には(皿ヶ嶺には?)クロモジは無いと主張している人がいるらしい。じゃ、目の前の木は何なの? クロモジには他にウスゲクロモジとケクロモジが有るとのこと。
目の前の木がコバンノキだと言う。葉っぱの形が小判に似ていることが名前の由来らしい。

今日のメンバーは全員皿ヶ嶺の樹木に詳しい人ばかりだが、その人たちから見てもコバンノキは皿ヶ嶺のここにしかない珍木だとのこと。
花は終わったんですかと聞くともう終わったと言われた。でも、あっ、あそこに実が有ると言われた。
小判に似ていると言う葉っぱを写す
あそこにキクバドコロの実が有ると指差された方向を見ると確かに何かぶら下がっている。こんなもの教えてくれなかったら気付くはずが無い。
上の写真のトリミング


8/8追加
キクバドコロの雌花
キクバドコロは雌雄異株

このキクバドコロの前だったか後だったか覚えてないが、登山道で4人が停滞しているときに単独の昔乙女が上がってきた。アイドルではないが皿ヶ嶺では顔なじみの人。私が今日は観察会で一緒に歩くと面白いよと声をかけると同行したいということで今日の参加者は5人になった。

???


今日は忘れずにメモ用紙とボールペンを持ってきているが、だんだん文字が書けなくなってきた。メモ用紙が湿ってくるとボールペンでは書けないようだ。だからこの葉っぱの名前が不明。


8/8追加
キブシ
???


8/8追加
ミヤマイボタ
Sさん愛用の小道具。長い柄のハサミで離れた場所の葉っぱや枝を切り取るためのもの。ここは県立自然公園内だが学術研究目的なので良いのだ(-_-;)
ただのノアザミかと思っていたら違うと言われた。ノアザミはもう花が終わったが、このアザミはこれから花が咲くのだ。ギョウジャアザミかイシヅチアザミだろうとのこと。また花が咲いたら写しに来ないといけない。
おー、サワグルミの実が凄いとの声でその方向を見るといっぱいぶら下がっている。サワグルミの実は第一回目の樹木観察会で覚えた。

サワグルミは渓谷に生息する樹木なの、でこの皿ヶ嶺の北側は渓谷の環境だと教えられた。
ハナイカダの雌花
あのアオハダは大きいねと言われたので写した。でも大きいも小さいもアオハダがよく分かってない(-_-;)
シラキ(だったと思う)
アブラチャン

木肌を見ただけでアブラチャンと分かると言われた。ネットで検索するとクロモジの仲間のようだ。今度一人で見た時に見分けがつくかな?
アキチョウジが咲き始めた
クロイチゴ
イヌガンソク
上の写真のトリミング


真ん中にちょっと形の違う葉っぱが出ている。これは胞子葉と呼ばれて周囲の葉っぱとは性格が違う葉っぱらしい。
ミヤマクマワラビ


ミヤマの付かないクマワラビと何が違うのかは知らない
葉の裏に有る胞子嚢
ミヤマハハソの実
オオバヨメナ
あそこにアサガラの実がいっぱいぶら下がっていると言われてその方向を見たが、そんな実は見えない。見えないはずだ。全然違う木を見ていた(-_-;)

他の樹木の隙間から遠くに見えていた。肉眼ではわりとはっきり見えたのに写真に撮るとそうでもない。
無理やりのトリミング
オオミヤマガマズミの葉っぱの特徴の説明を受ける。毛が生えているので触るとビロードのような感触だと言う。自分で触ると確かにそんな気がする。

「しかしビロードのような」という形容詞は分かったようで分からない。「これがビロードです」と言われるようなものを見たことが無い(-_-;)
イワタバコが満開
キヨタキシダ

ネットで検索するとキヨタキシダは山菜として食べられるそうだ。もちろんこの成長した葉っぱを食べるのではなくワラビやゼンマイと同様に新芽を食べるらしい。
クサコアカソ
???


8/8追加
アサガラ

メモ帳にはグミが書かれているのに写真が無い。「はい、これがグミ。ほれ」と裏返したら白い葉っぱが見えたので「あー」と知ったような相槌を打ったのに写真は撮らなかったのである。その時の気分次第なのである(-_-;)

???


ボールペンで全然書けなくなって名前の記録が無い


8/8追加
イトスゲ
ムラサキシキブだったと思う。

ムラサキシキブは葉っぱは覚えていないが紫色の実は知っている。でもこの風穴からの登山道沿いでムラサキシキブの実は見たことが無いと言うと、天狗の庭には実をつけるムラサキシキブが有ると言われた。
サルナシ
おいわさん、これがケクロモジ。葉っぱの両面に毛が生えているよと言われる。
どれどれとコンデジのスーパーマクロで葉の裏側を写してみると確かに毛が生えている。表の毛を写してなかったのが悔やまれる。渡された葉っぱは裏を写したらポイしたのだった(-_-;)
これはエンコウカエデと言われたが、以前の樹木観察会で見たエンコウカエデとは葉の形が違う。前見たのは猿の手だと言われたら納得してしまうような形だったが、これは猿の手には見えない。それを言うと葉っぱの形はいろいろあるとのこと。
コハウチワカエデ
ガンクビソウ

何年も前からこの花は見ているが、このテのキク科の花は敬遠してきたのでこれまでの私のレポートには登場していない。今回の樹木観察会をきっかけに私のレポートに初登場である。


8/8追加
コヤブタバコの可能性。花が咲いたら確認必要。
オウギカズラの白花
おいわさん、これ何か分かる? と言われたので「分かりません」と答えると、これはエイザンスミレの夏葉だと言われた。えー?? エイザンスミレの葉っぱと言えばあの独特の形しか知らないんだけど。
???


おいわさん、写しといてと言われて写したけどメモ帳に書かれてない


8/8追加
ヒメシラスゲ
クサアジサイの白花
キンミズヒキかヒメキンミズヒキと言われたが、ヒメが有ることを知らなかった


8/8追加
花が咲かないと同定困難
ヌスビトハギ
ヒヨドリバナ
サケバヒヨドリバナ
このアザミは葉っぱが広い
そして向こうには葉の細い別の種類のアザミがある。花の違いを確認しなきゃ。
イワヒメワラビ?

湿ったメモ帳とボールペンの組み合わせでメモした文字が判読困難


8/8訂正
ヒメワラビ
同じく
胞子嚢
おお、ムカゴイラクサのムカゴを初めて見た
ツリバナ

ツリバナの実は分かりやすいのですぐに覚えた。これも樹木観察会のおかげです。しかも一度覚えると風穴からの登山道沿いのあちこちにツリバナが有ることが分かった。去年までは全然気づかなかった場所にもツリバナが有るのを見つけた。
モミジカラスウリを観察するみなさん


このメンバーにとってはモミジカラスウリなんて珍しくもなんともないはずなんだが全員熱心に見るのである。もしかしたら除夜の鐘を聞くたびに記憶がリセットされるのかも知れないな(-_-;)
せっかくだから花を写しておきましょう
ハリガネワラビ

葉柄が長いのが特徴とのこと
これがクロイチゴだと言うのを見つけた
ササガヤ

私がボールペンでなかなか書けないで苦労しているのを見かねた昔乙女が鉛筆を恵んでくれた。このササガヤ以降は鉛筆でメモしている。
シシガシラ
ようやくベンチに到着
ベンチ横のタンナサワフタギに実が出来ている。第一回目の樹木観察会で初めてタンナサワフタギの蕾を知って3回目の今日、実を見たことになる。花は来年のお楽しみ(-_-;)
バライチゴの実
リョウブ
ヤマシグレの実
ツリバナの実
森のフラダンサー
竜神平に到着


デジカメ時計=12時26分


風穴の駐車場を出発してから3時間が経過

愛大小屋に入って弁当を食べよう。


      続く





inserted by FC2 system