今日は久しぶりにさくら山行会に参加する。おいわさん、最近はさくら山行会で山に行ってないけど、山行会辞めたの?と思っていた人もいるかも知れないが、辞めてはいない。ただ私の体調の問題が有って、山行会のハードな歩きにはついていけないと思って自重していたのである。そろそろ山行会に参加しようと思ったら、いきなり東温アルプス縦走で本当についていけるか心配ではあるが行ってみよう。

今日は地元の山とは言え、ロングコースなので出発が6時になっている。そのため目覚まし時計を5時にセットして寝たが、何故か目覚まし時計が鳴る前に目が覚めてしまった。そしてコンビニで弁当を買って東温支所に向かうとすでにバスは待っている。

6時過ぎにバスが出発して会長さん、矢野さんの挨拶が終わってから、マイクを引き継いで登山口に着くまでのヒマつぶしですとことわって、私の体調のことを説明する。

国道494号線をくねくねとバスは走り唐岬の滝駐車場に到着。

出発準備が終わったらここのヘアピンカーブの内側に咲いているキツリフネを写す。こんな場所に咲いているので、ヘアピンカーブをどうやってクリアーしようかと真剣に運転する人はキツリフネに気が付かないと思う。


デジカメ時計=7時2分
昨日が雨だったので滴がいっぱいついている

昨日はもしかしたら山は中止になるかと思うような雨だったが、天気予報は今日は晴れると言っていたので、中止の連絡は来なかった。
石墨山への登山口に入る


デジカメ時計=7時7分
出発時はまだこんな空模様
ここにもキツリフネ

私は皿ヶ嶺ではタイミングが合わないのかキツリフネをあまり見たことが無いが、石墨山ではキツリフネをよく見る
オトコエシ
割石峠の名前の由来となったと言われる割れた岩
んんん???


これは何?
花の名前を教えてくれる掲示板でオオヤマハコベと判明


皿ヶ嶺でも見たことのない、私にとっては初めての花だ

ここ最近はさくら山行会に参加せず、樹木観察会によく参加しているレポートを見て「おいわさん、宗旨替えしたの?」と思った人もいるかも。実はここでお知らせが有ります。私のこんなページを見た人から「おいわさん、皿ヶ嶺の植物図鑑を作ってみないか」と言われ、お調子者の私は「あー、やってみましょうか」と答えてしまったのである。ところが私が今までに撮りためた写真はほとんどが草本の花の写真。しかし植物図鑑を作ってみないかと言った人は、草本の花だけでなく、皿ヶ嶺の樹木やシダ類も網羅した図鑑を要求していたのである。そこで樹木やシダに無知な私のために樹木観察会を実行してくれたのであるが、その効果はまだ出ていない(-_-;) 

草本の花の写真をアップする作業は進行していて、かなり写真も増えたので、まだ未完成ではありますが、ここで公開しようと思います。スマホを持っている人は皿ヶ嶺の山中でもこの図鑑を見ることが出来ますよ。もちろん通信圏外では見ることが出来ませんが。植物図鑑をスマホで見るためにはgoogleで「皿ヶ嶺の植物図鑑」で検索してみてください。googleの提供する無料サイトにアップしているので、google以外の検索エンジンではヒットしないかもしれません。

ところでオオヤマハコベの写真のあとで唐突に図鑑の話を出した理由ですが、東温アルプスに咲く花と皿ヶ嶺に咲く花はほとんどが一致します。しかし、東温アルプスの皿ヶ嶺以外では見たこと有るけど、皿ヶ嶺では見たことないと言う花がわずかに存在します。その一つが上のオオヤマハコベ。残りはアサマリンドウとエンレイソウ。皿ヶ嶺のエンレイソウはシロバナばかりで、ただのエンレイソウを私は見たこと有りません。何が言いたかったかと言うと、皿ヶ嶺の植物図鑑が完成したとしても「オオヤマハコベ、アサマリンドウ、エンレイソウ」は掲載されないと言うことです。ただし、これは私個人が見たことないと判断してのことなので、私は皿ヶ嶺で見たことあるよと異議を唱えてくれたら修正は可能です。

以上、まだ作成途上の皿ヶ嶺の植物図鑑のお知らせでした。

さてオオヤマハコベを写したら先を行く山行会メンバーに追いつかないといけない。東温高校の小屋前の分岐でみんな待ってくれていると思い込んで歩いてきたが、誰もいない。ここを小休止なしで通過したようだ。


デジカメ時計=7時38分
ムラサキニガナがある。咲いてないけど証拠写真としてアップしとこう。
コシアブラらしい。

樹木観察会に参加したからこれを見てコシアブラだと分かったのではない。

前を歩く人が「これはコシアブラ。食べたらうまいんよ。」と話をしていたのを聞いていたのである。
ツルリンドウが固まって咲いている。こんなの初めて見た。
登山道のすぐ横に林道が出来ている。うっかりすると間違いそうだ。
ガンクビソウ
ツクバネソウの形の良い実を見つけた。ネット情報ではこれが名前の由来となっているとのこと。でも若い人はピンと来ないかも。

正月の羽根つきの羽根に似ているのでツクバネソウの名前になったというのだ。

ツクバネソウの花を見ても「何故ツクバネソウ?」と思うかも知れないが、これを見たら納得である。
すっかり文字が消えてしまった標識

何が書かれていたのか忘れてしまったので過去のレポートを見て確認。

「急登15分、いっぷくしましょう」と書かれていたのだ


デジカメ時計=8時17分
急登が始まる
ここに写っている3人の位置関係からも急登だということがよく分かる
石墨の分れに到着


デジカメ時計=8時40分
足元に咲くこの花はキンかヒメキンか確認しよう
オシベが5本だからヒメキンミズヒキだな
わずかな休憩が終わったら出発。いよいよここから縦走開始だ。

天気はこんな感じだが、天気予報では晴れることになっている。

デジカメ時計=8時50分
オトギリソウ発見
法師山に向かう途中に樹木が生えてなくてササだけの稜線がある。いつもここにササユリがいっぱい咲くんだが、今年は石墨山界隈のササユリを見てない。
法師山手前の巻き道との分岐に来た。ここに立っている標識で白猪峠を示す矢印の向きが明らかに間違っている。それで誰か親切な人がテープを貼って応急処置をしてくれていたのだが、そのテープも剥がれて白猪峠を示す矢印が正反対の方向を指している。これはマズイ。
ガムテープを持っている人がいたので、間違った矢印の上をガムテープで隠して応急処置完了。

ちなみに何故ガムテープを持っているのか尋ねると、登山靴などが破れた時のための応急処置用だとのこと。凄い。そこまで想定していろいろ持っているんですね。


デジカメ時計=9時26分
巻き道の終点付近で白いソバナを発見
これも白い
あれは青色だ
GPSによれば、この辺りに白猪山の三角点が有るはずと思って探したら三角点を見つけた。完全にササに隠れてしまっている。


数年前まではここにキティ山岳会の標識が有ったんだが、いつの間にかなくなってしまった。ネットを見ているとキティ山岳会の標識を目の敵のようにして見つけたら捨てる人がいるようだ。確かにあちこちの山のキティちゃんが行方不明になっている。

一つの山頂に標識が何個も有るのはさすがに「うーん?」と疑問に思う時も有るが、標識が無かったら素通りしてしまうような場所の標識は有っても良いのでは?
上の写真のトリミング


ササに隠れた三角点が写っているんですが分かるかな?
良い感じでモミジの葉っぱ。紅葉の頃に歩きたいね。


せっかく樹木観察会に参加していながら、このモミジの正確な名前が分からないのである(-_-;)
白猪峠通過。休んでくれない(-_-;)


デジカメ時計=10時28分
ツルリンドウ
ミヤマノダケも有る
おっ、少し光芒がさしてきた。やっと晴れてくるかな?
縦走路脇のブナの木
根無山


ここも休むことなく通過


デジカメ時計=10時55分
根無山からの下り

縦走路に大木が並んでいる
これはツリバナかな?
樽谷山への登り
樽谷山

井内峠で下山を希望する人が居て、下で待機しているはずの竹乃井交通の運転手さんに電話して井内峠まで上がって下さいと連絡している。私のスマホからは電話がかからなかったのでドコモの携帯でかけたのだ。ここでドコモの携帯はアンテナ3本。最近買った私のauスマホはアンテナ2本。ただしスマホはアンテナ最大5本らしいので、5本中2本立つと言うことは電波状態は良くないということになる。auが悪いのか私のスマホが悪いのか。


デジカメ時計=11時23分
この辺はスズタケがかなり成長している。ただし手で払いながらでないと歩けないというレベルではない。普通に歩いて体に触る程度だ。
梅ヶ谷山と樽谷山を示す標識。この標識の数m西側に根無林道に降りる踏み跡が有った
あれっ、こんなところでランチ?


デジカメ時計=11時41分
ランチが終わればコーヒータイム

手づくりケーキも出てきます


デジカメ時計=12時7分
ランチが終われば出発
豊かな自然林を歩くのは気持ちが良い
気持ちが良いけど、こんな坂はイヤ(-_-;)
梅ヶ谷山の手前に有る展望の良い場所に到着


正面は石墨山


デジカメ時計=13時9分
背後に石鎚山系も見えている


晴れて良かった
正面が石鎚
少しトリミング

山頂小屋や石鎚神社も見える

右端の切れ落ちているのが南尖峰
梅ヶ谷山の反射板横を通過

さっきの展望所で小休止したからここは素通りで問題なし


デジカメ時計=13時23分
梅ヶ谷山からの快適な下り
と思ったらまた上る。梅ヶ谷山から井内峠へは下りだけではないのだ。小さなアップダウンがいくつか有る。
もう井内峠は目の前か
ようやく井内峠に到着。東温アルプス縦走の前半が終了。


デジカメ時計=14時15分

会長さんが井内峠で下山したい人は手を挙げて下さいと言ったところ、なんと9人もここから下山することになった。


     続く





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