今日は皿ヶ嶺の樹木観察会に参加する。しかも今日はシダに詳しい人が案内してくれるシダ観察会の予定なのだ。コンビニで弁当を買って水の元に向かう。早目に到着してメンバーが集まる前にその辺のものを写してみよう。

アケボノソウ
ヒヨドリジョウゴ
キブシの実

これはドライブスルーキブシなので車の運転席から見ることが出来る
ガードレールの下に見えるこれは何?
メンバーも揃って話をしているときに虫が遊びに来た。触角の途中にコブが有ると言う不思議な虫。
触角が長い

こんな写真を撮りながらシダの案内人を待つ

今日の参加者は提唱者のSさん、そしてNさん、昔乙女のYさんと私、つまり4人プラス、シダに詳しい人の合計5人で歩く予定。ところがそのシダの案内人の車が到着して、車から降りて我々に向かって歩いてくる姿が痛々しい。聞くと昨日足を強く打って今日は歩けない。つまり案内出来なくてゴメンナサイと言いに来たのである。あらあ、それは仕方がない。また別の機会に案内してもらうことにして今日は4人だけで歩こう。

今日は畑野川登山口から上がると言うことで私の車に乗って畑野川登山口に向かう。

上林トンネルに向かって車を走らせているとNさんが、あそこにオニグルミの木が有りますと言うので車を停めてオニグルミを見に行く
おう、ちょうど今がその季節なのかクルミの実が道路に落ちている
わざわざ写真用にクルミの実を集めたところ

ここに写っている足はYさん。クルミの実を拾ってナイロン袋に詰め込んでいる(-_-;)
見上げるとまだ青いクルミもなっている
その向こうにはサワグルミの木もある
サワグルミの木であることが分かるように少しトリミング
これがオニグルミの葉
すぐ横にはケヤキの大木
ケヤキの大木の表面には面白い模様が出来ている
今日の私の秘密兵器の単語カード

今日の観察会のために昨日スーパーの文具売り場をグルグル探し回って買ってきた。買って来て大正解だったのだ。


それにしても幼稚な文字。ちょっと恥ずかしい(-_-;)

何故単語カードを持って来たのか解説を。これまで観察会にはメモ帳を持って行って植物の名前を聞いたらそれをメモ帳に書いてから植物の写真を撮っていた。しかし家に帰って写真を見ながら整理していると、写真は有るけどメモが無い、逆にメモは有るけど写真が無い、というのが何度も有って、これではいけない。せめて植物の名前だけでも漏れなく記録するにはどうしたら良いかと考え、植物とその名前を書いたメモを同じ写真に写し込めば良いと考えたのである。それにはこの単語カードが最適だなと思って買って来たのだ。値段も安くて良い。同行のNさん、Yさんもこのアイデアを褒めてくれた。

オニグルミの葉と実
もう一度サワグルミ
このオニグルミを教えてくれたNさんが道路の反対側、つまり山側を指差して、あれもオニグルミ、あれもオニグルミだと言う。つまりこの辺りはオニグルミの群落だと言うことになる。
すぐ横にはフサザクラ。一度覚えると皿ヶ嶺や白猪の滝などあちこちにフサザクラが有ることが分かるが、私はこれだけの回数、皿ヶ嶺に来ているのにフサザクラの花を見たことが無い。気付かないほど地味な花と言うことらしい。
これはクマノミズキだとのこと
普通のミズキと何が違うのかと言うと、クマノミズキは葉が対生になっているとのこと。ミズキはこれに対して互生と呼ばれる。
葉が対生? 同じ場所から左右に葉が出ているのを対生と言うことだ
クマノミズキの実
林道の道端でこんなものを見つけた。ナギナタコウジュの蕾かな?
オオマルバノテンニンソウも林道のすぐ下に咲いている
ミツバウツギの葉っぱ
コバンノキ

コバンノキは風穴からの登山道沿いに1本だけあり、そこだけにしかない珍木だと紹介したのにここに有る。
そのコバンノキはケヤキの大木に着生している


このケヤキの大木には他にもいくつかの木が着生していた
ウスゲクロモジ
葉っぱの表側
葉の裏をスーパーマクロで。確かに毛が生えているのが分かる。


この前も私のレポートに書いたと思うけど、皿ヶ嶺にはクロモジは無いと主張する人がいるらしい。多分、その人が言いたいのは、クロモジだと思われているのはほとんどがウスゲクロモジだと。
我々の横を何台かの車が通過する。路上のオニグルミの実はタイヤで踏みつぶされる。踏みつぶされた実をかじってみた。確かにクルミだ。間違いない。


デジカメ時計=10時1分

このオニグルミのために滞在した場所で30分経過。観察会だからこんなものか。

この週末は私のレポートを見た人がクルミの実を拾うために路上駐車の車があふれるかも(-_-;)


     続く




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