今日はさくら山行会で東温アルプス登山道整備の日だが、天気予報は良くない。午前中は雨が降る予報。しかし登山道整備は雨天決行なので仕方なく雨合羽の上だけ着て集合場所の川内支所に向かう。ところが大事なものを忘れた。デジカメである。会長さんにデジカメ忘れたんですが、写真は撮った方が良いですかねと聞くと、写真は是非撮っといてと言われたので我が家に戻り防水コンデジを持って来る。写真が必要な理由は草刈り後の写真をネットにアップして、こんなに歩きやすくなったから是非みなさん東温アルプスを歩いて下さいねと宣伝するためである。
デジカメを取りに帰って支所に戻ると会長さんが今日の段取りを説明している。今日は6班に分かれて石墨山から上林峠までを草刈りすることになっている。会長さんが作業の途中であっても3時になったら作業をやめて帰って来てくださいと言うことだ。
ところで6班の編成と言うことは、さすがさくら山行会は草刈りボランティアでも多くの人が参加するんだねと思われたかも知れないが、実態は違うのである。さくら山行会も着実に高齢化が進行し、参加者が少なくなっているのである。それで今年は会長さんの発案でボランティア募集のポスターを作成し、川内公民館や松山市内のアウトドアショップコンパスにそのポスターを貼って希望者を募ったのである。しかし結局はポスターの効果は無く、会長さんの個人的なコネで伊予銀行から5人応援してくれることになった。そして今までは参加していないが今年は会長さんのたっての願いで参加してくれた矢野さん、そして矢野さんが声をかけて参加してくれたHさん。つまり7人はさくら山行会の会員以外なのである。21人参加で7人は部外者ということは山行会からは14人しか集まらなかったと言うことになる。
我々の班は班長のOさん(草刈り機担当)と矢野さん、矢野さんの知り合いで今回協力してくれるHさん、そして私の4人。班長さんは自分の軽トラに草刈り機を乗せて出発。残り3人はHさんの車に乗って唐岬の滝駐車場に向かう。我々の班は白猪峠から西方面の担当なのだ。
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唐岬の滝駐車場到着
デジカメ時計=8時10分 |
班長さんの言うには白猪峠から西に歩いて井内峠から上がってきた班と出会った場所から作業しながら引き返すことになっているとのこと。それを聞いた私はそれなら長い距離を歩いた班が作業範囲も長くなって不公平ではないかと最初は思った。しかし長い距離が歩けるということは登山道の障害が少ないと言うことで、草刈り作業も少なくて良いということでもあり、この作業分担は不公平ではなく合理的なのかもしれないと思った。
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最初は林道を歩きながら林道沿いに咲く花を写そう。
アケボノソウとキツリフネ。林道沿いにはキツリフネが多い。 |
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ミヤマノダケ |
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ミョウガの群生地が有るのだが、もう葉は黄色く枯れていて収穫の時期は終わったようだ |
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オトコエシの花 |
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スギの木が何本も折れている。去年もここに来ているけどこんなに折れていたかな? |
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林道上に折れた杉が散乱している。これは間違いなく去年は無かった。
班長さんは草刈り機をかついでいるのに、何の障害物も無いようなペースで歩いて行くので、あとからついていく3人は唖然として見ている。 |
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ジンジソウの蕾 |
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この道で合ってるの?と疑問に思いながら一度は違う踏み跡に入った。しかし結局はさっきの道で良かったんだということになり元に戻った。私を含めて今日の4人全員がここを歩いた経験者。それでも道を悩むほど荒れているということだ。 |
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白猪の滝から上がって来る登山道に合流した |
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これはオヤマボクチかな?
この前の東温アルプス縦走の時にオオヤマハコベを見て、皿ヶ嶺では見たことないと書いたけど、この花も皿ヶ嶺で見たことないね。ただし、見たことないと言うのは私個人の思いであって、皿ヶ嶺に無いという意味ではないので誤解のないように。もしかしたら皿ヶ嶺にも有るかも知れないのだ。 |
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イチヤクソウ?
マルバイチヤクソウ? |
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茶店が有ったと言われる狭い平坦地で小休止。その場所にあったツリバナ。 |
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白猪峠に到着。小休止後西に向かって出発。
デジカメ時計=9時31分 |
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このあたりはスズタケではなく低いササの地域なので草刈りの必要は無い |
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ツルリンドウ |
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根無山
デジカメ時計=10時1分 |
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根無山の標識を写してから背後を見るとリョウブの木が有る。リョウブは樹皮を見ただけで分かるようになった。これも樹木観察会のおかげだ。 |
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樽谷山
デジカメ時計=10時23分 |
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樽谷山から先に進む途中で状況を示すために私の鎌を置いて写してみた。このあたりは地面が見えている。 |
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あれぇ、この標識まで来たけど、まだ井内峠からの班に出会わない。GPSを持って来るのを忘れたけど、かなり西の方に来ていると思う。でもその分、歩きやすいところが多かったと言うことでもある。
デジカメ時計=10時43分 |
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ようやく井内峠からの班に出会ってランチタイム。
デジカメ時計=10時59分 |
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ランチが終われば作業開始。草刈りしながら出発地点に戻る。
作業前後の比較のために作業前の写真を撮っておく。
デジカメ時計=11時13分 |
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作業後 |
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背丈ほどのスズタケが両側に有るが、このあたりは去年刈った場所なので登山道は比較的ササの少ない状況だった。
これが2年目だと、スズタケが物凄いことになってくるのだ。 |
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選手交代。
結局草刈り機を使わなかったのは私だけ。慣れない作業をして事故を起こすといけませんから(-_-;) |
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樽谷山で小休止と草刈り機の燃料補給
デジカメ時計=12時54分 |
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刈った跡を振り返る。ハイウエーみたいだ。 |
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刈り残した気になるササを鎌で刈り取る |
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良い感じですね。
ところがレポート用に写真のリサイズ後、「名前を変えて保存」すべきをマウス操作のミスで「上書き保存」してしまい、オリジナルの写真が消えてしまった。
消えて嘆くほどの写真では無いが、そんな操作ミスをするということに老いを自覚する。オイオイ、そんなに大袈裟に書かなくても(-_-;) |
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根無山
デジカメ時計=15時7分
最初の段取り説明の時に3時になったら作業は終えて下さいと言われていたのだが、班長さんが、「ここからはざっと行きましょう」と言って草刈り機のエンジンを止めることなく先に進む。 |
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確かにざっと作業して白猪峠に到着。ざっと作業したと書いたけど、それを非難するつもりはなく、このあたりは最初に書いたように元々ササが少なかったので、目立つものだけを切り飛ばしながら進んできたのだ。
デジカメ時計=15時22分 |
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白猪峠からは駐車場に戻るために歩くだけ。私はコンデジで写真を撮りながら歩く。
モミジガサ
モミジガサも皿ヶ嶺に無いことは無い。ややこしい書き方だけど普通の人はあまり行かない場所にある。 |
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オヤマボクチ |
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あれっ、オオヤマハコベがここにも有る |
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キツリフネの群生を見ながら歩く |
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これは何?
パッと見はウワバミソウだけど花の時期が違う |
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花の名前を教えてくれる掲示板でヤマミズと判明。これまで皿ヶ嶺のレポートでヤマミズと紹介してきた花と雰囲気が違うんだけど。
皿ヶ嶺で見たヤマミズは、この花の茎の部分がまだ伸びる前の状態なのかな? |
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ハシカグサも咲いている |
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葉よりも下に垂れ下がっている。これはコアカソの実? |
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コウガイゼキショウだったかな?
一昨日観察会で見たはずなんだが |
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時期外れのヤマアジサイを写そうとしたら勝手にフラッシュが光ってしまった |
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これは何の花だろう。とりあえず写しておこう。
それにしても一番手前の蕾がポンボケなのによくこんなものアップするねと言いたい人も居るでしょう。ピンボケでも良いんです。雰囲気を感じてくれたら(-_-;) |
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ソバナの終わりかけも有る |
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アケボノソウは多かった。丁度ピークの頃だったのかな? |
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シロヨメナ |
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このサイズにすると何を写したのか分からんようになってしまった。
アケボノソウが5株ぐらい固まっていたのだ。 |
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駐車場に戻った
デジカメ時計=16時25分 |
私の携帯から会長さんに我々の班は終わったので帰りますと報告。
今日の作業に参加されたみなさんお疲れ様でした。特に不慣れな作業だったと思う伊予銀の応援者の皆さん、有難うございました。
レポート作成時に会長さんから進捗状況を教えてもらいました。
上林峠から井内峠の間・・・作業完了
井内峠から白猪峠の間・・・作業完了
白猪峠から石墨の分れ・・・作業完了
石墨の分れから石墨山・・・八割方完了
このレポートを見てくれた人は縦走路が快適になったことが分かったでしょう。これからの紅葉の時期に東温アルプス縦走路を歩いて下さいね。
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