石鎚で御来光や墓場尾根を見てきたが、帰りにまだ寄り道したいところが有る。皿ヶ嶺だ。あの例の花は結局アキノタムラソウの葉の変異種ということで決着したが、花はアキノタムラソウと同じと言える写真が無い。前回は葉に注目して葉の写真ばかり撮っていて花のまともな写真が無い。花ももう間もなく散ってしまうだろうからまだ花が有る間に行かなくては。

畑野川を走っていると田んぼにかかしが何体も有って見物人が歩いている。これは何?と思ったらかかしコンクールの幟が立っている。ちょっと道端に車を停めて写してみる。時間に余裕が有ればもっと見て回るんだが今日は本当に時間が無い。
畑野川登山口近くに車を停めてこの前の観察会でチェックしたノコンギクを見る。この前は一株しか咲いてなかったが、今日は何株も咲いている。
葉っぱ

今度は車を風穴の駐車場に停める。もう車はいない。普通の人はとっくに帰る時間に来たんだから車が無いのは当然かな?

駐車場のすぐ近くに咲いていたナギナタコウジュ
元バルタン星人
ベンチ横のタンナサワフタギの実
お気に入りのブナ林
これも気になる花だが、これが目的で来たのではない
同じ花をコンデジで
そして今日わざわざ石鎚の帰りに寄り道してまで見に来た花。アキノタムラソウに花は似ているが葉が違うので一時はダンドタムラソウ?と思っていたが、結局はアキノタムラソウの葉の変異種に落ち着いた。
花のクローズアップを撮りたいが、茎が風で揺れてなかなか写せない。仕方が無いので花を一つだけ切り離して座布団に乗せて撮影。
ダンドタムラソウではなくアキノタムラソウと結論が出た理由は先端が曲がったオシベと言うことらしい。

誰も居ない竜神平に到着
ススキを見たら帰ります
ササの中でアキノキリンソウが咲いている。今日石鎚で見たアキノキリンソウはもっと背が低かった。でも花のサイズで品種を区別するのは良くないと言われている。どちらも同じアキノキリンソウなんでしょう。
森のフラダンサーは、わざわざ石鎚から寄り道して会いに来てくれたのを喜んでいるようだ
???
???
ツキヨタケ

ヒラタケと間違えて食べたら苦しむことになる
ここ最近気になり始めたブナの木。巨木ではない。ただ枝の広がり具合が良い木だなと思い始めた。
この赤い葉は?
だんだん紅葉した木が増えてきた
ツリバナが目立つ

アダムスキー型UFOも下から見たらこんな形?
このブナは黄葉し始めたようだ
定点観測のミズナラとその手前の紅葉

この木は何なのか知らないと書き続けてきたが、ついに正体が分かった。シラキらしい。
シラキの葉


確かにネットで検索してもシラキはこんな葉っぱだ
あれもシラキ?
シコクブシ
黄一点


「こういってん」と読んでね
駐車場近くのナギナタコウジュ

駐車場の車の横で帰る準備をしていると一台の車が寄ってきた。運転手が私に話しかける。あれっ、植物観察会で一緒になったNさんではないですか? あー、そういえば今日は植物観察会が予定されていたが、私は石鎚紅葉見物を優先させたために観察会は欠席しますとメールしていたのだ。その観察会は今日は参加者は2名。提唱者のSさんとNさんの二人だけだったとのこと。

じゃあ、あの謎のタムラソウも見て来たんですねと尋ねると、いやいや、そこまでたどり着けなかっと言う。あちこち見て回ったら凄い時間がかかったそうだ。ここで先ほどのミズナラ近くの紅葉した木はシラキだと教えられる。それと私の今までのレポートで、風穴付近のナナカマドは全て植栽されたもので自生のナナカマドは無いと書いてきたが、今日の観察会で自生のナナカマドを見つけたらしい。葉も実も小さく最初はナナカマドと分からなかったが、よくよく観察し、消去法で考えるとナナカマドだろうとの結論になったとのこと。ただ登山道沿いには無いとのことで実際に見ようと思えば案内が必要かな?

二人で話しているとSさんもやってきた。Sさんは付近で探し物をしていたそうだ。探し物と言っても財布を落としたとかいう探し物ではない。やはり植物を探していたけど結局探していた物は見つからなかったそうだ。

これはクマノミズキかミズキかどちらですかと尋ねると、クマノミズキだと言われた。葉が対生だからと言われたが、あちこち見ると対生ではない葉も有る。葉だけでなく枝も対生と言われるが、これも探し回ると対生でない枝もある。クマノミズキはほとんどが対生だからただのミズキと区別できると言うことかな?ところでこの写真を写した理由?

クマノミズキの葉っぱの出方の特徴を教えられたんだが、その特徴を簡潔に説明できる言葉が思い浮かばない。だから写真だけ(-_-;)

二人は先に帰り私が後から帰っていると2車線になった道路で車が停まっている。私を待っていたように思えたので車を停めると、コンクリートの防護壁のさらにその上の防護ネットの向こうに見える木を指差して「あれがゴンズイだ」と言う。わざわざこれを教えるために待っていてくれたんですね。有難うございます。ところでわざわざこんな道端で教えてくれるということは、皿ヶ嶺の登山道沿いには無いと言うことかな? その点は聞きもらした。それにもう暗くて写真も撮ってない。

空が凄い色になっていたので車を停めて夕焼けを写す。


デジカメ時計=18時3分


今日は石鎚からの帰りに寄り道で皿ヶ嶺に来たけど、一応目的としていた花も写せたので良かった。あとはあの例の花の開花を見るだけだな。


    一人でお出かけに戻る   TOPに戻る   これまでの皿ヶ嶺山行記





inserted by FC2 system