今日はさくら山行会で淡路島に行く。諭鶴羽山という私にとっては聞き慣れない響きの山に登り、下山後にすぐ近くの有名な水仙を見て、帰りには温泉に入って帰ると言う計画である。標高の低い里山のような山歩きらしいので、これは言わば敬老会のバス旅行でオプションで山歩きがついてくると言った感じである(-_-;)

今日は四国外に遠征と言うことで出発が6時になっている。なおかつ車を置いて行けと言う指令に従い、6時前に歩いて川内支所に向かう。もちろん温泉セットも忘れずに持って行く。支所に到着すると竹乃井交通の大型バスが停まっている。今日はマイクロバスではないのだ。今日の参加人数は最終的に28人に落ち着いたそうで大型バスで28人なので余裕である。

6時にバスは支所を出て川内インターから高速に入る。そして石鎚山SAで矢野さんが乗り込んでくる。徳島自動車道に入り吉野川SAでトイレ休憩。次に大鳴門橋を渡ったところにある淡路島南PAでトイレ休憩。

淡路島南PAからは大鳴門橋が見える


デジカメ時計=8時37分

西淡三原ICで高速をおりて諭鶴羽ダムを目指す。山間部の道路を走っていると道端に野良犬にしては大きな動物が横になっているのが見えた。すぐ横を通過するときに見ると鹿だ。山で狩猟の獲物として降ろされたのか、交通事故に遭ったのか? 野生の鹿が道端に転がっているのを初めて見た。

そして目的地の諭鶴羽ダムに到着。大型バスが停まれる広い駐車場が無かったので結局ダムの堤に停車。(注 普通車の駐車場はダムのすぐ手前に有る)

ここで出発準備。この写真で説明すると、左側から上がってきた。そして私の背後に登山口が有る。


デジカメ時計=9時16分
バスを停めた場所の対岸に登山口が有る。ダムの堤を歩いて登山口に到着。小型車なら数台分の駐車場が登山口近くに有った。


デジカメ時計=9時25分
最初はスギの植林帯を行く。ずーっとこんな植林帯ならイヤだなと思ったが、このスギ林はすぐに終わった。
神倉神社(かんのくら神社)前を通過。

初めて来た私がこの神社の名前を知っているはずが無い。この看板に書かれていた説明をそのまま書いたのである。
木の隙間から出発点の諭鶴羽ダムが見えている
常緑樹の森を行く。何の木だろうと聞かれたが分からない。皿ヶ嶺では見たことない木だ。
近畿自然歩道の標識が何か所も有るので、道に迷う心配は無い。登山道もよく整備されていて歩きやすい。
地元の人と思える登山者とすれ違うときがある。愛媛から来て、帰りに水仙を見て帰ると話すと、きれいに咲いているから見て帰ってくださいと言われた。
 
アンテナ横を通過。この諭鶴羽山は淡路島の最高峰らしくて大きなアンテナが山頂近くに立っている。高速降りてからすぐに「あの山です」と説明できるぐらい分かりやすい。
アンテナを過ぎたらコンクリートの道になった
山頂に到着。風が強い。祠の前に立てられている竹が大きくしなっているのが分かる。
記念写真


手前の四角いのが1等三角点。標高607.9m



デジカメ時計=10時57分
記念写真を撮ったらあわただしく下山。とにかく風が強い。

周囲の樹木も人の手の入ってない原生林の雰囲気がしていかにも神域の森のようだ。
神社のすぐ近くに休憩所が有り、ここを利用してランチタイム。テーブルセットもいくつかあるが、矢野さんを入れると29人もの大所帯なので全員はテーブルに座れない。私も含めて男性数人は畳の大広間に上がって弁当。
今日みたいな風の強い日に部屋の中で食事が出来るのは有難い。


デジカメ時計=11時12分
ランチタイムが終われば神社周辺を散策。これは神社横の森。

雰囲気良いなと思ってこれだけ大きなサイズで。
ゆずりは木と書かれている。愛媛にも譲葉ヶ森という四国百名山にも選ばれている山が有るけど、ここも譲り葉の木が山名の起源になっているらしい。
神社を正面から

「ゆずるは」という名前でアイススケートの羽生選手の聖地になりそうな名前だなーと思ってネットで検索したら、やはり同じ思いでこの神社を訪れる人もいるようだ。羽生選手ファンが奉納した絵馬が飾られているとホームページ作成時にネット検索で知った。先に知っていたらどんなものか見に行ったのに。
諭鶴羽神社ご案内と書かれた看板が3枚並んで立っている。

淡路島は神話では一番最初に出来た島だというぼんやりした知識は有るが、それ以上のことは知らない。ここに参拝してじっくり看板を読んでください。
先ほどのランチを食べた建物近くにこの黄色のキク科の花が咲いていて気になった。この季節に咲く花ってなんだろう?

皿ヶ嶺付近では見たことのない花だ。結局最後の行程の水仙の花を見た後のバスの中でこの花の正体が分かる。それは最後のお楽しみ(-_-;)
天の浮橋遥拝所と書かれた展望台のようなものが有る。一体何が見えるんだろう?
見えたのはこれだ。紀伊水道に浮かぶ沼島。

ウイキペディアによれば、最初に出来た島がこの沼島で、その後に淡路島を作ったという説が書かれている
ランチも終わり、コーヒーも飲み、神社前に有ったセルフサービスのお神酒もいただいたら帰ります。帰りはそのまま南の海岸に降りて有名な水仙を見に行く。


デジカメ時計=12時32分
神社横の日の丸が半旗になっているのを見て「なんで半旗なんだろう?」と聞かれたので、「パリのテロ犠牲者を悼み・・・」と冗談を言いかけて「あっ、今日はあの日だ。あれから20年が過ぎたとニュースでも言っていたではないか」

そうなのだ。今日はキャーキャーと賑やかに歩くのはちょっとまずいなという日だった。

境内で掃除をしている人に確認するとやはり震災犠牲者のための半旗だった。
下山路は歩く人が少ないのか少し荒れている。山歩きに慣れてない人にとっては歩きにくいが、さくら山行会のメンバーなら平気だ。
帰りも原生林の雰囲気の中を歩く。ほとんど常緑樹の森だ。でも何の木なのかは分からない。
登山道が大きく掘れ込んでいることからも古くから歩く人が大勢いたことを感じられる
こんな地蔵さんと説明の看板が点在している
ここには気になる黄色の花が群生している。


この辺で小雨が降り出した。いや、霙だ。ややや、雪だ。あわててこの後60Dはザックに仕舞う。
鹿対策のゲートに出た。私が最後尾なので通過後にゲートを閉める。


デジカメ時計=13時21分
海も見えてきた。傘が写っていると言うことはまだ雨は降っている。でも空の色は雨雲の色ではない。にわか雨(にわか雪)だったみたい。
この地蔵さんの前にも黄色の花


とにかくこの黄色の花は何? と気になって写しまくる
登山口に出て振り返ったところ


デジカメ時計=13時26分
あとはこのコンクリートの道を降りて行けば海岸に出る予定

雨の気配も無くなったので、このあと再度60Dが登場
海岸に出た。バスがどこに居るのか知らないが水仙はすぐ近くらしいのでそのまま歩いて行こう。
バスは海岸に出たらすぐ目の前に停まっていた。右奥に見える緑色の斜面が水仙畑らしい。あそこなら歩いてでも行けると思ったが、バスで移動するとのこと。ザックを大型バスの荷物室に入れる。

幸いにもバス専用の駐車場が空いていてすぐに駐車出来て良かった。有名な観光地なので大型バスが何台も来ると停めることが出来ないだろう。

ここが入口。この奥に水仙畑に入るための入口が有るが、有料なので入場料が必要。通常は500円のところを団体割引で450円。
水仙の花? の看板を見ながら坂道を上がる
振り返るとこんな感じ
水平線と水仙
向こうに見えるのは諭鶴羽神社の遥拝所から見下ろした沼島
天気が回復して良かった。雨の日に来たくない。
双海の水仙も見に行かなくちゃ

バスに乗ったらあの黄色の花の正体が分かった。誰かがやはり気になるので先ほどの売店で店の人に聞いたらしい。あの花は「ナルトサワギク」だと教えられたとのこと。早速スマホで検索したところビックリ。

ナルトサワギクは在来種を駆逐する勢いで繁殖して特定外来植物に指定されているらしい。なおかつ有毒植物。この「有毒」の説明を見て「やっぱり」と思った。休憩した建物の前に椿の木が何本も生えているがいかにも鹿の食害と思えるような下の方は全く緑が無かったのだが、そのすぐ横で黄色の花が咲いているのを見て、鹿が食べないと言うことは有毒なのか? と思っていたのだ。

さて帰りは温泉に立ち寄ると思っていたら、予定よりも下山が早くて、このまま早く家に帰りたいと言い出す人がいて、結局温泉はパスして川内に戻ることになった。温泉に入るのを楽しみにしていたのになあ(-_-;)

6時過ぎに川内支所に無事到着。お疲れ様でした。今日は淡路島の最高峰と有名な水仙を見ることが出来て良かった。でも最大の収穫は謎の黄色の花の正体が分かったことだな(-_-;) 川内近辺では見たことが無い花だけど、いつかは侵略してきそう。


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