今日は朝から快晴。こんな日に皿ヶ嶺を散歩したいなと思っていたら、12時までに帰るなら行ってヨシと言われたので早速出発。12時に帰るということで弁当はいらないからコンビニに寄ることも無い。

まずは水の元よりもずっと下の方でぶらぶら散歩。

ヒメコウゾだと教えられた木の実。食べられるとのことなので一度は味見をしてみよう。

木の実と書いたところで念のために検索して調べたら、これは木の実ではなく雄花らしい。
タラノキ

私はタラの芽は知っていてもタラの芽が成長したらどうなるのか知らなかった。去年の樹木観察会で「これは何ですか?」と尋ねたら、「これはタラノキ。おいわさん、こんなものも知らんの!」みたいに言われてしまった。

いやいや、私は知らないことだらけです。
これがヒメコウゾの雌花とのこと。

実を付けるのは当然雌花なのかな?
テツカエデとウリハダカエデは葉がよく似ている。私は独学で(大袈裟な)この2つのカエデは葉脈が違うと気が付いた。ところがネットで調べると葉脈ではあてにならず、葉柄の溝の有無が決め手と書いてある。

この葉は私の認識ではテツカエデになるのだ。
どれどれ葉柄に溝が有るかどうか見てみよう。すると溝が有るではないか!

と言うことは、これはウリハダカエデだ。
トリミングして溝を拡大してみた。


うーん、私も勉強になるけど、このレポートを見た人も勉強になるでしょう。
でもこれを見て喜ぶ人がどれぐらいいるのやら(-_-;)
前回のレポートでこれは何?と書いたら、コガクウツギと教えてくれた。念のためにネット検索したが、こんな咲き始めの写真をアップしている人はなくて、この状態でコガクウツギかどうかは私には分からない。また完全に咲いた頃に確認に来よう。
モミジウリノキはまだ咲いてない
これはトウバナ? この写真では分かりにくいが花の色はピンク。
これはヒメウズの終わったの?

ヒメウズは松山城を散歩している時に咲いているのを見たし、第一、我が家の裏庭にも咲く花だ。だから貴重な花でも何でもないが、私は皿ヶ嶺ではこの場所でしか見たことが無い。でも今年は花を見ずに終わってしまった。
座布団写真の写しやすかったトウバナをコンデジで写す
この蝶のために10枚以上写したが、一番きれいにチョウチョが写ったのがコレ

ところでこの花はコウゾリナ?
車に戻ったら、すぐ近くに咲いていたカキドオシ

今度は水の元に車で移動する。水の元に到着してビックリ。まず水の元手前で既に路上駐車の車が一台。そしていつも停める場所は当然ふさがっている。そうめん流しの小屋の向こうに空いたスペースが有ったのでそこに停める。

車から降りたらすぐ目の前にキブシがぶら下がっている。すぐ横のフサザクラの枝がかぶさってきて、まるでフサザクラの枝からキブシが出ているように見える。
そうめん流しの掲示板を見てビックリ。東温アルプスガイドが掲示されている。
一昨日ここに来て生まれて初めてサンショウの花を見たが、まともに写ってなかったので、今日はサンショウの花を写すためにここに来た
サンショウの花


ネットで調べるとサンショウは雄花、雌花があり、これは雄花のようです
コンデジで大きく
目的のサンショウの花を写して機嫌よく車に戻ろうとしていると、見慣れないものを見つけた。この赤い小さな花は何の花?
トリミング
逆光で葉っぱを強調
手を伸ばせばコンデジで写せるところに花が有ったので写したが、ピンボケのブレブレ?

とにかくこれは何?



※コバンノキとの指導メール有り
オリジナルサイズの写真でチェックすると、少なくとも21台がここに停まっている。


デジカメ時計=10時16分

12時に家に帰るためには11時半にはここに戻ってこないといけない。天狗の庭は無理だろうなとは思いつつ出発。
クマイチゴ


つい先日、これは何?と書いてクマイチゴと教えてもらったのに、もう昔から知っているように書いている(-_-;)
花が数個あるからこれは雄花
コンデジで大きく写すために1枚犠牲になってもらう
写したら、ゴメンねと言ってその辺にポイ(-_-;)
これは花が一つなので雌花
これも大きく写したらポイ。でもあなたの命は無駄にはなりません(-_-;)
写しやすい所に有ったのでホウチャクソウを写す
定点観測中の葉っぱ

もうアケボノソウと書いても間違いないと思うけど、花が咲くまで分からない
ニッコウネコノメ
サワギク
オモゴテンナンショウは山に向かって咲くと言うネットで見た情報をある人に話したら「そんなことはない」と笑い飛ばされた。

とりあえず、この株は山に向かって咲いている

これからは見つけるたびに山向きか、谷向きか、データを残そうか(-_-;)
このあたり一面クマイチゴ


採って帰ってジャムを作る趣味は無いけど話のタネに食べてみなくては。去年まではこれが食べられると知らなかったので見向きもしなかった。
ここにもヒメコウゾ。レポート作成時に覚えたばかりの知識でこれは雌花。
ホウチャクソウを逆光で
ヤマアジサイ
ヤマルリソウの花後

一輪まだ花が残っているのでヤマルリソウと分かってもらえると思うが、花の無い状態で見たらヤマルリソウと分からない人も多いのでは?
ハナタツナミソウ
よく見ると蕾が出来ている
今頃の登山道は花の端境期かな? あまり花が無い。
ハンカイソウが随分大きくなって向こうのオオキツネノカミソリも隠れてしまいそうだ
サラシナショウマ
これは何だったっけ?

観察会で教えてもらったはずなんだが?
ミヤマシキミ?
ツクバネソウ
ピントピッタリと思ったので花の部分をトリミング
あー、ここでタイムオーバー


目の前の倒木をまたぐことなく引き返す


デジカメ時計=10時56分
倒木をまたがなくてもユキザサは咲いている
帰りはニッコウネコノメを縦位置で写してみる
これはタチネコノメ? タチネコノメの実を初めて見た
トリミング
ヤマシャクヤクの実
ヒメコウゾの花ばかり写していたので全体も写しとこう
水の元に戻ってきた。車は全然減ってない。


デジカメ時計=11時18分

時間制限が厳しいのでもう帰る。私が車を出したらすぐに上がってきた車が停めた。

以前、道端でナワシログミを見つけて、そのときナワシログミに絡みついているサルトリイバラが花を咲かせているのを見た。あの花のその後を見てみようと路肩の広くなった場所で車を停めた。

車から降りると群生はしてないが点々と黄色の花が見える。これは何?と近寄ったらヂシバリ(イワニガナ)だ。花だけ見たらパッと見タンポポに見えるが葉は全然違う。
座布団写真で
他にも黄色の花がすぐ近くに見えた。

これは花びらが多いからハナニガナ。
これは花びらが5枚だからニガナ。これで車から降りて10m歩かないうちにイワニガナ(ヂシバリ)、ハナニガナ、ニガナと3種類のニガナを見たことになる。なんと効率の良いことよ(-_-;)
これはコウゾリナ?
そしてこれが最初の目的のサルトリイバラの実。これを写したら車に戻る。
コウゾリナの足元にニガナが咲いている
他に無いかときょろきょろするとサルトリイバラの大きな株が有った。その株に有った実。ネットで調べると、この実は食べないが根が薬として利用されると書いてある。

場所を覚えたのでまた来春の新芽を写そう。車から降りてすぐの場所なので写しやすい。
まだ良いものが有った。これはツクバネウツギに似ているが花が小さい。コツクバネウツギ?
花はこんなに有る。

皿ヶ嶺の植物図鑑を作ると張り切っているわりには図鑑用に撮ってないね。また撮り直しに行かないと。でもその時にまだ花は有るかな?
これで終わりと車を出して鉄塔のヘアピンカーブを過ぎて右手の棚田のあぜ道を見ると黄色の花が見える。ブタナだ。車に乗ったままで撮影。なにしろ時間制限が厳しいので(-_-;)


デジカメ時計=11時48分
上の写真のトリミング

花のつく茎が地面から立ち上がるが、その途中に葉っぱが無いのがブタナの特徴だと去年の観察会で教えてもらった。

なんとか12時の許容範囲内で我が家に到着。わずかな時間の散歩だったが、いろいろ発見も有って有意義な散歩だった。


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