一昨日にも皿ヶ嶺に行ったばかりなのに今日も皿ヶ嶺に行く。ヒマなのである。ではない。今日は行く理由が有るのだ。何ヶ月か前にさくら山行会で山に行ったときに、ある昔乙女から今度私たちのグループを皿ヶ嶺に案内してくれませんかと依頼されていて、今日がその日なのである。
水の元に9時半ごろ集合と聞いていたので、早目に出て水の元周辺をうろうろしてそのグループが到着するのを待つことにしよう。
|
オオハンゲポイント(以前はドライブスルーマツカゼソウポイントと言っていたが、文字数が多いのでこっちにしよう(-_-;))でまず目に入ったのがコレ。
ナルコユリの実に雨上がりの水滴が付いている |
|
オオハンゲは誰かのいたずらか花が折られて地面に転がっている。ただしあの場所に置いたのは私。写真写りが良いようにあそこに置いたのだ。 |
|
わざわざ写したのに写りが悪い。
ヤマブキの実 |
|
水の元に向かう道端にはドクダミがいっぱい咲いている |
|
水の元に到着
デジカメ時計=9時7分
メンバーが到着するまでまだ20分ぐらい有る。車を停めてこの辺りをうろうろしてみよう。 |
|
ぶどう(殴)
キブシの実 |
|
エビガライチゴの殻が弾けて花びらが見えている |
|
ウツギなんて珍しくも無いけどヒマつぶしで写しておこう |
|
ニッコウネコノメ |
|
今日のメンバーが続々と到着。あっと言う間に駐車場がいっぱいになった。
デジカメ時計=9時36分 |
今日案内することになったのは森の案内人と言う活動をしている団体。森の案内人を私が案内? それは逆やろう。私が案内して欲しい(-_-;)
全員が揃ったところで今日の主催者の挨拶に続いて私の挨拶。用意してきた東温アルプスガイドを参加者に配り終わったところで「今配った東温アルプスガイドに花の写真が出ていますが、今日はこの花を一つも見ることは出来ません。春の花は終わっています。花の時期にこれだけ大勢の人間が押し寄せたら花にとっては悲惨な状況になります。花にとっては今日は好都合です」みたいな挨拶をして出発。
|
天狗の庭に向かって坂を上がっていく。途中でモミジウリノキ、ハナイカダ、ヤマシャクヤクの残骸など見てもらう。手に東温アルプスガイドを持って歩いているね。 |
|
これは何ですか?と聞かれたので見るとオカトラノオだ。一昨日には気付かなかった。やはり目が多いと見つかるね。
このオカトラノオの場所では無かったが「センセイ、これは何ですか?」と聞かれたので「私は学者じゃ無いのでセンセイはやめて。おいわさんと呼んでください」とお願いする。 |
|
このヤマアジサイは綺麗な色をしている |
|
モミジガサを見てもらいながら「今日はテバコモミジガサ、ニシノヤマタイミンガサも見るので違いをよく見て下さい」と説明する。 |
|
ハンカイソウの蕾。一昨日から特に変化なし。 |
|
トチバニンジンの花が咲いている |
|
天気予報では晴れることになっている |
|
ツクバネソウに実が出来ている。この実が黒くなっているところを見たら、ツクバネソウの名前が付いた理由が分かると説明。 |
|
上の写真のトリミング |
|
どこにピントがあっているのか分からないけど雰囲気で採用 |
|
登山道から遠く外れた場所に白い花が見えた。あれはツルアジサイですかイワガラミですかと聞かれたが、肉眼では分からないのでデジカメで撮影し、液晶モニターを見てツルアジサイだと答える。 |
|
トリミング |
|
天狗の庭に到着 |
|
登山道から少し入ったところにサワルリソウの群生を見つけたので急いで写したが少しぶれている。一人で来たら誰にも気兼ねすることなくじっくり写せるが、今日はそんな雰囲気ではない。 |
私のお気に入りのタコ足の木を登山道から見てもらう。大人数なのでタコ足の前には行けない。そして「何の木ですか?」と聞かれたので「あれが何の木かには興味が無い。ただタコ足と言うことに興味が有るんです」と答える(-_-;)
クルマムグラとオククルマムグラについて茎を撫でてもらって違いを納得してもらう。
|
天狗の庭から坂を上がって水平の林道に出たところで小休止 |
|
ガレ場は注意して通過 |
|
あれっ、これはミヤマムグラ?
一昨日も実は探しながら風穴へ降りたのだが見つけることが出来なかった。今日見ることが出来てラッキー! |
|
トリミング |
|
上林峠に到着。小休止。風が冷たいので少しだけ林道方面に下がって風を避けて休む。
デジカメ時計=11時33分 |
|
休憩が終われば出発。階段を上がる。 |
|
階段にミヤマノダケ |
|
階段を上がってゆるやかな登りの登山道になった |
|
日差しも出て木漏れ日の登山道 |
|
コバギボウシを見ながら歩く |
|
クロフネサイシンの実か何か残骸が無いかと葉っぱを持ち上げたけど何も無かった |
|
三叉路に到着。ここから竜神平に向かう。 |
|
足元の小さなランも教える。
これは花ではなく実かな? |
|
樹林帯を出る手前で登山道から外れてアサガラを見に行く。ここにアサガラが有ることを知ったのは去年の観察会のおかげである。 |
|
ここのアサガラは茶色に変色したものもなくどれも綺麗だったのに写真がイマイチ。やはり一人で写しに来ないとダメだ。一人だと綺麗に写せると言う保証はないが、心の余裕が違う。 |
|
竜神平に到着したときには青空が広がる。天気予報は当たった。 |
|
ルイヨウショウマにも案内 |
|
愛大小屋前のベンチに座りコンビニ弁当
デジカメ時計=12時34分 |
愛大小屋前のベンチは日陰にありとても寒い。弁当食べ終わったら即座に活動開始。偶然居合わせた顔見知りの人に花を案内してもらう。
|
オオヤマフスマの蕾 |
|
私も団体を引き連れて歩いているときに探したんだけど見つけることが出来なかった。でも案内されたら咲いている花を2輪見つけた。まだまだ修行が足りんわい。 |
|
そろそろ出発時間が近付いてみんなの居る方に向かう。その前にブナの実を写す。 |
|
ブナの実を初めて見るわけではないが、今までは「これはブナの実?」とクエスチョンマーク付きで写真をアップしていたと思う。
「これはブナの実だ」と断言してアップするのは初めてかも? |
|
ヤマナシの実を見に行く。ここのヤマナシを知っている人も居るようで「ヤマナシを見に行くんですか?」と聞く人もいる。 |
|
森のフラダンサーを通過 |
|
ヤマシグレは一昨日よりも赤くなっている |
|
これは何を写すつもりだったっけ?と思ったが、よく見ると元バルタン星人が写っている
すぐ近くのヤマボウシは全然花が咲いてない
ベンチ付近のシロドウダンとタンナサワフタギを見てもらう |
|
枝ぶりの良いブナ |
|
これはまだ花付きの良いヤマボウシ。ほとんど花の咲いてないヤマボウシも有り、「今年は裏年なんだろうか?」と話しながら進む。 |
|
少し色のついたサワルリソウ |
|
ヤブウツギ |
|
|
|
タマガワホトトギスに蕾が出来ている |
|
ツルアジサイ |
|
花付きの良いヤマボウシを大きなサイズで
向こうに東温市の市街地がかすんでいる |
|
ニシノヤマタイミンガサ
ヤブレガサとどこが違うんですかと聞かれたので葉の切れ込みが違うと説明する。ヤブレガサは白猪の滝に行けば見られるとも説明。 |
|
バイケイソウの蕾 |
|
ヒマラヤのケシの花を逆光で写せて良かった |
風穴のすぐ横にはコガネネコノメソウがまだ咲いているので、それを説明。そしてすぐ近くの岩場のイワネコノメソウも説明する。
|
風穴の駐車場上空はきれいな青空 |
|
ウツギ |
|
水の元に戻ってきた
デジカメ時計=15時2分
花の無い時期でこれだけ時間がかかったら、花の時期に来ていたらまだ1時間以上は余分にかかったかも? |
最後に今日の主催者の挨拶で解散。また花の時期に案内してくれませんかと言われたのでキッパリ断る。今日はなんと29人が参加していたらしい。そんな大人数を花の時期に案内していたら前に進まないし花の説明よりも注意するだけで時間がかかりそう(-_-;)
でも今日の参加者は楽しんでくれただろうか?
一人でお出かけに戻る TOPに戻る これまでの皿ヶ嶺山行記
帰りに麓の花菖蒲を見る
|