今日は久しぶりにと言うか今年度初めてさくら山行会に参加して石立山に行く。石立山は以前もさくら山行会で行っているので私にとっては2回目と言うことになる。今の時期はこの山固有種のイシダテクサタチバナが咲くので、それを見に行くのである。

今日は遠方の山に行くと言うことで出発時間が朝の6時だ。それに間に合うように歩いてまずは近所のコンビニに向かうが、コンビニの弁当の棚にはほとんど商品が並んでない。在庫切れだ。レジの兄ちゃんが6時半ごろ来ますよという声を背に何も買わずにコンビニを出て川内支所に向かう。

川内支所でバスに乗り今日の会費を払う。今日は22人参加予定で一人キャンセルが有り最終的に21人らしい。今日は皆さん集合が早く、6時5分前ぐらいに支所を出発し高速に入る。石鎚SAで矢野さんが乗り込んでくる。矢野さんが今日のコース地図を配り、今日は別府峡から上がってまた同じコースを戻りますと言う。矢野さんの事前の情報収集では石立山の山頂から周回コースで降りる道が荒れていて歩けそうにないと言う。

私は川内のコンビニで買えなかった弁当をここで買うつもりでいたが、どうやらこのSAにはコンビニは無さそうだ。運転手さんが次の入野のPAにコンビニが有るよと言うので、入野PAのコンビニで弁当をゲット。この時同時にコーヒーも買ったら100円ではなくて200円だった。自販機の方が安かった(-_-;)

バスは高知自動車道の南国ICで降りて石立山に向かう。途中でアンパンマンミュージアムの前に道の駅が有り、そこでトイレ休憩。

デジカメで写真を撮ってなかったので携帯で撮った写真を持って来た

どこをどう走っているのかよく分からないままに別府峡温泉の駐車場に到着。ここでもトイレ休憩。

トイレに横付けして停車


デジカメ時計=8時44分
この駐車場に入るためには川にかかる橋を渡るが、橋を渡るときにアジサイがきれいに咲いているのを見ていたので、そのアジサイを写しに行く。
もういきなりの登山口手前の駐車場。しかもこの写真何か変。画像がずれている。データ読み出しの時のバグだろうか? 大事な写真でこんなエラーが発生したら大問題だが、メモ写真なので恥ずかしげもなくアップする。


デジカメ時計=8時57分
全員の出発準備が整うまで目の前の川と、そこに流れ込む滝を写す
さあ出発


デジカメ時計=9時11分
この赤い橋を渡る
橋を渡ればいきなりの急な階段


私のおぼろげな記憶では前回は、体調不良の参加者がここから引き返したはず。引き返して正解だったとレポートに書いたと思う。念のためにその時の山行レポートを見たら当時アップしていた無料ホームページが消滅して、記録のために写真だけ並べたレポートになっていた。

前回 2004年6月19日のレポート
急斜面を上がっていくのがよく分かる
崩れやすい部分にはロープが張ってある
尾根に出て小休止
ゆっくり行きましょうとカタツムリが言っている
小休止した尾根から下って行って川に出合う。ここが竜頭谷。
先頭グループは川を渡って向こう岸のガレ場を上がっているのが見える。


デジカメ時計=10時9分
表土が流出して根がむき出しになっている木
どんなところを歩いているか分かりやすく見せるために大きな写真で

この写真には登山道は写ってないけど、こんな斜面を上がっていくとイメージしてください。いかにも崩れやすいガレ場と言う感じでしょう。崩れやすいと言うことは自分の足で、そしてストックの置き方で石を落としてしまうと言うことだ。
マツカゼソウが登山道沿いに見えてきた
この急勾配の登山道!

前を行く人が石を落としたら私はアウトです(-_-;)
これはサンショウだ。トゲが対生。
木の隙間から駐車場とバスが見える


デジカメ時計=10時47分
石を落とさないでよ!
ヤマツツジ


レポート作成時に参考のために他の人の石立山のレポートを見ていると、石立山にはアケボノツツジやシロヤシオも咲くらしい。もちろん花の時期は違います。
不思議な岩。石灰岩なので水で浸食されてあんな形になったの?
鹿の食害防止ネットが張られている。石立山はネット情報では鹿の食害がひどいことで有名らしい。そのため登山道沿いに何か所も鹿避けネットが張られている。
赤いヤマツツジを見ながら歩く
サンニンシズカ
小休止
「おいわさん、この花は何?」 と呼ばれたので行ってみるとツルアリドオシだ
この花は? と名前が思い出せずに写真だけ撮る。数分歩いてから、あっ、カラマツソウだ!と思いだした。花を見てもすぐに名前が出てこないのである。

家に帰ってこのカラマツソウが何カラマツなのか花に詳しい人の石立山レポートを見ていると、タマカラマツと紹介していた。
ツルアリドオシがいくつも咲いている
ヒメキリンソウ

でも葯が赤くないから花は終わっている。葯の赤い花は有るかな?
岩だらけの痩せ尾根を進む
タマカラマツの蕾

写している時はタマカラマツなんて知らずに、「これは何?」と思いながら写しているのだ
おー、この木は良いね〜。色も良いし、形も良い。

これもレポート作成時にネット検索でビャクシンと判明。
葯の赤いヒメキリンソウが有った
ここにも
これはガマズミかな?

皿ヶ嶺での観察会では、あれがガマズミ、これはオオミヤマガマズミ、ほんでもってあっちはコバノガマズミと教えられているのに、一人になったらさっぱり分からないのである(-_-;)
タマカラマツが増えてきた。あちこちに咲いている。
両側のスズタケが枯れているのも鹿の食害?
ツクバネウツギ

ガクが5枚。1週間前の観察会で教えられた知識を早速自慢げに披露する(-_-;)
もう時間だからこの辺で弁当にしようと言っている


デジカメ時計=12時42分
倒木に腰を降ろしてコンビニ弁当。写真を撮っていると言うことは、私はもう食べ終わっている。食べている時に単独の男性が二人山頂方面から歩いてきた。二人目の男性に「イシダテクサタチバナは咲いてますか?」と尋ねると「見事に咲いている」みたいな返事で期待が高まる。


デジカメ時計=12時57分
この小さいキノコが気にいったので大きなサイズで。背後の苔と比較してもキノコが小さいことが分かるだろう。
葉っぱの先が紅葉していると言いながら写していたら、あれは紅葉じゃなくて若葉だろうと指摘された
弁当食べたら出発
また急勾配の登山道になった
フタリシズカ
バイケイソウ
最初の群生地でこの花を初めて見る人が花の周囲を取り囲んで写している。花は満開。


デジカメ時計=13時36分
石立山固有種のイシダテクサタチバナ

普通のクサタチバナと何が違うん?と思いネット検索で調べたが、そもそも普通のクサタチバナもあまり見たことないので違いが分からん(-_-;)

普通のクサタチバナは石鎚で見たことある
「おいわさん、石の割れ目の苔がきれいだから撮っといたら」と先輩に言われたので写した。この苔が綺麗な緑色で良かった。
満開のイシダテクサタチバナを両側に見ながら歩く。今日が花のピークなんじゃないのと思ってしまう。
これは?

ミヤマムグラ?
葯の赤いヒメキリンソウを大きなサイズで
 
山肌にバイケイソウが増えてきた。バイケイソウは毒草で鹿が食べないので多いんだね。
コナスビもまばらに点々と咲いていたけど、これは仲良く並んで咲いていたので撮影
バイケイソウの群落を進む
今度はシコクブシが密集している。シコクブシも毒草なので鹿に食べられず残っているんだね。
ヂシバリ(イワニガナ)
この小さい葉っぱが地面を覆い尽くすように群生しているところがある。セントウソウ? と自信無げに写したけど、家に帰って検索したら石立山にセントウソウが多いと書いているレポートを見つけて一安心。
山頂手前のピークに到着したみたい。ここが西峰かな?
手前の葉っぱはシコクブシの群生


デジカメ時計=14時5分

当初の計画ではこの時間には石立山の山頂に立っているはずである。しかしメンバーの疲労度を考えて今日は山頂には行かずにここから引き返すと言う。ほとんどのメンバーは異論なし。

ここでゆっくり休んでから帰りましょうと言うことで矢野カフェオープン。矢野さんはあの急こう配の登山道を22人分の水を担いで上がったのだ。

目の前の岩峰が捨身ヶ嶽でちょっと興味をそそられる。矢野さんに行っても良いかと尋ねると無理無理と言われたので、写真だけ撮りに捨身ヶ嶽の全体が見える場所に行ってみる。

捨身ヶ嶽の全景が見えるポイントに来てみたが、目の前に見える。しかし登山道はすぐに崩れそうに見えてかなり悪そう。やっぱり行くのはやめよう。
少しだけズーム
ふと足元を見ると急斜面に白い花が見える。あれはコウスユキソウかな? でもあの場所には行けそうもない。
近くで写せないものかと思って目で探したら奇跡的にすぐ近くの足元に見えた。ちょっとアブナイと思いつつも少し降りて写す。
今度はこれが気になる

キヌタソウに雰囲気は似ているけど蕾が赤い
 これは何?
これは何なのか知っている人はメールください

捨身ヶ嶽の全景も撮ったし気になる花も写したので矢野カフェに戻りコーヒータイム。すると山頂にどうしても行きたいと言っていたメンバー2人が戻ってきて「30分で往復出来たよ」と言う。一昔前の私ならそんな時間で行けるんだったが私も行けば良かったと思うところだが、今は全然そんなこと思わない。年をとったものだ(-_-;)

さっき石の割れ目の苔を教えてくれた先輩が今度はこの白いキノコを見つけた
山頂に行かない代わりに写真だけでも写そう
誰かが鹿の骨を見つけた。数人がかわるがわる骨を持って眺めては地面にポイ。
さあ、美味しいコーヒーを飲んだら記念写真を撮って帰りましょう


デジカメ時計=14時48分


      下山






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