今日は久しぶりに皿ヶ嶺の観察会に参加する。前回は雨のために風穴周辺を散策して終わってしまった。今日は一日観察会になると思うが天気予報は昼から雨のように言っている。天気予報が外れることを期待して行ってみよう。

8時半に水の元に集合となっているのでコンビニで弁当を買って水の元に向かう。今日は寄り道無しでまっすぐ水の元へ。今日は参加メンバーは前回と同じメンバー。今日のコースは畑野川から竜神平に向かうと言うことだが、私は先に一人で下山したいので風穴に車を停める。風穴から Iさんの車に私とSさん3人乗って畑野川登山口へ。

登山口の手前で気になるポイントが有るようで今日の提唱者のSさんが降りて私も続いて降りる。運転していた I さんは後続の車の邪魔をしないように先に畑野川登山口に車を回す。

そしてこれはオタカラコウ。まず目についたものを写す。


デジカメ時計=8時58分
これはアカソ、クサコアカソ?

あかそこあかそくさこあかそ と3べん唱えれば答えが見つかるかも(-_-;)
岩の表面をはっているのはジシバリ

私は皿ヶ嶺の植物図鑑に「ヂシバリ」と紹介していたが、「ジシバリ」が正しい。「ヂシバリ」は文字の表現として文部省が承認していないとの指摘を受けて、つい最近になって「ジシバリ」に訂正した。
漢字表記は「地縛り」なのにひらがなでは「ヂシバリ」が使えないなんて文部省が間違っっとる。でもその指摘を受けてgoogleで検索すると「ヂシバリ」を入力してもヒットするのは「ジシバリ」ばかりで確かに「ヂシバリ」と表現する人はいないようだ。これを不満に思う人も結構いるのでは?
ハンゲショウ
あれがイヌブナの木だと言われて今日の秘密兵器を取り出す。単語カードにマジックで名前を書いてカードとその植物を一緒に写真に写すのである。これが家に帰ってから確認する時に役に立つのである。メモではだめなのだ(あくまでも私の場合は、ですが)
イヌブナ
畑野川登山口に向かって歩いていると、この大きなキノコを見つけた
横から
まだジシバリが咲いている。本当はもうとっくに花は終わっている時期。
畑野川登山口に来てみたら横の斜面が少し崩落して緑色の部分が無くなっている。もともとこの林道を通すために山を切り取ったんだと思うが、その後大雨が降るたびに少しずつ崩れているんだろう。ここに止まっている重機はその補修作業のためかな?


デジカメ時計=9時24分
ヤマハギ

すぐには登山口に入らず周辺をうろうろ。観察会の通常パターンである。
おいわさん、これがオオヨモギと1本引っこ抜いて見せてくれる。

普通のヨモギと何が違うんですかと聞くと葉っぱが細いとのこと。帰ってネットで調べるとヨモギとオオヨモギの違いは葉柄基部の托葉の有無らしい。オオヨモギはその托葉が無いとのことで、このオリジナルサイズの写真でチェックすると托葉が無いから間違いなくこれはオオヨモギ。今度は普通のヨモギの写真を撮らないといけない。
白いのはオオヨモギの蕾
別の写真をトリミングしてオオヨモギの蕾をわかりやすく
ガガイモ

これは単語カードなしで写しているのに覚えている
シロヨメナ、ミズヒキ、キンミズヒキ、
アキノキリンソウ
登山口付近のガンクビソウの花を見て、これはコヤブタバコかもと言われた。違いがよく分からず帰ってネットで調べるとコヤブタバコの特徴が見えない。これはどうもガンクビソウだ。さらにSさんから「コヤブタバコは思い違い。やはりガンクビソウで良い」とメールが来た。
コヤブタバコと言われたけど、結局はガンクビソウ
イナモリソウの終ったの
あれ、こんなところにツチアケビが有るとSさんが言って写真を撮りやすいようにツチアケビの横に立っていたスズタケを向こうに押しやった。すると直立していたツチアケビがこちらに向いて倒れてしまった。あらら、あのスズタケは支えになっていたようだ。
山で花の写真を撮るときに目的の花を邪魔するように立っている植物を排除すると目的の花が倒れてしまうことは時々有る。まずは邪魔者こみで写真を撮っておかないといけないようだ。
ツチアケビの実を切った断面の写真
ケミヤマナミキ

もう花はとっくに終わっている
上の写真のトリミング
ヒメカンスゲ
典型的なイヌシデの樹皮だと言われた
スズタケ

Sさんがわざわざこのスズタケの写真を撮っているので「何を撮っているんですか?」と聞くと「周囲に邪魔なものが無いスズタケは意外と見つけられない。これは写しやすい」とのこと。真似師の私もすぐに同じスズタケを写す。
アシボソ(ササガヤ)
イヌガヤ

去年の観察会で知ったイヌガヤ。去年と同じコースを歩いているので去年見た個体をまた見ているのかも。
ハリガネワラビ
アオテンナンショウ

葉っぱの先が細長いのが特徴
タニタデ
上の写真をトリミング


今日は何故かマクロに強いコンデジを忘れてしまった
アオテンナンショウ
マルバコンロンソウ
マツブサ

本来は木に巻き付くツル性植物なので地面を這っている写真は良くないと言われたが、これしか無いので仕方がない
ガンクビソウ


コヤブタバコではない
アシボソかな?


単語カードが写ってないので分からん
オモゴテンナンショウ
ハシバミ
シラキに実が付いていると言われた
シラキの実
コシアブラ
ノギラン

皿ヶ嶺のアイドルのNさんが畑野川登山口から上がってきた。一緒に山頂方面に行きませんかと誘ったが今日はやめときますと体よく断られた。そして今日もマダニの注意を受ける。アイドルが竜神平の方に向かって行ったので、それでは男3人でシダ観察会に行きましょう。



      続く





inserted by FC2 system