5日に観察会に参加していろいろな植物を写してきたが、マクロに強いコンデジを忘れてしまい、初めて見るシュウブンソウの花のアップが撮れなかった。今日はそのコンデジでもう一度シュウブンソウを写しに行こう。そして皿ヶ嶺の植物図鑑をチェックしていたらスズコウジュの花の時期が今頃だと分かった。花が終わらないうちに急いで行かねば。今日も時間制限が厳しいので早朝登山だ。

皿ヶ嶺に向かう途中で稲刈りの終わった棚田のあぜ道に彼岸花が咲いていた


デジカメ時計=7時21分


今日は天気予報も良いので気持ちよく歩けそうだ
実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

ここ最近のお気に入りの場所になったポイントに寄り道。

アケボノソウが咲いている
コンデジで大きく写す
アリノトウグサ
おっ、ツルニンジンが咲いている


今日は見た瞬間にツルニンジンの名前が出てきた
真下から写す

バリアングルモニターのデジカメだから簡単に写せる。これをファインダーを見ながら写そうと思えば、地面に膝まづいて体をひねって相当体を痛めつける体勢じゃないと写せないと思う。
ヤマジノホトトギス
イヌザンショウの実
センブリの蕾
???



※後から追加
ヤウシソウの可能性大
花が咲いたら確定です
マツカゼソウもまだ咲いている
ヒオウギの実
???


※後から追加
悪名高いブタクサ(外来植物)の可能性大
写しやすいハガクレツリフネ
ハシカグサ

これでこのポイントでの写真はオシマイ。車を畑野川登山口に移動する。

途中で車を停めてメールで教えてくれたサルナシをチェック。すぐに見つかったが実がついてないように見える。サルナシにこだわっているのはキウイの親戚だと言うサルナシの実を切って、切断面を見たかったのだ。私はまだサルナシの実を見たことがない。
マツブサ

皿ヶ嶺の植物図鑑が進行中だが、私の写真以外に観察会仲間から提供してくれた写真も図鑑に使っている。その提供してくれた写真の中にマツブサはここで写したという写真が有って、その場所に来てみたら確かにマツブサが有る。でも花も実もない葉っぱだけの写真で面白くない。

畑野川登山口に車を停めてヨモギのチェック。

5日の観察会ではここのヨモギをオオヨモギと教えられた。しかし5日のレポート作成時にネットで調べるとどうもオオヨモギではないような気がしてきた。
すぐ横に有った別の個体。これはヨモギではないのか?

ネットでヨモギとオオヨモギの違いを調べると「仮托葉の有無」と書いているサイトも有れば「葉っぱの切れ込みの違い」と書いているサイトも有る。

葉っぱの切れ込みの違いなんて分かりにくいが、托葉の有無ならひと目で分かる。これは托葉が有るように見えるからヨモギだ。
登山口近くのアオイスミレだと教えられた葉っぱ。でもここで花は見てないので来年また花の咲くころに来なくちゃ。


デジカメ時計=8時38分

登山口出発もこの時間とする
登山道横の水たまり

ちょろちょろと綺麗な山の水が流れ込んでいるので溜っている水もきれい
水面に向こうの木の緑色が写り込んでいるかと思ったが、それほどでもなかった。でも太陽が写り込んでいるから良しとしよう。
チヂミザサ
天気がいい日は太陽写しこみ写真が欠かせない
ノギランもマクロで写しとく
ノギラン全景

ランの文字が有るが、ランの仲間ではなくユリ科の花


と思い込んでいたが、レポート作成時にネットで再確認するとキンコウカ科としているサイトも有る。どちらが正しいの?

5日の観察会と同じコースを行くために途中から山頂に向かう登山道に入る。

アケボノソウ


近くに有るコウガイゼキショウもマクロで写したが全滅(-_-;)
そして目的のシュウブンソウ

花の直径は5mm有るかないかの小さな花
コンデジのマクロで写した中で一番まともなのがコレ(-_-;)

この花のために張り切って来たのに全然だめじゃん。もう一回来てもまだ花は有るだろうか?
全景を見て雰囲気を味わってもらいましょう
シコクブシ
シュウブンソウは登山道からは外れた場所で写している。

登山道に戻り山頂に向かう。登山道の周囲はミヤコザサ。
マムシグサかな?


葉が2枚だからオモゴテンナンショウではない。そして葉の先が細長く伸びてないからアオテンナンショウでもない。消去法でいくとマムシグサ。
観察会で来たらシダ天国とタイトルを付けるところだが、私一人の場合は天国ではない(-_-;)


このあたりは全くミヤコザサが生えてない。なんで?
山頂に到着。先客なし。


デジカメ時計=10時ジャスト

こんな時間に山頂に来る人はいないか
ミヤコザサの裏側
裏側の毛を写したつもりだが毛がきれいに見えない
上の写真のトリミング

毛は見えにくいが、毛の影が写っているので毛がびっしりと生えているのが分かるだろう
山頂から見えるオオミヤマガマズミ
山頂のヤマナシの実

これしか見つからない。他のは登山者に食べられたんだろうか?
竜神平に降りる途中で見る石鎚


動画から切り取った写真。つまり動画を撮っていたということになるが、ひどい写りで公開できない。
木の股に咲く名物のクロフネサイシン
森のペアダンサー
もう一つの目的のスズコウジュ

良かった。間に合った。まだきれいに咲いている花が有る。

スズコウジュの花の直径も5mm程度の小さい花。

全体の雰囲気
竜神平から山頂に上る途中に登山道脇に咲いているが、ひたすら前を見て歩くことに専念していたら目に入らなかも。

私が撮影中も夫婦が通過していったがこの花には全く気づかず素通りしていった。声をかけようかと思ったが花に興味のない人もいるので声かけはやめた。



コンデジでも数枚クローズアップで写したのは全滅(-_-;)

なかなかうまく写せない
オトコヨウゾメの実
何故オトコヨウゾメの実と分かるか?


去年の観察会でオトコヨウゾメの実は下にぶら下がると教えられたから
ヤマシグレ

赤い実が増えてくると山の秋を実感する
竜神平に到着


デジカメ時計=10時47分
ミゾソバ
ヨモギかオオヨモギか?

オオヨモギと言う名前を知ったのはつい5日前のことなのに、もうその違いを論じる(-_-;)
葉柄の根元に小さな葉っぱが見える。これがネットで調べて分かった仮托葉。ヨモギの特徴とのこと。つまりこれはタダのヨモギだ。


竜神平にこんなタダのヨモギが有ると言うことは登山者の靴に種がついて運ばれてきたのかな?
アカバナの群生地の様子を見に行ってみる。すると5日前とは様相が一変している。アカバナの花が激減している。
残り少ない花を写す
コンデジのマクロでクローズアップ
ハンカイソウの実
ミズチドリの実
光るススキと紅葉


秋だなあ
目の前のササはイブキザサ

ミヤコザサとの違いは葉の裏の毛の有無


ミヤコに毛有り イブキに毛無し

良いなぁ、これ。標語に使えそうだと自画自賛(-_-;)

このイブキザサが生えているのは竜神平だけ。それ以外の場所はミヤコザサだと5日の観察会で教わった。地下水位の関係だろうと言われた(ような気がする)。

少し上林峠方面に歩いてみる

手前のピンクはもう終わってしまったカワラナデシコ。奥の黄色はアキノキリンソウ。
ツリガネニンジンの実
おっ、有った。ヤマラッキョウ。


リンドウは分からなかった。そこまで真剣に探してない(-_-;)
サワヒヨドリ
ヤナギタンポポ(のはず)


去年か一昨年かにヤナギタンポポだと教えられたが、その特徴が分からない


以前にヤナギタンポポだと教えられた場所で写しているからヤナギタンポポと思っているけど、もじかしたら他の花の可能性だってある。ヤナギタンポポはこうだ!と言うこととを知らずに写しているんだから。
時間制限が厳しいのでこれを写したら愛大小屋方面に引き返す

デジカメ時計=11時7分
さっき写したアキノキリンソウとカワラナデシコ
???


5日前にも写したけど今日も様子を見てみる。どんな花が咲くのか? まさか誰かが園芸種を植えたんじゃないだろうな(-_-;)
ま、どんな花が咲くのが楽しみである。
タニソバ
ヌマトラノオの実


さっきは竜神平の中に入ってハンカイソウの実やミズチドリの実を写したが、その根元にはまばらにヌマトラノオのきれいな花が有った。しかしこの週末に見に行ってももうきれいな花は無いだろうな。
キンミズヒキ

キンミズヒキを写している頃に相次いでさくら山行会のメンバーが2人私のところにやって来た。しかも昔乙女ではなく男性だ。こんなことは非常に珍しい。あとから来た山行会の先輩にシュウブンソウは見ましたか?と聞くと「ああ、あそこで見てきたよ」と返事が有った。シュウブンソウは私がつい5日前に初めて知った花なので自慢気に話したのに打ち砕かれてしまった(-_-;)

その先輩が見たというシュウブンソウの場所は先程私が見たのとは別の場所で、「その場所にはあの花が有りますよ」と私の数少ない希少花の情報を教えてあげる。先輩はその場所にその花が有ることは知らなかったようだ。

今日はスズコウジュも目的だったので「スズコウジュが咲いていて良かった」と伝えると「もう終わりだね」と言われた。今日のスズコウジュは先輩によるともう終盤だったらしい。それを聞いて今日来ておいて良かったと思った。

竜神社横のマユミの実もきれいに色づいている
夫婦仲良くランチタイム


これは画像ソフトで元の写真を加工したんだけど、単調な青一色の空は何も加工されてないように見える。何か変化点が無いと加工できないのかな?


デジカメ時計=11時26分

12時ごろには帰ると言い置いて家を出てきているのだ。早く帰らないと何かペナルティが有ったら困る。もう帰る。

ツルアリドオシ
私の大好きなシーンを見つけて喜んで写す


木漏れ日のスポットライトを浴びた苔

どこにピントが合っているかを議論する写真ではないのだ(-_-;)
来る途中でも写した水たまり


常にちょろちょろと水が流れ込んでいるので水面には小さな波紋が出来ている

これは画像ソフトで加工したのではなく見たまんまです
畑野川登山口に到着
登山口には土木工事関係者?が4人いて横の斜面を見ながら何か話していると思ったら車に乗って畑野川集落方面に降りて行った。


デジカメ時計=11時50分

上林トンネルを抜けて路肩の広い部分に車を停めて12時30分頃に帰ると妻にメールを入れる。これをしとかないとイヤミなメールが入る時が有るのだ(-_-;)

今日はシュウブンソウとスズコウジュの写真が目的で行ったけど、どうもイマイチな写り具合でガッカリ。まあプロじゃないんだから行くたびにバッチリの写真が撮れるはずがないと思うことにしよう。それでも竜神平の秋の訪れを感じさせる写真が撮れて良かった。


    一人でお出かけに戻る   TOPに戻る   これまでの皿ヶ嶺山行記





inserted by FC2 system