2日前の17日に皿ヶ嶺に行ってきたので、数日間は山に行くのを自粛しようと思っていたのに、妻のほうから先に「行きたいんなら行って良いよ」との有り難い申し出が有った。これを断ったら今後1年ぐらいは山歩き出来ないかも知れないので有り難く行かせてもらう。でも2日前にも行ったばかりなので今日は皿ヶ嶺の麓をうろうろして植物図鑑ネタを探しに行こう。

今日も買い物アッシー君ついでにランチ用のサンドイッチを買ってもらうが、今日は出発時間が少し早いので食べながら走ることはしない。少しぶらぶら歩いてお腹をすかしてから食べることにしよう。ヘアピンカーブを曲がって鉄塔近くの路肩に車を停めて出発準備。今日はまず白糸の滝方面に向かうことにする。

白糸の滝方面に向かうのには理由が有る。まずはこの前の二人観察会の時に見つけていたユキワリイチゲの葉っぱがその後花を咲かせているかも知れないという期待。そしてもう一つは白糸の滝近く? にユキワリイチゲの小さな群生地が有るらしいという情報で探しに行く。

皿ヶ嶺の植物図鑑のユキワリイチゲに掲載している写真は全て白猪の滝で撮影したものなのだが、皿ヶ嶺の植物図鑑なのに白猪の滝で写した花しか無いというのもどうかと思い、ぼんやりとした情報しかないユキワリイチゲを探してみようと思ったのだ。

出発準備をしている時からヘリの轟音が聞こえていた。風穴にヘリの訓練場が有り、そこで何か訓練しているようだ。


デジカメ時計=10時50分
トリミング

乗員が身を乗り出しているので降下訓練だろうか?
道端のオオイヌノフグリがもう春だよと宣言している
おお、これはムムッ、ムベではないか!

この前の二人観察会で教えてもらった
なんと、コショウノキが満開!

しかしこの小さなサイズの写真では分かりにくいが、オリジナルサイズで見るともう花弁が痛んでいて花のピークは過ぎているようだ。標高が低い分開花も早かったみたい。

私を追い越して白糸の滝の駐車場に停めた車から降りた男性の顔を見ると、時々皿ヶ嶺で出会う皿ヶ嶺の四季の管理人さんではないか。久しぶりに会って挨拶する。私がユキワリイチゲを探しに来たと言うと、遊歩道入り口を指さして「あそこに咲いているね」と言う。

これはもしかして二人観察会の時に見ていた株だろうか?
横顔拝見


日が当たれば花弁が開きそうな感じ

皿ヶ嶺の四季の管理人さんに皿ヶ嶺への道路状況を聞かれたので、2日前に行ったばかりだけど、水の元までは行けたよと答える。ここのユキワリイチゲの確認だけが目的だったようでさっさと出発して行った。

一人になって白糸の滝から流れてくる川でも写そう。今日はここまで来ていながら白糸の滝にはいかないのである。
道端のこれは何かな?

イワガネゼンマイ?
念のために裏も写しとこう。

帰宅してネット情報でイワガネソウと判明。裏を写しといて良かった。
上の写真のトリミング

イワガネソウと判断した根拠は葉脈の網目模様。これとよくにたイワガネゼンマイは網目がないとのネット情報。
これはユキノシタ?

私の固定観念ではユキノシタは岩場に生えるはずなんだけど、これは道端に有る

さてと、ぼんやりとした曖昧な情報でユキワリイチゲの群生地を探そう。ぶらぶら歩いて林道から降りて畑の中を歩いて川に近づこうとしていると、山歩きの恰好をしてデジカメ持ったオッサンが畑のあぜ道を歩いていることを不審に思われたのか、農作業のおばちゃんに「何を探しているの?」と聞かれた。「ユキワリイチゲと言う白い山の花を探している」と答える。するとおばちゃんは「その花は知らんけど、昔は梅の花に似た白い可愛い花があの辺に咲いとったよ」と言う。おばちゃんの話にピン! ときた私は「そうそう、その花も探しとるんよ。どの辺に咲くんですか?」と質問する。するとおばちゃんは指差しながら「あの辺りに咲いとった。でも可愛い花なので盗られてしまったのか最近は見んね」と言う。思いがけない情報を入手しておばちゃんにお礼を言って別れる。もうユキワリイチゲはどうでも良い(-_-;)

車に戻り車の中でサンドイッチを食べる。食べたら車を移動。今度はいつものお気に入りポイントへ。

マツカゼソウ

こんな残骸のような形でも植物図鑑ネタにするのである
タラノキ

まだ新芽が見えんね
シロダモ
コショウノキ


さっき白糸の滝に行く途中で見たコショウノキは満開でなおかつもう花のピークを過ぎていたけど、ここはまだ満開にもなってない
コウヤボウキ
サルトリイバラ
アリノトウグサ
ウツボグサ

花の残骸も写したつもりだったんだけど、背景があれでは何が何だかよくワカラン
定点観測中のナワシログミ

これでお気に入りポイントは終わり

今度は車を水の元に移動する。水の元から天狗の庭に行き、そこから上がって林道に出たら林道ぶらぶら歩いて風穴に移動するコースを考えている。

天狗の庭に向かう坂道から振り返って一枚


デジカメ時計=12時50分
ツルカノコソウ
ニッコウネコノメ
ニッコウネコノメをコンデジのマクロで
これは何?

何かの実が弾けた後だとは想像出来るが
今朝は冷えこんだのかな? 霜柱が出来ている
ヤマアイ
イヌガヤの雄花と雌花を探すが、雄花はすぐに見つかるのに雌花が見つからない。結局今日も雌花を見ることはなかった。
この毛深いのはシロバナネコノメかな?
今日の天狗の庭

雪はかなり減った
天狗の庭には岩の上に立つ木が何本も有る。何故そうなったのか謎だ。

最初から(実生の幼生のときから)岩の上でそのまま成長したとは考えにくいんだけど?
おっ、ユリワサビに蕾が出来ている
マルバマンネングサ
お気に入りのタコ足の木

さて、タコ足の木を写したら水の元に引き返そう。あれっ、おいわさん、このまま林道に上がって林道を歩いて風穴に行く計画じゃなかったん? と思うでしょう。そうしたいところなんだが、出来ない事情が出来てしまった。その事情とは? 忘れ物(落とし物)捜索(-_-;)

マクロ用のコンデジで小さな花を写すときは自作の小道具を使っていたが、その小道具が行方不明なのだ。コンデジで写した写真を液晶モニターで見ていくと、最後にその小道具を使ったのはニッコウネコノメだ。ニッコウネコノメを写してから天狗の庭に来るまでの間にその小道具を落としたようだ。

私はこれまでも座布団を何回も置き忘れて回収しに行って結局無くて新たに買ったことが3回ぐらいある。あの座布団はホームセンターで買って来たものをそのまま使っているが、この小道具はホームセンターで買って来たものを少し改造して使っているので、無くしたらまた改造する作業が必要でそれが面倒なのだ。なんとか見つけたい。しかし、結局見つからないままに水の元に戻った。

まだヘリが飛んでいる


機体に描かれた文字を見ると「えひめ21」だ
カラクサシダ

コンデジのマクロで写しているけど、小道具が無いので手持ちで撮影
チャルメルソウ
水の元のお花畑も今はこんな状況。少し歩いてみたけど特にナシ。
気になるヘリ
ボタンヅルの綿毛がまだ残っている

これも貴重な植物図鑑ネタにするのである
避難小屋前のミズキ
ミズキを写して避難小屋の前を通るとこれに気付いた。避難小屋の柱が土台から浮いている!

小屋が浮くわけないから土台が沈み込んだと考えるのが自然だな。これは市役所に報告すべきなんだろうか?
ヤマアイの花を見つけた
今日はヘリで終わり

車に戻り、そのままホームセンターに直行して小道具の元となる品物を買い、その日のうちに改造して小道具が完成。今度は落とさないように何か工夫が必要だな。


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