ゴールデンウイーク真っただ中の今日、皿ヶ嶺に行く。無目的に行くのではない。今日は九州から皿ヶ嶺の花を見に来る人を案内して歩くのである。10日前にも観察会で植物図鑑ネタ用写真をいっぱい撮ったが、今日も図鑑ネタが撮れそうである。

待ち合わせ時間は水の元に8時半の予定になっているが、それよりも早く行って気になるポイントをチェックしてから集合場所に行こう。

まずは最近完成したこのトイレを紹介しなくては。鉄塔No.156のあるヘアピンカーブの手前に有る。男性用トイレに入ってみると小便器が1つ。大をする場合は隣の個室を利用しなさいと言うことだろう。個室は3つ有り、右から男性用、障がい者用、女性用となっている。利用した男性用は水洗だったが、他の2部屋は利用してないので水洗かどうかは分からない。


デジカメ時計=6時51分(-_-;)

トイレから出て皿ヶ嶺に向かう山道に入り道端に車を停める。最初のチェックポイントへ。

ホウチャクソウが朝日を浴びて輝いている
目的のヒメナベワリ

イマイチな写りだけど、ここで時間をかけるわけにもいかないのでこれでオシマイ。また帰りに寄ってみよう。
ヤブニンジン

次はドライブスルーマツカゼソウポイントと呼んでいる場所。ここも道端に車を停める。

車から降りたらすぐに目に入ってきた黄色の花。イヌガラシかな?
ツルカノコソウが咲いているが、もう花の末期で花もバラバラ
咲き始めは花弁が密集しているが、今はこんなに離れ離れに咲いている
ピントの合っている部分をトリミング
???

細いタケノコみたいなのが出ている

ここはこれで終わり。次のチェックポイント。例のお気に入りの藪化した林道に向かう。

イヌザンショウ

このポイントはイヌザンショウが多い
クマイチゴの花が咲いている。10日前には花は一つも無かったはず。
2種類のツル性植物が巻き付いているけど、これは何?
10日前は定点観測中のタラノキを写そうとしたら、先端の新芽が採られていたが、今日はその脇から2番芽が出ている。これはこれで図鑑ネタになるではないか(-_-;)
クサイチゴ
トキワハゼ

とにかく図鑑用に片っ端から写しておく
キランソウ
謎の花の根元から出ている葉っぱ。ここまで成長してもまだ何なのか分からない。
このタラノキは林道のすぐ横に有るのに難を逃れたんだね。摘み取られた跡が無い。そしてここまで新芽が成長するともう採られる心配もない。
クマイチゴの花
トリミング
10日前に見つけて、タチツボスミレに似ているけど何か違うと思っていたスミレは、どうやらナガバタチツボスミらしい
???

ツル性植物で葉が丸くて大きい。ヤマブドウ?

※5/4追加
ラランナ父さんからキウイの野生化したものでは?との指摘が有りました。キウイ???と思いながらもヤマブドウ、キウイ、そして写してきた写真を見比べると矢張りキウイのようです。ネットで検索するとキウイの野生化したものは結構ヒットします。栽培しているキウイの実を食べた鳥の糞で広がるんでしょうか? 今後も定点観測してみます。
ヤマウルシ

葉っぱだけ見てもヤマウルシとは分からないけど、花芽が垂れ下がっているのはヤマウルシだとネットで学習しているのだ
10日前のレポートで「これは何???」とレポートにアップしていたらカラスザンショウだと指摘された。この写真では分かりにくいけど木の幹に鋭いトゲが密集している。
コショウノキの実

何回でも同じような写真をアップ。こうやってすり込むことで覚えていくんですね(-_-;)
???

何ウツギ???
葉柄が赤いのはサルナシ?
ウスゲクロモジ?
アリノトウグサ

アリノトウグサでこのポイントのチェックは終了。やっと水の元に向かう。

車道横のヤマブキ
水の元に近づいたところで斜面に白い花が見えた。車から降りて近づいてみるとツクバネウツギだ。似た花にコツクバネウツギが有るので、これがどっちなのかモニター画面でガクの枚数を確認。これはコのつかないツクバネウツギだ。
車からおりたついでに他にも何か無いかと目をこらすと、アララ、ウグイスカグラを見つけた
ウグイスカグラ

水の元に到着すると今日の参加メンバーがそろって私の到着を待っているようだ。それに皿ヶ嶺のアイドルも一緒にいる。その中の男性が私の方にやってきて「○○です」と自己紹介する。実は3年前にも九州のグループを案内してその中に居たんだけど私は顔を覚えられないので初対面みたいなものだ。ハンドルネームが「ラランナ父さん」なのでこれ以降はラランナ父さんと書くことにしよう。あとは今日のきっかけを作ってくれたyuuminさん。もう一人の昔乙女が「静です」と言われたので、んんん? 聞いたこと有るような?と思っていたら「写真展にも行きましたよ」と言われたので、あーと思い出した。もう一人の男性は静さんのご主人。これで全員集合らしい。

水の元のトイレ付近でこの参加メンバーにアイドルも加わって話をしていると、直前に到着した車から男性が降りてきて「風穴へはどうやって行くんですか?」みたいなことを聞いてくる。右手には皿ヶ嶺について書いているホームページを印刷した紙を持っていて、それを見ると登山口や登山道の地図も印刷されている。しかし地図が小さい。もっと良い地図を上げると言うことで車に戻り、車に常備している東温アルプスガイドを渡すと喜んでくれた。その人の車は青森ナンバー。まさか青森から皿ヶ嶺だけを目的に来るとは思えないから、四国一周でもしているんでしょうか?

ここでアイドルからお気に入りポイントを案内してくれるという有り難い申し出でが有り、そのポイントに移動する。


      続く




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