今日は東温市民ハイキングの日だ。私は上級者コースの参加メンバーを引率して歩くことになっている。今年の上級者コースは皿ヶ嶺の風穴を出発し竜神平に上がったらあとは東温アルプスを縦走して井内峠まで歩く。そして井内峠から林道に降りたらあとはひたすら林道を歩いて井内の集落のバス停で待っているバスに向かうのである。

8時に市役所駐車場を出発となっているので7時半ごろ我が家を出る。駐車場の目の前にあるコンビニで弁当調達したら駐車場で待っている担当者の方に向かって歩いて行く。他のメンバーも徐々に集合してきて結局今日歩くのは12人とのこと。ただしそのうち3人はサポート要員のさくら山行会メンバー。そして2人は市役所の職員みたいだ。つまり実質的な参加者は7人かな?

8時になれば駐車場出発。バスの中で一応挨拶。バスに乗り込む前に全員に配られた東温アルプスガイドの写真は全部私の撮影ですと自己宣伝(-_-;)

出発直前の様子。今日は天気予報は晴れのはずだったが見ての通りの曇り空。


デジカメ時計=8時34分
風穴からの登山道を歩きながら斜面に咲いているユキザサを教える。今日は植物ガイドとしても浅はかな知識をひけらかしながら歩くのである。
これはイチリンソウの2輪咲き。一株に2輪の花が咲いているのだ。でもニリンソウではない。

これは私が見つけたのではなく、そこに有るよと教えられて写した
ピンクの花が咲いている

歩いている途中で偶然出会った皿ヶ嶺の常連さんの話を聞きながら歩く。

トレランの人が次から次に竜神平方面からやってくる。誰かが話を聞くと30人ぐらいで走りに来たそうだ。どうりで朝の時間帯にしては駐車場に車が多いと思った。バスは無かったからそれぞれがマイカーで来て、登山者の少ない時間帯を選んで走るんだろう。

コミヤマスミレ

今日は大勢の引率者ということで花の写真をゆっくりと撮ることが出来ない。あわただしく写しては通過する。
登山道沿いにこの花が数か所ぐらい咲いている。でももう花の良い時期は終わったようだ。
久しぶりにバルタン星人
ベンチ横のタンナサワフタギを見上げる。蕾がついているようだ。
トリミング
ベンチ横のヤマボウシにも蕾がついている
蕾が分かりにくいのでトリミング。辛うじてヤマボウシの蕾だと分かってくれるだろう。
ヤマシグレも蕾をつけている
久しぶりに森のフラダンサーに挨拶
ササの中でササユリが隠れている
オモゴテンナンショウなんだけど、なんとまあ、分かりにくい写真。これでは植物図鑑に使えない。

でもこの時、他のメンバーにこれは葉が一枚だからオモゴテンナンショウなんだと解説していたのである。葉が一枚と表現する理由も説明する。
ウド
愛大小屋手前のシャクナゲをチラッと見ると満開だ。急いで近くまで行って写真を撮る。
カマツカ
オオミヤマのつかないただのガマズミだったかな?
竜神平の雰囲気

今日は天気予報は晴れだったので期待していたんだけどなぁ。


デジカメ時計=9時37分

ガスだけではなく時折霧雨のような雨が降ってきて防水コンデジを出した方が良いかなと思ったくらいだ。これ以上天気が悪くなるようなら初心者コースが上がってくるのを待って、初心者コースのメンバーと一緒に歩くことも一瞬考えたが、今日の参加メンバーは井内峠まで歩けると言うことを楽しみに参加を申し込んでいるのだ。私一人の軟弱な判断で勝手にコースを変えることは出来ない。そのまま行こう。

アカバナの群生地を見に行く。興味がある人も案内する。
これも「イグサのイ」だと説明。イの周囲に広がっているのはアカバナ。
足元の草も写しとこう
ズームイン。花か実がついている。
上の写真のトリミング
イブキザサの花
トリミング


ササの花が咲くとササが枯れると思い込んでいたけど、竜神平のササは毎年花を咲かせているように見える。
愛大小屋前のマユミを見ると、これも蕾が見える
ベンチ近くのブナ
今日の晩のオカズは何なの?と聞いている(-_-;)

そろそろ出発しましょうか


デジカメ時計=9時45分
カワラナデシコだと思う
順番から言えばツリガネニンジンと思ったんだけど、写真だけ見るとコバギボウシにも見える???
ヤマラッキョウ

集団を率いて歩いているのであれこれと何枚も撮る余裕が無い。これ一枚撮ったらさっさと歩き出す。
上の写真のオリジナルサイズを見ていたらヤマラッキョウに隠れるように出ている葉っぱに気付いた。これはオオヤマフスマかな?
樹林帯に入ると登山道足元にコバノフユイチゴ

ところが私は花期を勘違いしていて「狂い咲きだ」と言ってしまった。その後次々とこの花を見つけて狂い咲きではないことに気付いた。
分岐に到着。ここで右折して上林峠に向かう。
ツツジのピンクがきれいだ
このツクバネウツギは色が黄色だ。ネットで調べるとキバナノツクバネウツギとしてアップしているサイトもある。でも「単に色の違いだけで別品種扱いするのは素人だ」みたいなことを観察会で言われたからなぁ。やっぱりこれはツクバネウツギにしとこう。

全体の写真を撮ってなかったのが悔やまれる。
最初の観察会でトサノミツバツツジとツルギミツバツツジの見分け方は葉柄の毛の有無だと言われていたのでオリジナルサイズの写真でチェックしたけどよくワカラン。したがってこのツツジがトサノミツバツツジなのかツルギミツバツツジなのか不明。
オトコヨウゾメ
上林峠に降りる階段の横にミヤマノダケ
カンスゲ

上林峠へ下っていると団体さんとすれ違った。全部で11人とのこと。誰かが「どこから来たんですか?」と聞いている。岡山から来たと言う返事が聞こえた。私のザックには東温アルプスガイドが数枚入っているので、人数分は無いけど渡せば良かったと思いついたのはすれ違ってちょっと行ってから。3m程度離れただけなら駆け上がって渡すけど、10mも離れたらもう無理だ(-_-;)

上林峠


デジカメ時計=10時19分
この分岐を右に行けば林道に出るが今日は縦走なので直進
このツクバネソウは短いながらも首がある。だから普通のツクバネソウだ。
ツリバナ
陣ヶ森のアンテナが見えた。ここで小休止。陣ヶ森に行ったことのない人は行ってくださいと声をかける。私は行かない。


デジカメ時計=10時46分
シロドウダンも蕾を付けている
1253mピークで小休止。ここから向こうに行けばシャクナゲが有るよと説明。


デジカメ時計=11時26分
これは上の写真の標識の向こうに見えているブナ
少し見上げる
1253mピークを出発してすぐに有った太い倒木と縦走路の雰囲気


忘れないうちに書いとかなくちゃ。右側からは常に強風が吹いてきて寒かった。風の強い場所では弁当を食べることが出来ないから、どこで食べようかと考えながら歩いていたのだ。
このブナを見ながら歩くのだ
これはタガネソウかな?
井内の棚田が見える
うなめご手前の分岐に到着


デジカメ時計=11時46分

ここまで冷たい風を受けながら歩いてきたので、弁当を食べるなら風の無い場所でと思っていたが、ここは地形の関係なのかそれとも登山道横に生えているスズタケが防風の役目をしているのか風が弱い。時間的にも丁度良いのでここで弁当にしよう。後続メンバーに「ここで弁当にします。うなめごはすぐなので行きたい人は行って下さい」と声をかける。この時点では私は行くつもりはなかった。

弁当を食べたら結局うなめごに来てしまった。来た理由? キジ打ちのついで(-_-;)


デジカメ時計=12時7分

さあ、ここからが元気坂と呼ばれる激下りですよと声をかけて出発する。


     続く



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