1週間前の3日、4日、5日と3日連続で皿ヶ嶺を歩いていたのでその後は少し自粛していた。1週間が過ぎたので今日も皿ヶ嶺に行ってみよう。しかし天気予報は昼から雨だと言っている。午前中に気になるものを求めて歩いて来よう。

皿ヶ嶺に向かって走っているとフロントガラスに水滴が着く。あれっ、天気予報では昼から雨じゃなかったの?

もうこれで方針転換。上の方には行かずに麓をうろうろして植物図鑑ネタを探そう。

最初のチェックポイントで車を降りて足元を見るとこれが有る。これはハシカグサ?
オオハンゲを探したが葉っぱだけで、そこから伸びている部分が見つからない。あれっ?と思って探すと下に倒れていた。倒れたままの姿を写す。

キバナアキギリの葉が目立つ
定点観測中のアオテンナンショウ
ナルコユリは実になっている

次のポイントに移動する。

コバンノキ
ヨウシュヤマゴボウ

昨日のネットのニュースでは兵庫県の姫路市で誤ってこれを食べた男性が食中毒を起こして救急搬送されたと書かれていた
コナスビ
ジュズスゲ
ジュズスゲ
スイカズラ

ここからまた次のポイントに移動。水の元に行くまでにチェックポイントが多いのだ。

ウツボグサが咲き始めた
アリノトウグサ
オカトラノオも咲き始めた
ヤブムラサキ
ヤブムラサキの枝には毛が密集しているので白く見える
ウツボグサ
以前この葉を「ヤマブドウ?」と書いたらヤマブドウではないのではないかと指摘された。ヤマブドウなら葉の裏に毛が密集していると言われたので今日は葉の裏の毛を見に来たのだ。
まずは葉の表側。表側にも毛が生えている。
裏側

毛が密集している。と言うことはヤマブドウで間違いないと思う。
もう何か月も定点観測している謎の葉っぱ。花が咲けばこれが何なのかはっきりすると思うけど、最近これはもしかして○○?と思うようになった。焦らず花が咲くのを待ちましょう。
コバギボウシ
ヤマアジサイもきれいに咲いている
ナガバヤブマオ
この葉っぱはもしかしてマルバノホロシ?

去年ここで赤い実を見つけてヒヨドリジョウゴの実と書いたら、それはマルバノホロシだと指摘が有った。マルバノホロシの花はここでは見たことない。皿ヶ嶺の植物図鑑に入れているマルバノホロシの花は、それとは知らずに白猪の滝で写したもので、後でチェックしていたら白猪の滝で写した花がマルバノホロシだったと気付いたのである。
ヒメコウゾ
モミジウリノキ
クマイチゴ
ヒオウギ

これも定点観測対象だな
おっと、アキカラマツの葉だ。

去年ここでアキカラマツの花を見たけど、ここは何度も書いてきたように藪化した林道なのだ。林道と言うことはその工事のための資材、機材を持ち込んでいるのでそんな物に種が付着してどこか他所から入ってきたのかも知れないと思って植物図鑑に入れてなかった。でも図鑑ネタを増やすためにこの葉を見つけたのを機会に入れよう。それに皿ヶ嶺にアキカラマツが咲いていても何の不思議もないのである。入ってないのが逆に不自然かもしれない。

これでこのお気に入りポイントも終わり。次のポイントに移動。

マタタビ

まだ蕾だ
マタタビを写してふと見ると白い花がある。あれっ、これはミヤマイボタではないか!

私がミヤマイボタと書きまくっていた花はイボタノキだと指摘され、じゃ、ミヤマイボタはどこに有るんだろうと思っていたら目の前に有る。なんというラッキーな!!!
ミヤマイボタ

ミヤマイボタとイボタノキの見分け方は葉の先が丸いか尖っているか。尖っているのがミヤマイボタだと言われた。上の写真で葉の先が尖っているのがよく分かる。
そして次のチェックポイントに移動

ウグイスカグラ。2個ペアでぶら下がっていたのが1個しかない。現場では気付かなかったが、家に帰って写真チェック時に気付いた。ウグイスカグラの実の長い柄の部分が本来はぶら下がっているはずなのに葉柄に引っかかっている。強い風に煽られてあんなになったんだろうな。そしてペアになっていたもう一個は強風で飛ばされたか?それとも鳥に食べられたか?
近くに有ったヤマアジサイ
ドライブスルーエビガライチゴ

雨もだんだん本降りの雰囲気になってきたので皿ヶ嶺の上の方に行くのは完全にあきらめた。代わりにまたトンネル横の林道を歩こう。あそこは雨の日でも安全に歩ける良い場所である。

トンネルに向かう途中でギンレイカの新芽が出ているかチェックする
ギンレイカの根元を探したが新芽が出ているのかどうかが分からない。ギンレイカの新芽がどんなものか知らないんだから分かるわけ無いか(-_-;)

でもギンレイカは7月に花を咲かせるんだから、もうそれらしき姿を現しても良いと思うんだが?
車から降りたついでに付近をちょっと歩いて何か無いか探そう

コナスビ
何スゲ???
サワギク
???

これはスゲではなくイネ科?
全然観察会の成果が出ていない(-_-;)
アカショウマの蕾
これはさっきとは別のスゲですよね?
ギンバイソウの蕾が出来ている

上林トンネル手前の広い路肩に車を停めて傘を差して林道に向かう。さっきのポイントまでは傘なしでなんとか歩けたが、もう傘なしで歩くのはしんどい空模様になっている。

ユキノシタ

でも私にとっては正しいユキノシタではない。私が認定する正しいユキノシタは岩場に咲くのだが、この花は林道の道端に咲いている。
ハナビゼリ
ミゾホオズキ
ソバナ
ヤマアジサイ
上林峠に上がる階段が見えてきた。もう少し奥まで行ってみる。
私にとって正しい姿の岩場に生えているユキノシタ。まだ蕾だ。
ヒメウツギの実

これを写したところで防水コンデジのバッテリーがご臨終。

1週間前のスゲ観察会も雨の中だったので全ての写真は防水コンデジで写した。あの日、家に帰ってから充電しなきゃと思っていたのに忘れていた。その消耗したバッテリーのままで使っていたのでこうなるのも仕方がない。
シモツケソウ

スマホで写して自宅PCに転送
オオキヌタソウ

これもスマホから自宅PCに転送
水の元よりも下の方に降りた所で、助手席の窓ガラスを下ろして運転席から座ったままでイワガラミを写す

今日はスゲ観察会以来1週間ぶりに皿ヶ嶺に行ったけど、もう梅雨入りもしているので雨に降られて下の方うろうろしか出来なかったのは残念。それでもマルバノホロシの葉やアキカラマツの葉も写せて植物図鑑のネタとしては良いネタが撮れて良かった。


      一人でお出かけに戻る   TOPに戻る   これまでの皿ヶ嶺山行記(月別)
      皿ヶ嶺の植物図鑑





inserted by FC2 system