今日は山歩きのお許しが出たので久しぶりに皿ヶ嶺に行ってみる。ただし夕方の常識的な時間には帰宅しないと晩御飯が無いので、いつもよりも早めに家を出よう。6時半ごろ家を出て途中のコンビニで買い物。そして鉄塔No.156のヘアピンカーブを曲がったところに車を停める。今日はここから赤柴峠経由で皿ヶ嶺に行くつもり。

準備が出来たらここから歩き出す。そうめん流しののぼりも立っている。


デジカメ時計=6時53分

標識には赤柴峠まで100分と書いてある。このコースタイム100分は私が決めた時間だ。ちょっと余分に時間がかかったとしても120分、つまり2時間後の8時53分には赤柴峠に立っているはず。
これはエゴノキの実?
すぐにこの交差点に出会う。ここは標識に従って右手の砂利道に入る。

ここを直進して鉄塔横の登山道を行けば水の元に出る。
ホタルブクロでも写しとこう
林道左側はウワバミソウの群生だ
ウワバミソウの雌花

以前にも書いたけど、ウワバミソウは雌雄異株でここに群生しているのは雌花ばかり。雄花なしでどうやって受粉するのか素人には謎なのだ。
ムカゴイラクサ
コマツナギ
あっ、ネムノキ発見。嬉しい〜。

ネムノキなんて町中にも有る木で別に珍しくも無いのになんでそんなに喜ぶの?と不思議に思われたかも?
皿ヶ嶺の植物図鑑に入れるネタは鉄塔No.156よりも高い場所にある植物と決めているのだ。ところが私のいつもの行動範囲にはネムノキが無くてまだ植物図鑑にはネムノキが入ってない。これで植物図鑑ネタが1つ増えると思って喜んだのである。
この標識のところで農道から外れて用水路沿いのあぜ道のような道に入る
すると目の前を川が流れている。ここ最近よく降った雨で増水している。見るからに深そうだ。これは渡れんな。

あれっ、おいわさん石鎚の秘境の滝に行くときはこんなところを渡っているんじゃないん?と思われるだろうが、石鎚の秘境の滝に行くときはそれなりの覚悟を持って行っている。しかし、たかが皿ヶ嶺に行くのにそんな覚悟は無いのである。ここを渡るのはあきらめてちょっと上流側に迂回してみよう。
どこで渡ろうかと思案しながらここまで上がって来たが、きりがないのでここで渡ることにする。しかし濡れた岩で足が滑ってひっくり返ったら悲劇だ。仕方がない。川に入る。ところが思ったよりも深い。結局登山靴の中まで水浸し。スパッツを付けていたおかげで、靴を脱いで水を出すほどでは無いけど、今日一日靴下びちゃびちゃで歩くはめになった。それなら最初から上の写真の場所で渡れば良かったのにと言う意見は聞きません(-_-;)
また農道に出会ったところからの景色。一番奥の山は福見山。

最初からその農道を歩けば良かったんじゃないんと思う人もいるだろうが、その農道の出発点を知らないので、この道を来るしか無かったのである。
道端のヤブジラミ
トリミング


現場では気が付かなかったが、家に帰って写真をチェックしていると葯の色が紫できれいだ。

今朝はあわてて逃げるように家を出てきたので忘れ物が2つ。1つは水分補給用のおやつのトマト。もう一つはマクロに強いコンデジである。ヤブジラミもコンデジが有ればもう少しクローズアップのまともな写真が撮れたかも知れない。メモリーカードを忘れなかっただけ良しと良い方向に考えよう(-_-;)

ヒメジョオン? ハルジョオン?
赤柴峠への登山道入り口を示す標識が立っている
ムラサキニガナ

ムラサキニガナは多かったですね。去年1年間で見た数のムラサキニガナを今日一日で見たような気がする。
花ではなく蜘蛛が気になりトリミング
ヤブミョウガも有るよ
ギンバイソウ

こうやって見かけた花は一つずつ写しながら行く
ハエドクソウ

これもコンデジが有ればもっと大きく写せたのに
イワガネソウか? イワガネゼンマイか?
どちらか確認するためには裏の葉脈をチェック

よく見えない(-_-;)
トリミング

イワガネソウだ
マムシグサ?

この写真だけではよくワカラン。ただしオモゴテンナンショウで無いことは分かる。
ムラサキニガナ
ギンバイソウ
鉄塔No.154の手前にヨウシュヤマゴボウ
2、3年前、松山の市街地でコンクリートの隙間のわずかな土の部分にこの花が咲いているのを見て、え〜???と思ったことが有る。帰化植物と言うことだが何故ここに? 鉄塔建設時に種が運び込まれた?
タケニグサがもうこんなに咲いている
これはダイコンソウかな?

花弁が5枚の黄色の花でウマノアシガタやキツネノボタンと似ているけど葉っぱが違うね
赤柴峠への登山道は四国電力の鉄塔巡視路を利用している。そのためこんな標識が要所に立っている。
トチバニンジン
あれっ、シュウブンソウだ。シュウブンソウを知ったのは2年前。それまで見たことも聞いたことも無かったので珍しい花なのかなと思っていたが、去年になって皿ヶ嶺の数か所で見つけることが出来て、そう珍しい花ではないことが分かった。そして今日は結論を先に書くと今日も数か所でシュウブンソウを見かけた。
この5枚葉は?

観察会で教えられたような気もするが?
赤柴峠への登山道は山頂すぐ手前の自然林まではずっとスギの植林帯を行く
ツルニガクサ
ヒヨドリバナ
クサアジサイ
ムラサキニガナは多いのでつい写してしまう
ここにもキウイの野生化したのが有る
このムラサキニガナは色が薄い


ウスムラサキニガナにしよう(-_-;)
一度教えられたらサルでも分かるゲジゲジシダ
オオバショウマの蕾
山の中に突然現れる鉄橋

四国電力の巡視路の橋だ。初めてこのコースを歩いたときは、これで本当に合っているのかな?と思いながら歩いていたが、事前にネット学習して来た橋と同じ橋が目の前に現れたので安心した。
ウマノミツバ

この花は歩き始めの頃から足元に見えていたが、まだ花に日が当たってなかったので写さなかった。ようやく日の当たる花を見つけて写す。
こんなところにタンナサワフタギ

何故これがタンナサワフタギと分かったか?
なんとなくである(-_-;)

明確な特徴を見てタンナサワフタギだと思ったのではない。なんかタンナサワフタギに似ているなと思っただけである。しかし、これが似ていると思っただけでも我ながら長足の進歩である。
コナスビ

これもマクロに強いコンデジが有ればもっと大きく写せたのに
コガクウツギ
トリミング

頭から3本の角が出ているのが面白い。でも当然ながら3本の角が出るのには理由が有るはずだが、それはまだ未解決。
No.153鉄塔を見上げる
ここには四国電力の細い柱が4本立っている。対角線の交点で立ち止まったらどこかにワープするという噂(今、作ったんですけど(-_-;))
ヤブコウジもここに来るまでに見かけていたけど、暗かったので写さなかった。ここで日が当たっているのを見つけて写す。
アキカラマツの葉っぱだ
オカトラノオ
ホタルブクロ
サンショウが有る。しかも実がついている。サンショウの実を皿ヶ嶺で見たのは初めてかも。花は見たこと有るけど、サンショウは雌雄異株なので、花が咲いたからと言って実がなるわけではないことを最近知ったのだ。
東温市が赤柴峠コースの標識を立てるまでは、この標識が唯一の標識だった
ムラサキシキブの花が見えた
ハナイカダも珍しいものじゃないけど、見つけたものは写しておく。なんでも写しておけば、後になってそれが役に立つことが有るのである。特に植物図鑑ネタではそれが大いに役立っている。
ヤマアジサイ
サワギク

背後の白いのはドクダミ。

んんん??? レポート作成時に気が付いた。ドクダミを写してない(-_-;)
ギンバイソウ
ギンバイソウ
シュウブンソウの小さな群生。オリジナルサイズの写真でチェックすると20株ぐらいは写っている。2年前までは全く知らなかったので珍しいものかと思っていたが、今日だけでもあちこちで見かけて、皿ヶ嶺ではちっとも珍しくないのだと感じた。
ヤマアジサイを写したつもりなんだけど分かりにくい
天気が良ければ一日1回は太陽写しこみが欠かせない(-_-;)
これもヤマアジサイを写したつもりなんだが・・・
こんなところにハンカイソウ
フタリシズカの実

こんなのが植物図鑑ネタに重要なのである
オオバギボウシ

まだ蕾は無さそう
これはムベ?

ムベはまだ葉っぱしか見たことない
サラシナショウマにも蕾が出来ている
サラシナショウマ
ヤマアジサイ
ホウチャクソウの実
アカショウマ。このアカショウマはもう終わりかけ。変色している。
ヤマアジサイ
周囲が自然林になってきたら目的地の赤柴峠は近い
赤柴峠到着


デジカメ時計=10時1分

コースタイムが100分なので、9時までには到着するだろうと思っていたら、なんとさらに1時間余計にかかったことになる。コースタイム100分設定したころは花の写真もあまり撮らずにガンガン歩いていたに違いない。


     続く





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