今日は皿ヶ嶺で観察会が有るので参加する。8時に風穴駐車場に集合となっているので、早めに行って下の方のお気に入りポイントで図鑑ネタを写してから風穴に行くことにしよう。

最初のお気に入りポイントで最初に写したのはモミジガサ


デジカメ時計=6時44分
マツカゼソウは蕾を付けている
オトギリソウが朝日で輝く
ヨウシュヤマゴボウの実
こっちはまだ花弁が残っている
コバギボウシの蕾

竜神平のコバギボウシはもう咲いているのに、水の元よりも標高の低いここがまだ蕾ってどういうこと? 日当たりの関係かな? ここは皿ヶ嶺の北側斜面なので竜神平よりは日が当たらないと思う。
ウシタキソウを見つけた
ウシタキソウの見分けポイントは葉の形。心形つまりハート形なのだ。これはもちろんネットで得た知識である。
オカトラノオはすっかり終わってしまった
メヤブマオ

2、3年前までは無視していた地味な花だが、皿ヶ嶺の植物図鑑ネタとして欠かせないものになってきた
タケニグサの周りをハチが飛んでいるが、全然落ち着きのないハチで、一つの花にじっと止まると言うことが無かった
タガネソウ
ツルニガクサ
ヒヨドリバナはまだ咲いてない
コバンノキに実がついてないかと探したが、見つけることが出来なかった
ヘクソカズラ
ナガバヤブマオ
一応、葉の裏側もチェック
ここにもウシタキソウ
上の写真のトリミング
ミツバ
ムカゴイラクサ
コガクウツギの実

これで最初のお気に入りポイントは終わり。次のお気に入りポイントに移動する。

アリノトウグサ

肉眼では咲いているかどうか分からなかった。家に帰ってパソコンでチェックしたが、やはり咲いてない。数日後に見に行けば咲いているだろう。
???


ヤマノイモの仲間のような?
上の写真のトリミング
???


これもヤマノイモの仲間だと思う
上の写真のトリミング
これは正真正銘のヤマノイモだ。ヤマノイモは雌雄異株でこれは雄株の花。
おっ、ヤブコウジの花を見つけた。ヤブコウジの花は初めて見た。
トリミング
アキノタムラソウ

真夏に咲いてもアキノタムラソウ(-_-;)
シュウブンソウ
ホタルブクロ
コアカソ

アカソ、コアカソ、クサコアカソはよく似ているが、コアカソは下部が木質化するので見分けやすい。これも木質化しているのを見てコアカソだと確認してから撮影
ヒオウギが咲いている
定点観測しているヒオウギはまだ蕾だ
ドクダミ
トリミング

小さな実の集合体だと分かる

これでお気に入りポイントの一人観察会はオシマイ。風穴に移動して広い駐車場に車を停める。

風穴のトイレ前の木に白い花が咲いている。カラスウリみたいだ。そしてあの黒いものは上空のヘリコプター?
なんだ。ハチか(-_-;)
風穴のトイレにこんな紙が貼ってあった。竜神平のトイレ撤去のお知らせ。8月か9月には竜神平のトイレを撤去するので、それ以降は携帯トイレを活用しましょうと書いてある。

実は東温アルプスガイドの初版には竜神平のトイレは地図に入れてなかったが、改訂版から追加している。また東温アルプスガイドを改訂しないといけないな。
ノブドウ
ありゃ、定点観測していたナワシロイチゴがきれいさっぱり刈り取られている
駐車場横の斜面もきれいに刈り払われて、残っているのはウバユリ、ヨツバヒヨドリ、ウドの3種類だけ
その残されたヨツバヒヨドリを写す
トリミング

筒状花が5つまとまっている
ウド

集合時間の8時をわずかに過ぎた頃に観察会提唱者のSさんが助手席にNさんを乗せてやってきた。そして今日のコース説明を聞いてビックリ。実は観察会の案内メールには「竜神平ではそろそろ花盛りの季節に入りかけているようです」と書かれていたので、てっきり風穴から竜神平に上がるものと思っていた。ところが今日の計画は陣ヶ森〜上林峠〜林道散策〜天狗の庭〜水の元と言うことで竜神平を迂回するようなコースになっている。

駐車場で3人が話をしていると原付バイクでやって来た昔乙女が何か言いたそうな顔で近づいてくる。そして「皿ヶ嶺へはどこから上がるんですか?」みたいなことを言う。それで私も車から東温アルプスガイドを持って来て3人であれこれと説明する。この昔乙女は今から上るんじゃなくて近々に仲間と行く予定が有ってその下見らしい。

この昔乙女は「山の景色をスケッチをするのが好きでこんなの書いてます」とわざわざバイクの荷物からスケッチ帳を持って来て目の前で広げた。それを見て我々3人が「おおお!!!」と感嘆の声を上げた。凄い細かい。ラフな輪郭のスケッチならどこかで見たこと有ると思うけど、こんな細かいスケッチ見たことない。これは珍しいと思って車のボンネットに乗せて写させてもらった。



石鎚山系部分をトリミング
 

Nさんが細かくチェックして「山と谷を正確に書いている」と感心している。皿ヶ嶺にはまだ上ったことが無いとの話を聞いてSさんが私のホームページを是非見なさいと宣伝してくれる。

そしてこの昔乙女はもう一つ興味深い話をしてくれた。この人は以前は東北に住んでいたが親の介護のために愛媛の実家に戻って来た。そして愛媛に戻って驚いたことは山がきれいに見えないと言うのだ。東北では山がクリアーに見えていたのが愛媛ではそうじゃないと言う。それを聞いてNさんが「愛媛は汚染発生源の国に近いから」と言った。私はそれも有るかも知れないけど気温の差も有るのではと思った。愛媛の方が東北よりは気温が高い。つまりそれだけ水蒸気も多く発生してかすむことも多いんじゃないかな?

昔乙女と別れたらいよいよ観察会開始だ。まずは水の元に移動して私の車を置き、今度はSさんの車に3人乗って陣ヶ森のアンテナに向かう。


        続く




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