3日前の21日は皿ヶ嶺で観察会だった。上林峠から降りてきてトンネル横の林道を歩いていると携帯に着信が有った。誰? と思いながら出てみるとさくら山行会の会長さんだった。会長さん曰く「国民の祝日に新しく山の日が追加されてから初めて来月その山の日を迎えることになるが、愛媛新聞が山の日に合わせて企画記事を書くことになったようだ。私が皿ヶ嶺を案内するよう依頼されたが私は都合が悪くて行けない。おいわさん、代わりに愛媛新聞の記者と皿ヶ嶺を歩いてくれないだろうか?」と言うような内容だった。要は会長さんのピンチヒッターで私が新聞記者と一緒に皿ヶ嶺を歩いて欲しいと言うこと。そんなピンチヒッターならOKです。了解ですと返事する。夕方、記者から電話も入り24日の9時に風穴の駐車場で会いましょうとなった。

9時に風穴に集合なので、いつものように早めに出てお気に入りポイントのチェックをしよう。

お気に入りポイントの藪化した林道。ここは去年たまたま気まぐれに入ってみたような場所だが、去年はまだこんな藪になってなかった。足元はまだ地面が見えていたのだ。今日は(この写真は)地面が見えない。このペースで行くと来年は歩くのも困難になりそうな予感。
???

花が咲いたら分かるかな?


※7/28追加
ヘクソカズラの葉のようです
定点観測のヒオウギはまだ咲いてない
3日前に咲いているのを見つけたヒオウギはまだ萎れることなく健在だ
オトギリソウ
林道の真ん中にオオキツネノカミソリが咲いている。あらためて書くけど、あの花が咲いているのは林道の真ん中です。誰も通らなくなったらこんなに藪になってしまうのだ。
オオキツネノカミソリ

今年の初見だ
アキノタムラソウ
モミジウリノキの実が黒くなっているのを見つけた。これ以外の実はまだ緑色だ。
メヤブマオ

メヤブマオは今年覚えた植物なのに、もう何年も前から知っているように書いてしまう(-_-;)
シュウブンソウ

ここは何か月か前に工事用車両が通ったようで地面が見えている
メヤブマオのかたまり
このコバギボウシは、やっと蕾が出来たような雰囲気
定点観測している謎の花の葉っぱ。謎の花とは良いながらもなんとなくあれかな?と思えるようにはなってきた。しかし実際に花が咲かないことには正解は分かりません。
これは普通のヨモギかな?
これが何か分からない。3日前に見つけていた花だけどまだ何か調べてない。ヤマノイモの仲間だろうとの見当はつけているんだが。
トリミング
もう一度全景を
センブリも出て来たね
オトコエシの蕾も出てきた
マツカゼソウの蕾も膨らんできている
イボタノキはあんなに花を咲かせていたのに実が見つからない
有った。1つだけ見つけたイボタノキの実。
ツユクサも咲いている。こんな花でも私にとっては今年の初見となる貴重な花。
オトギリソウ
イヌザンショウ。この藪化した林道にはイヌザンショウが多い。蕾を付けたイヌザンショウの木を何本も見つけた。

風穴の駐車場に9時集合なので、ここはこれで終わり。風穴に向かうが、いつものように何か無いかとキョロキョロしながら運転していると黄色いものが視界に入った。アレは!!!と思って数十m行き過ぎて広い路肩に車を停めて歩いて引き返す。

目的は黄色の花だったが、それよりも先にこの花が気になった。初めて見る花。これが道端に咲いている。



背後に黄色の花がぼんやり写っているが、この黄色の花の正体は帰りに明かそう(-_-;)
ピンクの花はツルニガクサに似ているが全体の形は違う。これはもしかしてニガクサ?



家に帰ってすぐにネットで調べると矢張りニガクサのようだ。数年前に初めてツルニガクサを見たときは、ネットでニガクサまたはツルニガクサだと分かり、両方の相違点は腺毛の有無で、ニガクサには腺毛が無く、ツルニガクサには腺毛が有ると書かれていた。今日見たニガクサは、そんな重箱の隅をつつくようなことをしなくても見ただけで違いが分かるじゃないか。花全体の姿、形が全然違う。

でも植物図鑑に2種類の相違点を書く場合は矢張り腺毛の有無を書かざるを得ないんだろうな。花全体の姿、形が全然違うなんて抽象的なことは書けんわな。


ところでニガクサは初めて見たので当然植物図鑑に入ってない。これで新ネタゲットだ。
思いがけないものを見つけて機嫌よく車に戻っているとカラスウリの花を見つけた
カラスウリ

ネットで調べると雌雄異株とのことなので、ここで花が咲いたからと言ってここに実がなるとは限らないことになる

愛媛新聞記者との待ち合わせ場所の駐車場に来てみると車が多い。しかも今から丁度出発するところなのか家族連れの団体さんが大勢いる。夏休みなんだなー。そして向こうの方から記者のKさんが歩いて来た。

      続く




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