一昨日は観察会で見つけていたアクシバの花がもう咲いているだろうと思い皿ヶ嶺に行ってきた。アクシバの花を見た帰りにハナビゼリの蕾を見た。ハナビゼリは2年前の観察会で名前を知ったが、その時は花も終わり実になった状態だった。そして実を見たら花を見たいと言うことで去年はハナビゼリの花を見つけようとしたが、結局見ることは出来なかった。その念願のハナビゼリの蕾を見たのである。これはどうしても花を見たい。

昼前アッシー君の業務が終わり昼飯も食べたら「ちょっと出かけて良い?」と許可を求めるが、意外と簡単にOKが出たので出発。しかし一昨日も行ったばかりなので、今日はお手軽散歩なんだと言うことを強調するために昼前のアッシー君で出たときの服のまま出発。それはTシャツに半ズボン。さすがにサンダル履きでは無理なので運動靴で出かける。登山靴ではない。

上林トンネル横の林道に行くために、それよりも手前の広い路肩に車を停める。先客の車有り。そして目的地に向かって歩いていると林道の道端で何か探すような雰囲気で歩いて行く人がいる。私が「何か花を探しているんですか?」と尋ねると「虫を探している」との返事だった。私が「ハナビゼリと言う珍しい花を見に行く」と言うと、見に行きたいと言われたので一緒にハナビゼリを目指す。トンネル横の林道に入ったところで、「この林道は歩いたことは有りますか?」と聞くと「有る」と言うことだった。花でも虫でも何か探そうとしている人にとってはこの林道は良い場所なのかも?

そして目の前にハナビゼリが見えてきた。よく見ると少しだが花が咲いているのが分かる。まずは私から。

初めて見るハナビゼリの花
何枚か写真を撮ったら一緒に歩いて来た男性に場所を譲る。これは別のハナビゼリを前景に撮影中の男性の後姿を写す。

この目の前のハナビゼリも背が高い。私の胸の高さぐらいある。
もう一度最初の場所に戻って咲いている花を写す

二人で交互に同じ花を写すような形になり、その男性が写し始めたら私は林道の奥に歩き始める。またここに戻った時には男性も居なくなって一人で心置きなく写せると思う。林道で植物図鑑のネタ写真を撮ろう。

ウマノミツバ
シロヨメナかな?
何か月か前まで工事用の車が走っていたので林道にはまだ草も生えておらず、運動靴でも何の心配も無く歩ける。サンダルでも良かったかな(-_-;)

右の階段を上がれば上林峠だが今日はお手軽散歩なので行かない。
花の終わったダイコンソウをコンデジで写す
イワタバコも終わりが近いのか元気がないように見える
ここを通ればお約束のヒメウツギ。とにかく写しやすいから写す(-_-;)
ジンジソウ
私にとっては謎のオトギリソウ


オトギリソウでもなくサワオトギリでも無いから消去法でナガサキオトギリと思っているんだが・・・
葉が小さいことが分かりやすいように定規も一緒に写してみた
上林峠に上がる途中で林道が下に見えるポイントが有るが、その見えている場所がここだと思っている。
ダイコンソウの全景が写せて植物図鑑ネタにちょうど良い
色白のソバナ
ギンレイカの実
まだ花は咲いてないけどハナビゼリ

そして最初に写したハナビゼリまで戻って来た。予想通り男性も居なくなっている。

皿ヶ嶺の植物図鑑の解説文は花の色が白となっている。しかし目の前の花は紫色だ。
白色のハナビゼリも有るらしいので、図鑑の文章も一部修正が必要だな。
上の写真のトリミング

撮影枚数はこんなもんじゃないんだけど、ホームページにアップ出来るのはこの程度。何故か微妙にピンボケの写真を量産していた。しかもコンデジでアップで写した写真は全滅(-_-;) まだ咲き始めたばかりなので、もっと咲きそろう頃を狙ってまた写しに行かなくちゃ。

目的のハナビゼリの花を見ることが出来たので、あとは適当に植物図鑑のネタを探そう。

ソバナの背景はクサアジサイ


ソバナをもっと中央に配置して写そうと思えば登山靴じゃないと無理だった
シモツケソウの終わったの
オオバショウマ
チョウ? ガ?  


蝶と蛾を区別するのは世界でも日本だけの現象だとテレビの雑学番組で見たような気がするが???
色の濃いクサアジサイ
目立つものを写す。コマツナギ。
イタドリの小さい花が見える
同じ花をコンデジのマクロで

車に戻り風穴の広い駐車場に移動する。目的はミヤマタニタデ。先日、愛媛新聞の記者と歩いたとき風穴近くのコチャルメルソウを写し、家に帰って写真をチェックするとミヤマタニタデが写っているのに気付いた。だから今日は最初からミヤマタニタデ狙いなのだ。

逆光に輝くものはなんでも写す
ボタンヅルの蕾
キブシ


目についたものはなんでも写しておく。これが後になって植物図鑑のネタに使えることが多いのである。
刈り残されたフシグロセンノウ
この前はコチャルメルソウを写したら、すぐ横にミヤマタニタデが写りこんでいたので、まずはコチャルメルソウを探す。しかしコチャルメルソウとミヤマタニタデが並んでいるところを見つけることが出来ない。仕方なく探していたら見つけた。
コンデジでも写しておこう
真ん中の岩の上にコチャルメルソウが群生していたのだが、それが無くなっている。なんで???
ヒマラヤのケシの花も少しは残っていたけど、もう終わりですと言いたい雰囲気
車に戻る前にタカネハンショウヅルのチェック。と思ったら無い。この目の前の枯れた葉っぱはタカネハンショウヅルだと思う。草刈り時にわざわざ根元を切ったんだろうか?

次は先日見つけてチェックしているニガクサポイントに行こう。

その前に植物図鑑用にカラスザンショウの花を写そう。見ての通りドライブスルーカラスザンショウ


※8/3訂正
カラスザンショウではなくイヌザンショウ
葉が違う
カラスザンショウの花

※8/3 イヌザンショウ
コンデジで写す
これは???

ここは確かヒキオコシが咲いていた場所。これはヒキオコシの葉っぱなのか?確認のために検索すると間違いなくヒキオコシのようだ。でも検索してヒットした葉の写真をアップしているのは薬草のサイトだった。このレポートを見てわざわざ薬草としてのヒキオコシの葉っぱを取りに来る人はいないだろうな。

水の元のそうめん流しは今日は営業終了かな? お客さんも居ない。素通りしようと思ったけど、なんとなくクリの木を見上げるとクリの実が見えた。あわてて車を停めてクリの実を写す。

クリの実

こんなありふれたものでも植物図鑑ネタに必要
水の元よりも下の方の道端でこの一株だけがポツンと咲いていた

目的のニガクサポイントに到着。

白い花が見えたので何かと思って近づいたらアキカラマツの蕾だった。ここは花の時期に限定しても数十回は走っているはず。でもこの道端でアキカラマツが咲いているのを見たことない。今まではここにそんな花が咲くはず無いとの思い込みで素通りしていたんだろうか?
究極のドライブスルーニガクサだ。画面の右半分はアスファルト道路。これも歩いているからこそ見つけることが出来る。運転していたら見つけることは出来ないだろう。んんん???それならドライブスルーと命名するのは変かな(-_-;)
もう少し近づいて
キツリフネもまだ咲いている
目的にしていたニガクサはすっかり花が終わっていた。代わりにこの前見つけていたミズタマソウを写す。
最初のドライブスルーニガクサをコンデジで。結局この花が一番花らしい花を付けていた。
ヤブコウジの実
ここにもミズタマソウと思って写したが、よく見るとウシタキソウだった
アキカラマツの蕾。蕾だけ見てもアキカラマツだとは分からないけど葉っぱが写っているので間違いなくアキカラマツだと分かる。

最後のポイントはお気に入りの藪化した林道。でも今日は半ズボンに運動靴なのだ。こんな格好であの道を歩きたくないけど宿題解決のために仕方なく入る。宿題とは???

宿題の前にヒヨドリバナをコンデジで写す
この前のレポートでヤマノイモの仲間だとは思うけどこれは何? と書いて自分でネットで探してオニドコロ? と書いた。
するとレポートを見た観察会主催者のSさんからヒメドコロかも??? もっと写真が欲しいとリクエストされたのだ。

この前は写真の左の方に写っている細い状態だったが今日は上の写真のように太くなっている。と言うことはこれが実で花は雌花と言うことになる。
葉の写真が欲しいとも言われていたので葉を写す。自分でネットの写真と見比べて指摘されたとおりヒメドコロだと思う。オニドコロはもっと葉が広い。
オトコエシが咲いている。コンデジのマクロで写す。
マツカゼソウ
これはヒメドコロの雄花だな
写しているときは、これがヒメドコロ?と半疑問形で写したが、帰ってネットの写真と見比べてヒメドコロと確信する
ヒメドコロの雄花をコンデジで
ヤマハッカ



今日は定点観測中の謎の葉っぱは見に行かない。理由は簡単。半ズボンでは行きたくない場所なのである(-_-;)
これは普通のヤマノイモ
イヌザンショウもコンデジで


ここに来たら必ず写すアリノトウグサをコンデジで写したけど全滅だった(-_-;)


これでお気に入りポイントの写真は終了

今日はハナビゼリの花が目的で来たが、少ししか咲いてないけど無事にハナビゼリの花を見ることが出来て良かった。そして図鑑ネタとしては新ネタになるヒメドコロの雌花、雄花を写すことが出来て良かった。しかも半ズボンに運動靴というスタイルで写せたのも良かったです。


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