6日前の8月11日シノノメソウを見てきたが、行った時間が早すぎて花に日が当たらず納得いく写真が撮れなかった。今日はあえて遅めに出て日の当たるシノノメソウを見て来ようと家を出る。ところが皿ヶ嶺が近づいてくると皿ヶ嶺は厚い雲の中だ。これでは今日もシノノメソウは暗い中で写すことになりそうだ。シノノメソウはさっさとあきらめて久しぶりに白糸の滝に行ってみよう。白糸の滝に行こうと思った理由は、滝が目的ではなく、滝の横を這いあがれば天狗の庭に出るルートが有ると聞いたことが有るからである。天狗の庭に行く程度の歩きなら未踏のルートでも夕方までには帰れるだろうと思ったのだ。

鉄塔No.156のヘアピンカーブを曲がったところに車を停める。ここから白糸の滝まで歩くのだ。

皿ヶ嶺は雲の中


デジカメ時計=11時33分
ここから先は車での離合は困難となる。だから時間に余裕があるときは車ではなく歩いて行くことをお勧めします。
道端に小さなピンクの花を見つけた。初めて見るわけじゃないけど皿ヶ嶺の植物図鑑にはまだ入れてないな。
キツネノマゴ

うろ覚えの記憶で花の名前はキツネノゴマだったような気がして念のために検索するとヒット件数が少ない。キツネノマゴで検索するとヒット件数が多い。と言うことでgoogleの検索件数でキツネノマゴに決定(-_-;)
キツリフネがかたまって咲いている
キツリフネ
最初見たときはトウバナが咲いていると思って写した。家に帰って写真をチェックしていると、なんか違う。あちこちの写真と見比べてクルマバナに決定。

なんか違うと思った理由は葉の鋸歯。花は同じに見えた(-_-;)

ところでクルマバナもまだ植物図鑑にはまだ入ってない。早くも2つの新ネタを見つけた。ラッキー。
車を鉄塔横に停めて歩いて来た理由は、離合が困難な道路事情もあるけど、このヤブレガサを見ることも理由に上げよう。風穴や水の元周辺にはヤブレガサが無いが、ここに来ればヤブレガサを見ることが出来るのだ。
残念ながら花はもう終わっている
白糸の滝の駐車場に来てビックリ。ここに有った汚いトイレの建物が無くなっている。その分駐車スペースが広くなっている。
駐車場すぐ前の道端にマツカゼソウ
最初の小滝
久しぶりに来て途中の滝を写しながら白糸の滝に向かう
オオキツネノカミソリの実

貴重な植物図鑑ネタになるのだ
白糸の滝に到着。先客は数名の若い男女。滝が好きで来たと言うのではなく、話のタネに涼みに来たと言うような雰囲気。
もう一枚


正面から滝を写さなかった理由? 
先客の若い男女の前に立つのが恥ずかしかったのである(-_-;)
岩場のイワタバコ

まだ辛うじて花の形は保っていると言った感じの花だ
急斜面を這い上がっていると良いもの見つけた。ミヤマウズラ。久しぶりに見た。
なかなかの難コースを這い上がって小さな峠に出たら目の前はスギ(ヒノキ?)の植林が広がっている

ここまでは踏み跡をたどって上がって来たが、天狗の庭に行けると言う噂のルートはどこなんだろう? とりあえず引き続き踏み跡をたどってみる。しかし踏み跡はどんどん谷間に向かって降りていく。んんん??? このまま行ったら白糸の滝の上流に出てしまうのでは? そして予想どおり谷底の川に降りた。もうここまで来たら白糸の滝の落ち口を見てみよう。

白糸の滝の落ち口


下の方に広場が見える
落ち口から見える山の斜面


ここに立った時点で天狗の庭に行こうとした計画は放棄している。さっさと滝の下に降りよう。このまま正面の斜面に突入したら滑落必至なので少しだけ上流に上がって歩けそうな斜面に入り、少し横歩きしたら心細い踏み跡を見つけた。でも心細くても踏み跡が有ると無いでは大違い。安心感が違う。
心細い踏み跡をたどりながら急斜面を降りていく。降りる途中で滝を見下ろす
滝を横目に見ながら降りていく。ここまで降りたら明確な踏み跡が有るので安心だ。
降りたら家族連れが涼みに来ていた。降りるときにこの家族が滝に来ているのが上から見えていたので、驚かさないように慎重に降りたのだ。石なんか落としたら大事になってしまう。
もうちょっと水量が欲しいなあ
渓谷沿いのユキノシタ
駐車場近くのマツカゼソウをまた写す

ここで何か声が聞こえたので振り返ると観察会仲間のNさんだ。Nさんも白糸の滝周辺を歩いていたらしい。私が白糸の滝から天狗の庭に行こうと思っていたけど、結局滝の上流に出てしまったので、そのまま降りてきたと話すと別のルートを教えてくれた。また気が向いたら挑戦しよう。

ここで厚かましくも鉄塔までNさんの車で送ってくださいとお願いすると快く送ってくれた。有難うございました。車に戻ったが、今日はもともとはシノノメソウを目的にしていたのでまだ時間余裕が有る。例のお気に入りの藪化した林道で植物図鑑ネタを探そう。


     続く






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