台風が去った後の晴天が予想される日。皿ヶ嶺に行くなら今日しかないが時間制限が無茶苦茶厳しい。1時ごろには帰りたいので早朝6時過ぎに家を出る。途中のコンビニでおにぎり1個とどら焼き1個。そして〇〇美茶の小さいボトルを買ったら皿ヶ嶺に向かう。1時過ぎには帰るつもりなので満腹になるほどの食料は必要ない。

時間制限が無茶苦茶厳しくても今日行きたい理由は、2、3年前に皿ヶ嶺に有るよと聞いて是非とも見たいと思っている花を見るため。ただしその花は石鎚に行けばありふれた花だが皿ヶ嶺に咲くは!!!と思えるような花なのだ。そしてつい昨日のこと、観察会主催者のSさんからイワキンバイとシンミズヒキを見て来たよと言うメールを受け取ったのでそれの確認のためである。

風穴の広い駐車場に到着すると既に先客の車が1台停まっている。こんな時間に停まっているなんてまさか小屋泊まりじゃないだろうな。

まずはトイレに行ってトイレから出たら目の前にシオデを見つけた
稜線にはガスがかかっているが天気予報は必ず晴れると宣言するような予報だったので信じよう


デジカメ時計=7時9分
植栽のナナカマドが紅葉し始めている。皿ヶ嶺の植物図鑑にはタマアジサイを除いて他は全て皿ヶ嶺に自生している植物を入れている。しかし最近になってナナカマドも植栽と明記した上で図鑑に入れても良いんじゃないかなという意見がボチボチ出てきた。私はこれまでは植栽のものはたまに気まぐれで写す程度で図鑑を意識して写してなかったので写真が少ない。ナナカマドの写真もこれから増やしていかねば。

私の知る限り東温アルプス全域でナナカマドが有るのはここだけだ。つまり明らかに不自然なものが植えられていると言うことになる。
ついでに植栽のヤマボウシの実
アカネ

植物図鑑用候補写真
シオデ


山行レポートもアップして植物図鑑に入れるためにネットで調べていて分かったこと。シオデは雌雄異株でこれは雌花。写すときに雌雄異株の雌花だと分かっていればもっとあちこちから写していたのにそんな知識なしで写していたからこれ一枚で終わり。
上の写真のトリミング
ノブドウ?
ヌルデの実


この前は赤い小さな実を見て、これがヌルデの実か、と思ったけど、どうやら実が成長すると赤から白に変色するようだ。
風穴入口にあるフシグロセンノウは実になっていた
ヒマラヤのケシの花を見下ろす位置にヒカゲミツバ


そうそう、ヒマラヤのケシの花も図鑑に入れようかという意見が出てきたので、そのうち追加する予定。要は皿ヶ嶺で見ることの出来る植物はとりあえず全部図鑑に入れようという空気になってきている。
上の写真のトリミング
オオバショウマの蕾
キバナアキギリ
ハルトラノオ


花が咲いている頃よりも葉柄が長くなっている?
レイジンソウもあちこちで咲き始めている
ニシノヤマタイミンガサ
サラシナショウマもまだまだ固い蕾だ
ハガクレツリフネはまだまだ綺麗な花が残っている
この写真は解説が必要

真ん中の白い部分は日が差してきて明るくなっているところ
ここにもハナビゼリ
ヒカゲミツバの実
上の写真のトリミング


ハナビゼリとは実の形が違う
ミズヒキ
モミジガサ
蜘蛛の巣の水滴を狙ってみました

私がまだ通ったことのない踏み跡を見つけ、ちょっと冒険心を出してその踏み跡をたどってみる。しかしどこかで踏み跡とけもの道を見間違えたのかスズタケを前にして道が消えてしまった。全く知らない場所なら焦るところだが、100m程度ヤブ漕ぎすれば稜線に出るだろうとの予測で無理やりスズタケをかき分けて稜線方面に向かう。やがて予想通り稜線の登山道に出た。あとはこの登山道を赤柴峠方面に歩いて行く。

登山道を歩いているとシュウブンソウを見つけた
シュウブンソウ
赤柴峠まで行こうかと思っていたが、時間制限も有ることだし今日はここで引き返す。登山道が2本見えているが、左側の道を降りてきて右側の道を通って行くことになる。
んんん???

これがシンミズヒキ?
シンミズヒキはミズヒキと比べて花が密集しているとネットで予習して来た。確かにこれは花が密集している。

これで植物図鑑新ネタゲットだ。ちなみにシンミズヒキの『シン』は何を意味するんだろうと思っていたが、レポート作成時にネットで調べると「シン=新」。つまり新型のミズヒキと言うことらしい。
葉の裏側も写してみた。無毛と言うことだがこの写真はわずかにぶれていて実際に無毛なのか、ぶれているために毛が分かりにくいのか判別困難(-_-;) でもなんとなく無毛には見える。

レポート作成時にネットで調べて分かった。毛の有無だけでなく葉先の形も見分けるポイントのようだ。でも葉先の形についてはこの時点では分かってないので意識して写してなかった。でもこの写真を撮っといて良かったと後になって思った。
これはミズヒキ?
ホウチャクソウの実
キクガラクサ

実が無いかと探したが分からなかった
ミツバテンナンショウ
ガンクビソウ
チジミザサを逆光で
このオトギリソウは葉が細くて小さかったけどナガサキオトギリ?
これは普通のオトギリソウ

上のオトギリソウと見比べると花に対して葉が大きいのが分かる
一日一回は太陽写しこみ(-_-;)
ミゾソバ
上の写真のトリミング
ツルニンジン
稜線の登山道から風穴に降りていく途中で写す。

今日は山頂どころか竜神平にさえ行かない。
オオバショウマ
ハガクレツリフネ


写しやすいから写す(-_-;)
アキチョウジを写しているとハチが飛び込んできた
あー、助けて〜、頭が抜けない〜(-_-;)
これは普通のミズヒキ
風穴に降りる登山道には色づいた落ち葉が点々と
シコクブシの小さな蕾
これはミズヒキだと思うけど、ネットの解説では葉に毛が多いと書かれているが、この写真の葉はそんなに毛が多いようには見えない。

もっと毛に着目した写真を撮ってこないとダメだ。
風穴の登山口近くのナナカマド。この木はまだ紅葉してない。
花付きの良いヤマジノホトトギス
センボンヤリを写したつもり(-_-;)
キッコウハグマもまだ咲いてない
ヤマホトトギスの実
晴れてきたら山腹が紅葉し始めた様子が分かる
ズームイン


デジカメ時計=11時12分

駐車場の車の中でコンビニのおにぎりを食べる。あとは植物図鑑ネタを探しながら帰ろう


     続く






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