昨日は時間制限が厳しくて朝早くから皿ヶ嶺を歩いて来た。今日は昼からのんびり歩ける時間が出来たのでトンネル横の林道で植物図鑑ネタを探して来よう。風穴の広い駐車場に車を停めて準備をしていると、駐車場横のテーブルセットでコーヒーブレークをしている常連さんがいる。久しぶりに会ったので挨拶して来よう。すると向こうから「コーヒー淹れようか?」と声がかかったので「車の中で走りながら飲んでいた」と答える。すると「それじゃコーヒーはいらんね」と言われてしまった。正直者は損をする典型である(-_-;)

常連さんのすぐ近くまで行き、昨日私が見た花のことや他の花の情報を教えてもらいながら出されたお菓子を食べる。ここで気になったのが避難小屋前の道路に居た団体さん。山登りの服装でもないし何をしているんだろうと観察すると真っ白のウエディングドレスを来た女性が一番奥に立っているのが見えた。えー?、ここで結婚式の前撮り?と意外に思ったが、常連さんによれば、皿ヶ嶺で前撮りをしているのは時々見るとのこと。

当初の計画では風穴の駐車場から歩いてトンネル横の林道に行くつもりだったが、ここで話し込んで少し予定外の時間がかかってしまった。車で移動することにしよう。

トンネル手前の広い路肩に車を停めて出発準備。今日はお手軽散歩なので半ズボンにTシャツ、そして運動靴である。靴を履き替える手間が無いので出発準備と言っても小さなザックとウエストポーチを身に着けたらそれで準備完了である。

ガードレールすぐ横のヌルデの実。こんな写真が植物図鑑ネタに重要なのである。
林道入口には車が1台停まっていたが、しばらくしたら山歩きの雰囲気ではない服装の夫婦が奥から歩いて来た。停めていた車の持ち主だろう。この夫婦もこの林道で何かを観察するために来たのかな?


デジカメ時計=14時27分


ただの散歩なのでこの時間から歩き始めても何の問題も無い
イタドリの実


雌雄異株の雄花、雌花がどれなのかよくワカランままに実になってしまった
イヌタデ

もう少し色づいて花弁が開いていたらコンデジで大きく写しましょう
ハナビゼリ
林道側に大きく傾いているハナビゼリ
ハナビゼリは花が終わって実になっても綺麗だと思える
ソバナの実

花弁の萎れて黒くなったものがぶら下がって美しいとは言えない
シロヨメナは林道沿いのあちこちに咲いている
ミヤマノダケ
アキチョウジ
天狗の庭に向かう登山道脇にもハナビゼリ
ジンジソウ

花芽が出てないか探したけどまだ無かった
ミゾホオズキもこの林道沿いには多い。まだまだ咲いている。
久しぶりに写すヒメウツギの実
上の写真では何が写っているのか分かりにくいのでトリミングしてみた
???

ハナニガナ?


※9/12追加
ヤクシソウ
イワタバコ
ミズで良いんですよね?

似たようなのが多くて迷ってしまう
ニッコウネコノメ


ニッコウネコノメって1年中葉っぱが出ているのかな?
真冬の雪をかぶる時期でも葉が出ているけど。
ハナタデ


「あ〜、もうこんな季節なのね」と思ってくれる人のために写しました(-_-;)
ミズヒキ

葉に黒い模様がある

昨日はシンミズヒキを初めて見たが、前日に「シンミズヒキが有ったよ」というメールを受け取ったのでどんなものかネットで予習して行った。ネットの予備知識ではミズヒキとシンミズヒキは花の付き方(密度)が違うと言うことだったが、帰宅してもう少し調べると葉の毛の有無や葉先の形も違うと言うことが分かった。そして私が気付いたのが葉っぱの黒い模様である。ミズヒキには上の写真のような模様が有るが、シンミズヒキには模様が無い。よし、これが決定的な分かりやすい相違点だなと思ったが、昨日の後半、そして今日気付いたのは、ミズヒキの葉の模様は必ず有るわけではないと言うこと。つまりこの葉の模様の有無で見分けは出来ないということになる。

イヌホオズキ
ムカゴイラクサ


この前は、たまたま気まぐれで写した写真に実が写っていたが、今日は最初から実を狙って写す
上の写真のトリミング
あのミゾホオズキは一つの株に黄色い花と白の花が咲いている。

ソバナかシロバナソバナかで注意された一言
『色の変異が有るのは当たり前』

だから白と黄色が並んで咲くのは当たり前なのかも(-_-;)
せっかくなので白い花だけトリミングしてみた
オオカラスウリとモミジカラスウリがクロスしている
???

林道工事で運ばれた土砂に紛れ込んでいた?


※9/12追加
ツメクサ
コンデジで花を大きく

花弁は5枚のうち1枚が欠落しているみたい
ここまで来たよと言う証拠写真。これを写したら引き返す。


デジカメ時計=15時12分
三枚葉だからキツネノボタン
一輪しか花をつけてないミニクサアジサイ
アケボノソウの蕾もかなり膨らんできた
ヤマトウバナをコンデジで


この林道で見るヤマトウバナはどれも背が低い。この花も地上5cm程度のところに咲いていた。
ヒメウツギまで戻って来て今度はコンデジで写す
シロヨメナ
ハナビゼリもコンデジで
ミズヒキの葉の表側

確かに毛が多い
裏側

葉脈に毛が生えているのは分かる



今度はシンミズヒキを同じようにして写してこないといけないな
白い小さなキノコを見つけた
コアカソ
車を停めた場所の近くのガードレールにボタンヅルが巻き付いている。でもホドイモを探したが見つからない。ガードレール周辺の雑草も減ったような気がする。片づけられた?
近くに有ったフサザクラ
風穴付近まで戻ってきて道端のエゴマ。蕾みたいなのが出来ている。
ヤマクルマバナは花が終わってしまった
ヤマクルマバナ
水の元のそうめん小屋近くのアサガラ

昨日は最後の最後にアレチヌスビトハギを見たが、ネットでアレチヌスビトハギの解説を見ると花弁に明確な特徴のある模様が有ると書かれている。しかし昨日は花の拡大写真を撮ってないので花弁の模様が写ってない。今日も最後にその模様だけを写すつもりでコンデジだけ持って車から降りる。

途中のヤブミョウガ
あれっ、こんなものまで

ヨウシュヤマゴボウ
アレチヌスビトハギ


真ん中に有る模様がアレチヌスビトハギの特徴だと書かれている


このサイズでは分からないと思うけど、オリジナルサイズで見ると模様はピンボケ。また写しに行かないとと思うけど、その時にまだ花は有るかな?
おー、なんと実も有る

花も実もゲット出来て、これ以上植物図鑑用に写す必要は無いではないか(-_-;) 

イヤイヤ、花弁の模様をピントぴったりで写さないといけないのだ。
集落の棚田付近まで降りてくると鮮やかな赤い色が目に入った

昼からのお手軽散歩で、特に珍しいものを見たわけじゃないけど、植物図鑑のネタ用の写真が撮れて良かった。


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