上林峠から稜線の登山道を歩き霧氷を堪能することが出来たのでもう下山する。

森のフラダンサーも白い薄衣を着ている
ヤマシグレ


定点観測している木なのでヤマシグレだと分かる。何にもないところで「ハイ、これは何?」と聞かれても分かりません。
ノリウツギ

これもほぼ定点観測しているので分かるのだ。そうじゃなかったらヤマアジサイと書いているかも知れない。
お気に入りのブナ林
ベンチ横のヤマボウシ
シロドウダン
元バルタン星人
クロモジ系だとは分かるんだが、何クロモジかは分からない。そもそも皿ヶ嶺にはクロモジは無いとの説を聞いたことが有るような? 皿ヶ嶺に有るのはケクロモジ、ウスゲクロモジ、そしてヒメクロモジだと言うのである。だから皿ヶ嶺の植物図鑑にはまだクロモジはアップされてない。
ヤマアジサイ
ヤマアジサイの新芽
珍しく真っすぐなブナ
ロープの有る場所も難なく通過する
定点観測のミズナラ
歩いていると鳥のさえずりが賑やかに聞こえてくる。どの木に居るの?と探すと、この木の枝で小鳥が飛び交っているのが見える。
上の写真の鳥ミング


鳥はピンボケだけど羽根の色はなんとなく黄色っぽいのが分かる。この鳥は?
風穴まで降りてきた。ここまで降りてくると広場から子供が雪遊びしているはしゃいだ声が聞こえてくる。
子供連れのグループが来ているのか?

ちゃんとチェーンを巻いた車が10台ぐらい停まっている
水の元に到着


デジカメ時計=13時00分
水の元からすぐには下に降りる登山道には入らず、少し林道を歩いてみる。目的のものが有ったのだが、それは雪に埋もれていて見つからなかった。


ここはいつもは岩盤をチョロチョロと水が流れている場所。今日は氷に覆われている。
前を歩く人は天狗の庭で私を追い越して行った人だ。私のことを覚えていたみたいで声をかけてきた。

良い写真は撮れた? と聞かれたので、良いかどうかは分からんけど青空と霧氷の写真は撮れて良かったみたいに返事した。
林道に出会ったらその向こうの登山道には入らず林道を歩く。目的はお気に入りの藪化した林道に行くためである。
そこでまず写すのはアリノトウグサ
コウヤボウキ
コショウノキが咲いているかと思って来たのにまだ咲いてない
定点観測のナワシログミ
普通の林道を歩き始める。するとこのイノモトソウを見つけた。ただのイノモトソウかオオバノイノモトソウか家に帰って確認することにして写真だけは撮っておこう。
上の写真のトリミング


家に帰って調べていると何か違う。これはイノモトソウでもないしオオバノイノモトソウでもない。何が違うかと言うと葉柄の翼だ。オオバノイノモトソウなら翼は無いが、これには有る。さらにイノモトソウは葉柄全体に翼が有るはずなのに、これは先端部分しか翼が無い。ネットでイノモトソウを解説しているサイトを見てセフリイノモトソウだと思った。セフリイノモトソウで確定なら植物図鑑新ネタゲットだ。ちなみにそのイノモトソウの解説サイトによれば、このセフリイノモトソウはイノモトソウとオオバノイノモトソウの交雑種とのこと。
ここまで滑り止めを外すのが面倒で着けたまま歩いて来たが、ここでようやく滑り止めを外す
これも定点観測のダンコウバイ

丸いのは花芽で細長いのが葉芽らしい
林道からなにげなく斜面の下をのぞき込むとナンテンが見えた。しかもよく見ると赤い実がついている。ナンテンの実なんて珍しくもなんともないが、皿ヶ嶺で見るのは初めてだ。こんなものでも植物図鑑ネタになるので嬉しい!

さて、いつまでも林道歩きをしている場合ではない。そろそろ登山道に入って車に戻ろう。朝は瞽女(ごぜ)石の横をバイパスするような道を歩いたが、帰りは久しぶりに瞽女石の横を通ってみよう。瞽女石の横を通るルートは嫌いなので私は滅多に通らない。

瞽女石を過ぎて少し歩くとコショウノキを見つけた
あらっ、コショウノキが何本も有る。私のお気に入りの藪化した林道よりも多いんじゃないの? このルートにコショウノキが有るのを初めて知った。季節を変えて何度でも歩いたら何か発見が有るんだな。
そして車に戻って来た。道路の雪はきれいに無くなっている。


デジカメ時計=14時15分

今日は霧氷狙いで皿ヶ嶺に行き、思っていた通りの青空と霧氷を堪能出来て良かった。さらに植物図鑑ネタとして新ネタ候補をゲット出来て良かった。


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