青空も見えてきたのでのんびりと林道を歩いて風穴まで行こう。林道の向こうから年配の単独男性がやってきた。「何か花は咲いてますか?」みたいに聞かれたので、「天狗の庭を通って来たけど何も咲いてなかったですね」と答える。花だけが目的なら天狗の庭に行ってもガッカリするだけだと思うが、私の場合は植物図鑑ネタ探しなので花がなくてもガッカリすることなく有意義に過ごせた。

ギンレイカ
ここを通るたびに気付かないふりをしていたけど今日は珍しく写してやるか。イタドリ
オオバアサガラ
オオバアサガラの樹皮
ヤマヤナギ
えーと、これは何やったっけ? 名前が出てこない。しばらく考えて「アカソ、コアカソ、クサコアカソ」の3点セットで名前を覚えるコアカソに違いない
???


※4/1追加
ヒメヤシャブシ
???


新芽が大きくて枝も太い
斜面の窪んだ場所にはまだあの程度の雪が残っている
???
その根元がこれ。これはカツラかな?

あらためて皿ヶ嶺の植物図鑑に入っている写真と見比べてカツラだと確認。いやー、自分で作っておきながら言うのもなんだが皿ヶ嶺の植物図鑑は役に立つようになってきたなぁ。
サワグルミ
オニグルミ

去年はこの木を定点観測していたが、今年からは白糸の滝に行く途中にあるオニグルミが定点観測ポイントになった。

ちなみに上のサワグルミもこのオニグルミも枝が太い。これは両方とも羽状複葉だから。あー、ついに私も羽状複葉なんて業界用語をサラッと言うようになってしまった(-_-;)
そしてオニグルミの足元はオオイタドリの定点観測ポイントになっている。もう新芽が出ているはずと探したがまだ出てなかった。
コンロンソウがかたまっていたので写す
逆光で光るヤマアジサイ
左て斜面の遊歩道を歩いて風穴に行こう
目に入るのはヤマアイとオオキツネノカミソリだけ
風穴の様子


これを写しているときに池のカエルの鳴き声が賑やかに聞こえてくる。今日は動画対応のメモリーカードなので動画を撮ってみよう。
動画を撮りながら池に近づく



※この写真と下のカエルの写真は動画から切り出したもの
お〜、いるいる。これは何ガエル?


カエルの鳴き声入り動画
駐車場は空っぽ。天気は回復したけど今日は平日だからかな?

ここでテーブルセットに座っておやつ休憩と言いたいところなんだが、さっきのんびり林道歩きの時に歩きながら食べてしまったのでおやつが無い。仕方がないので休むことなく通過。

林道歩きのメリットは足元が安全だから食べ歩きが出来ることだな(-_-;)
残雪とフキノトウ


欲を言えば雪の中から顔を出したフキノトウを写したかった
道端のドライブスルーショウジョウバカマ
ツルリンドウ
キブシ
林道沿いのこの辺りに結構太いイヌザンショウが有ったはずと探す
イヌザンショウの証拠の鋭いトゲ

お気に入りの藪化した林道にはイヌザンショウが多いが、大きくてもせいぜい人の背丈ぐらいしかない。それとこれを比べるとトゲの出方が違うように思えて別の木かと思ってしまう。
毎年この葉は何?で終わってしまうが、この葉は何?
悩みの種のタネツケバナ


※4/1追加
タネツケバナで正解
水の元に戻って来た。車が一台もないが、ここでうろうろしている間に軽トラが1台水を汲みに来た


デジカメ時計=16時6分
水場の上のお花畑を歩いているとヤマシャクヤクを見つけた。この後にも別の場所でヤマシャクヤクを見たが、どちらもアワコバイモだけを目的で歩き回っていたら踏みつけられそうな場所に芽が出ている。これからお花畑を歩く時は足元をよく見て歩いてくださいね。


ところで去年は3月下旬にヤマシャクヤクの蕾を見ている。これも植物図鑑の写真をチェックすればすぐに分かる。過去の状況がよく分かる図鑑になってきた。今後も定点観測を続けよう。
4日前に見た添木でガードされたアワコバイモはまだこんな状態
ちょっと場所を変えてサンショウを見に行くが、まだ葉は出て無いようだ

水の元はこれで終わり。最後にいつもの場所でコショウノキのチェックをしよう。

その前にこの場所に来たら必ず写すアリノトウグサ
コウヤボウキ
コショウノキは4日前から変わってないように見える
シンミズヒキはまだ実がしぶとく残っている

今日はヒサカキもナワシログミもチェックすることなく終了。目新しいものは無いけど、天狗の庭ではハシリドコロやサイゴクサバノオの葉が出ているのを確認できたし水の元のお花畑ではヤマシャクヤクの芽吹きも確認できて植物図鑑ネタ探しとしては良い日だった。

ところで夕方のローカルニュースを見ていたら道後公園にあるソメイヨシノの標本木がようやく開花したと報道されていた。去年より1週間遅れらしい。市街地の公園のソメイヨシノが1週間遅れるんだから山の花がそれ以上遅れても何の不思議も無いと感じた。


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