3日前に皿ヶ嶺の麓をうろうろしてきたが、あの日以降も晴天が続いていて今日もハイキング日和。昼食後、ちょっと行って良いかと聞くとお許しが出たので行ってみる。こんな時間に出発で帰りの時間制限も有るので、せいぜい3時間程度しか歩けないと思うが、それでも行ってみる。
家を出ていつものコンビニで100円コーヒーを買う。今日からアイスコーヒーだ。それを飲みながら皿ヶ嶺に向かう。今日の最初の目的は決まっている。3日前のレポートで紫色のスミレを「これは何?」と書いていたら、頭に何もつかない「スミレ」のように見えると指摘された。「スミレ」ならまだ植物図鑑に入れてない新ネタだ。そこでスミレの解説サイトを見ていると「葉柄に翼が有る」と書かれていた。「葉柄に翼〜???」そんなもの見てないと思い、あらためてそのスミレをまず一番に探そう。
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その前に気になるこれを写そう。道端のあちこちに咲いているが、これは鉄塔よりも手前で写しているので植物図鑑の自主規制外。つまりこの写真は植物図鑑にはアップ出来ない。 |
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ズームイン |
そして目的の「スミレの可能性の有るスミレ」の場所に到着。
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今日は葉柄の翼を確認するのが目的なので葉に注目する |
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翼は有るかな? |
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上の写真のトリミング
うーん、翼と言われたら翼に見える。でもこんなのは他のスミレにも有るような? この「スミレ」だけの特徴ではなさそう。 |
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ついでにすぐ横のキランソウ |
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オオバコが「俺にも翼が有るぞ」と言っている(-_-;) |
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苦手な花が登場してきたな。よく似た花が有って困る
花のすぐ下の葉っぱ(副萼片と呼ぶらしい)が大きいのでヤブヘビイチゴだ
「副咢片が大きいからヤブヘビイチゴ」なんて現場では絶対に思いつきませんよ。自分で作ったバラ科のページを見て判定。 |
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ついでだから近くの斜面に入り込んでウロウロ
コショウノキに実が出来ている |
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これはヒサカキ? |
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ヒサカキは雌雄異株でオリジナルサイズの写真をよく見てオシベらしきものが写っていたので雄花だ |
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ウグイスカグラを見つけた。これで皿ヶ嶺に少なくとも4本有るのを確認。私がうろうろする範囲内で4本だから皿ヶ嶺全体では当然もっと有るはず。 |
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ヒトリシズカ |
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ハナイカダの雌花
ポツンと1個だけ蕾があるので雌花 |
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蕾が数個あるから雄花 |
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サンショウも見つけた。実がなる雌株であってほしいな。まだ雌花を見たことが無いのでしばらく定点観測しよう。もし雄花だったら観測対象外にランクを下げる(-_-;) |
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場所を移動してイヌガヤの雄花 |
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3日前には葉がもっと密集していてミツバウツギと判断しにくかったが今日は葉が展開してミツバウツギだと分かりやすくなっている |
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上の写真のトリミング。これなら三つ葉だと分かってくれるだろう。 |
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このツル性植物は去年もここで定点観測しているから分かるマタタビ。この写真だけからマタタビなんて分かるわけない。 |
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3日前は車から見えていたけど素通りした道端で車を降りてこれを写す。目的はコンロンソウではなくその向こうのムラサキケマン。 |
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コンロンソウ |
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目的のムラサキケマンを写す |
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ついでに近くのスゲ。
何スゲかは時間が教えてくれるだろう(-_-;) |
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このハコベは何か現場では分からない。パソコンでオリジナルサイズの写真を眺めてオシベの数を数えると10本有ったのでミドリハコベだ。
※5/3訂正
オシベの数だけに注目して花弁の形を見落としていました。
これはミミナグサ |
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この小さな白い花は何だろうと思って写した。家に帰ってよく見たらタチイヌノフグリの白花と言おうか色の薄い個体だ。
ここでシロバナタチイヌノフグリなんて書いたら怒られるのだ。色の変異が有るのは当たり前だと言われている。 |
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また場所を移動してツクバネウツギ。ここに有ることを知っているのでもう花は咲いているかなと眺めていたら花らしきものを発見。去年は4月下旬に満開の花を見ている。 |
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このヤマアジサイには蕾がついている |
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今日2か所目のウグイスカグラ。この場所は去年知って以来定点観測している。 |
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ウグイスカグラ |
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3日前と変化ないけど写しとこう。ミズタビラコ。 |
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これはエンコウカエデかな? |
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水の元を素通りしてもう少し走っていると、まだ花の残っているヤマザクラを見つけたので車から降りて写す。 |
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道端にはムラサキケマンが群生している。3日前は水の元に車を停めたので、ここのムラサキケマンは見ていない。 |
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あっと言う間にオオイタドリポイントに到着 |
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そしてここは去年のオニグルミ観察ポイントでもある |
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オオイタドリポイントは路肩が広いので駐車可能 |
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すぐ横にサワグルミも有る |
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上の写真のトリミング
ぶら下がっているのは雄花? |
トンネル手前の広い路肩に車を停めてここから歩き始める。林道を歩いてその後は天狗の庭に降りていくつもり。
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道端に見えるこれは何? |
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その樹皮 |
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写しやすい場所でアケビを見つけた。アケビは雌雄異花とのことなので、この蕾が雌花なら実になるまでの定点観測写真が撮れるんだが。 |
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ミツバツツジが咲いている。あちこちのサイトを眺めているとどうやらコバノミツバツツジらしいと言うことが分かって来た。コバノミツバツツジならまだ図鑑に入ってない新ネタだ。でもこれがコバノミツバツツジだと確定させるためには何を見つけないといけないんだろう? |
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ヤマヤナギ |
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私の好きな黒バックで写せるヤマヤナギが有った
ヤマヤナギも雌雄異株でこれはオシベらしきものが目立つので雄花かな? |
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オオバアサガラはまだ去年の実がぶら下がっている。でもその残骸があるおかげで安心してオオバアサガラだと同定できる。 |
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今年から定点観測を始めたカラスザンショウ。下の方のお気に入りの藪化した林道ではもう若葉がいっぱい出ているけど標高の高いこの辺りはやっと緑色が見え始めた状態だ。 |
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カラスザンショウ |
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もれはオシベが数本しかないからコハコベ
もっと花弁の整った花を写したかったが老眼の肉眼では見えないので仕方がない(-_-;) |
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オオバヤシャブシ |
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上の写真のトリミング
オオバヤシャブシの解説サイトを見ていると「鋭い重鋸歯」という単語が出てきた。普通は葉脈1本の先に1つの鋸歯が有ると思うが、これは鋸歯が2つだ。さらに鋭い。これで鋭い重鋸歯と言う解説サイトの説明とあっている。 |
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これは?
カバノキ科の写真と見比べてヤマハンノキだと思ったんだが? |
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もう少し葉の形が分かりやすい写真を
あの黒いのは去年の実? |
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トンネル横林道に到着 |
続く
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