今回は丸一日皿ヶ嶺を歩いて膨大な枚数の写真を写し、それを一つ一つダラダラと並べたレポートです。いつもの2倍くらいの枚数の写真が有ります。もうそんなレポートにはうんざりだと思われる方は遠慮なく他のサイトに移動してください。私のレポートで皿ヶ嶺の植物観察を楽しみたいと言う方はどうぞ見て下さい。



今日は5月5日のこどもの日。それとは何の関係も無く丸一日歩いて来て良いよと信じられないお許しが出た。こんなチャンスはもう無いかも知れない。では遠慮なく行きましょう。見たい花はあちこちに点在しているので本当に早く家を出る。コンビニで弁当を買うが今日は100円コーヒーは買わない。さっき家を出る前に飲んだばかりだから。

今日は基本的には晴れのはずだが、もしかしたらにわか雨が降るかもと言う優柔不断な天気予報だったと思う。


デジカメ時計=6時56分(-_-;)

今日もまずは鉄塔を行き過ぎてから広い路肩に車を停めて白糸の滝方面に歩いて行く。

足元にはムラサキサギゴケが咲いている
オニグルミポイントに来てオニグルミを見上げると雄花がぶら下がっているのは見えるが雌花が見つからない。まだかな?
上の写真のトリミング

家に帰ってオリジナルサイズの写真をチェックしていたらこれから準備中の雌花が有った。現場では見えないのだ。
ウマノアシガタ?

同定に自信が無いのに裏付けとなる葉の写真を撮ってない
この花は?
ズームイン
ハナイカダ


ハナイカダは雌雄異株でこれは雌花
これは雄花


花が1つなら雌花で、複数なら雄花と覚えている
上の写真のトリミング

雄花なのでオシベがある。雌花にはオシベは無い。
コマユミも有った
カキドオシの花もまだまだいっぱい咲いている
タカネハンショウヅルと信じ切って写していたが、家に帰ってタカネハンショウヅルのサイトを見ていると花期が違う。と言うことはこれはシコクハンショウヅルかも。シコクハンショウヅルなら私は5年ぶりに見ることになる。5年前に白猪峠の登山道で見たのが最初で最後なのだ。これから定期的にチェックに来なくちゃいけない。
コマユミの花にゴミが付いていると思った
上の写真のトリミング


ゴミではなく蜜を吸いに来たアリだ。現場では見えないのである(-_-;)
ヒメコウゾ

ヒメコウゾと言う名前をすぐに思いついたにもかかわらず、ヒメコウゾ? そんな名前やったかな? と自分で否定していた(-_-;)
ヒメコウゾは雌雄異花で同じ木に雄花と雌花が咲く
上の写真のトリミング


ぶら下がっているのが雄花で毛むくじゃらに見えるのが雌花
ホウチャクソウ
コガクウツギ
フタリシズカも出てきた。ヒトリシズカが終わったころに出てくるのか。
ヤブレガサを見たら引き返す
ヤマネコノメは花も終わって実になっている
ナガバモミジイチゴ
クサイチゴも実になりかけている
クルマムグラ? 葉が細いような?


※5/12訂正
ヤエムグラ
上の写真のトリミング
アカネ
こんな景色を眺めながらのんびり歩く
ウマノアシガタで良いんでしょうか?
去年の実の残骸と今年の蕾が並んで図鑑用に都合のいいウツギ
棚田のあぜ道に咲くムラサキサギゴケ
これはブタナだ。タンポポに似ているけど違う。
これはイヌガラシかな?

さて次はヒメナベワリのチェックと言うことで車を移動する。その前にここでしか見たことないスミレを写そう。

アリアケスミレ


見たかった花なので大きなサイズで
これを写していると皿ヶ嶺のアイドルが「何が有るんですか?」と近づいて来たので「アリアケスミレ。皿ヶ嶺ではここでしか見たことないけど、ネットの情報では街中の公園でも見かけるありふれたスミレのようです」と答える。

「ここは道端なので(左奥の灰色の地面はコンクリ舗装)工事で持ち込んだ土砂に種が混じっていたのかも知れない」と言うと、「ああ、そしたらあの花もそんな事情で皿ヶ嶺に有るのかも知れない」と納得したような返事が返って来た。

「ヒメナベワリは咲いてますか」と尋ねると「咲いているよ」とのこと。皿ヶ嶺のアイドルとはここでお別れ。
ツボスミレ(ニョイスミレ)
タラノキ


分かったように書いているが、これがタラノキだと知ったのは観察会に参加してからである。観察会以前は山菜として食べるタラの芽の状態しか知らなかったのだ。
マムシグサ
ゼンマイ


ゼンマイと断言する自信が無かったのでネットで検索して確認。真ん中の茶色いのは胞子葉とのこと。観察会、観察会とエラそうに言っている割にはこの胞子葉の写真を撮ろうと言う気持ちが全く無かった(-_-;)
オニタビラコを真上から写してみる
コガクウツギ
線香花火のようなヤブニンジン
ヒメナベワリが咲いている
この花も今日の目的の花の一つなので大きなサイズで
久しぶりにマクロレンズで写してみる


狙ったところにピントが合ってないんだけど見る人には分からない(-_-;) 赤い部分の一番手前にピントを合わせたつもりだったのに奥に合っている


ところで以前皿ヶ嶺の花を案内したことが有るのだが、私にとっては珍しいヒメナベワリを見に行きますかと言ったところ、その人の住む地域ではヒメナベワリは何も珍しくないとのことで案内することは無かった。これとは逆に皿ヶ嶺のあちこちに群生するギンバイソウを初めて見たと言う人も居て、住む地域によって植物の分布が全然違うと言うことを実感する。
ヒメナベワリを見たら車に戻る。

これは現場では名前を思い出すことはなかったが、家に帰ってバラ科のページを見てミツバツチグリと判断する。
ホウチャクソウ
ヤブニンジン
これは何?
全体はこんな感じ。キュウリグサ?

キュウリグサなら我が家の裏庭にも咲いているけどな
オニタビラコ
この模様はミズヒキ
ツボスミレもマクロレンズで写すとこんな感じになる
アリアケスミレもついでにマクロレンズで
コウゾリナ

ここはこれでオシマイ。次のポイントに移動する。


      続く





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