今日はいつもとは違う理由で皿ヶ嶺に行く。テレビ局の取材を受けるのだ。ただし取材のメインは観察会主宰者のSさんであって、私は金魚のフンみたいに後ろをついていくだけである。数日前からテレビの取材で皿ヶ嶺に行くと宣言してあったので今日はスムーズに我が家を出発。いつものコンビニで安いおにぎり弁当を買ったら皿ヶ嶺に向かう。南方海上には迷走台風がいるので山の天気が心配だが、天気予報はそんなに悪くはない。
7時50分に上林トンネル手前の広い路肩でSさんと待ち合わせということなので、少し早めに出てその辺りのものを図鑑ネタとして写そう。
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オオイタドリポイント付近も路肩が広いので車を停める |
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オオイタドリの花が咲いている。オオイタドリも雌雄異株ということだが、雄花、雌花を意識して見たことが無い。これはどっちかな? |
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ミズヒキの花が咲いている |
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コンデジのマクロで大きく写したがスッキリしない写り具合だ。少しピンボケ、ブレブレかな? |
待ち合わせ場所に移動してまた周囲のものを写す。
待ち合わせ時間に少し遅れてSさんがやって来た。私の車はここに置いたままで、Sさんの車でテレビ局のスタッフが待つ風穴に移動する。風穴の登山口入口に女性が立っている。その女性が私の方に近づいて名刺を渡してくれた。あいテレビ記者となっている。ここから取材が始まる。
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フシグロセンノウ |
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名前の由来となったフシグロを写すがよくワカラン写真だ |
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上の写真のトリミング
これでフシグロが分かりやすい |
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ナナカマドの実 |
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ヒマラヤのケシの花はまだ咲いている |
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ヒマラヤのケシの花が植えられているプランターにはイワネコノメソウが密集して生えている。あそこにイワネコノメソウが有ることを発見したのは今年の花が終わってからなので、来年からはあそこに降りればイワネコノメソウが見られる。
皿ヶ嶺のイワネコノメソウはここにしかない。風穴の冷気がその生育環境に適しているようだ。 |
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風穴周囲でSさんがインタビューを受けている間は私はあちこち写しまくる
コチャルメルソウ |
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すぐ近くにミヤマタニタデを見つけた。マクロに強いコンデジで大きく写す。でも花が無いのが残念。 |
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探すと蕾も有った。今度来たときには咲いているかな? |
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コンロンソウがまだ咲いている。これも風穴の冷気の影響だな。この写真も撮影地を明記して植物図鑑に入れよう。 |
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ヒマラヤのケシはまだ10輪ほど咲いているが、もう花のきれいな時期は過ぎている |
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今日の天気
台風の影響か時々にわか雨のような小雨が降ることが有ったが、雨具を出すほどの雨ではない |
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モミジウリノキ |
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モミジガサ |
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サワグルミの大木を見ながら「サワグルミは名前の通り沢に生える樹木。それがこの斜面に何本も有るということは、この斜面が沢と同じような環境だと言うことを表している。斜面の地下に水が流れてそれが沢と同じ環境を作っているのではないか」との自説をカメラの前で説明している。 |
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このギンバイソウの前にヤマアジサイの花を見ながらテレビカメラの前で「受粉の終わった花の花弁は裏返しになる。これは媒介する昆虫にもう来なくて良いよとのサインなんだ」と説明していた。
このギンバイソウも裏返っているのは受粉が終わったよと昆虫に知らせるサインらしい。 |
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テバコモミジガサ |
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おー、オウギカズラの白花が有った。去年は見てなかったので絶滅したかと心配だったが今年も咲いているようだ。 |
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白花のクサアジサイも有った。これも去年は見てなかったので絶滅してないか心配だったのだ。これでオウギカズラとクサアジサイの白花を見ることが出来て私が今日来た目的は達成である。 |
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久しぶりに見たので大きなサイズで |
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これは全部裏返しになったギンバイソウ。
「もう受粉したから虫さん、来なくて良いよ」と言っているとのこと。花の寿命で裏返しになるのかと思ったらそうじゃないと言うことですね。勉強になりました。 |
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フクロシダ |
このフクロシダのところで撮影中に皿ヶ嶺のアイドルが降りてきた。早朝登山だったんですね。Sさんに気付いてデジカメのモニター画面を見せて「この花は何ですか?」と聞いている。テレビのカメラマンがSさんに「この人はどんな人なんですか?」みたいな質問した。するとSさんは「皿ヶ嶺の妖怪だ」と答えたので私は笑ってしまった。皿ヶ嶺のアイドルに対して妖怪だなんて、なんて失礼なと言う気持ちだったら決して笑わない。言い得て妙だと感じたから笑ったのである。この妖怪発言は編集でカットされると思うが私のホームページネタになってしまった(-_-;)
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元バルタン星人
何故これが元バルタン星人なのかその過去が分かる写真をブログにアップしたのでヒマな人は見て下さい。ここです。 |
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ヤマボウシの実 |
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リョウブの花 |
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ガンクビソウが蕾をつけている |
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お気に入りのブナ林 |
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森のフラダンサーに会う前に登山道から外れて植林帯を行く
目の前を歩くのは大きくて重い三脚を持たされた若いスタッフ。取材対象の山が比較的楽な皿ヶ嶺で良かったね。 |
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マンネンスギ |
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マンネンスギ |
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これはヒノキだと言われた
左奥にマンネンスギを写すテレビカメラマンが写っている |
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おいわさん、ツルアリドオシが有るよと呼ばれて行ってみる。赤いのはツルアリドオシの実らしい。初めて見た。
今年は水の元よりも下の定点観測ポイントには何回も足を運んだが、ツルアリドオシの花が咲く場所には行ってないので花を見ないままに終わってしまった。 |
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竜神平に到着 |
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湿原復活を目指して設置した堰を見ながらインタビューをしたいと言われ竜神平の中に入っていく。
もちろん私は金魚のフンなのでインタビューされることはない。 |
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コバギボウシの向こうに愛大小屋 |
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おっ、青空が見えた
わざわざ書くと言うことはここに来るまでは青空が出るような空模様じゃなかったと言うことですね |
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Sさんが堰の近くでいろいろ話をしている間、私は付近のものを植物図鑑用に写す。
アブラガヤ |
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アカバナはまだまだ |
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シカクイ |
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上の写真のトリミング
シカクイは名前の通り断面が四角とのことだが、この写真からは断面が丸くないことだけは容易に想像できる |
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中央の淡い色がヤマアワ、その向こうにカサスゲ、さらに奥の斜面がイブキザサ
一番低い部分(水の流れる部分)にカサスゲが有るように見える |
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ヤマアワ |
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ヒメナミキ |
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上の写真のトリミング |
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アブラガヤ |
ここで堰を話題にしたインタビューは終了し、いったん愛大小屋に入ってランチタイム。
続く
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