昨日は山の日だったが山には行かなかった。それは今日行くために自粛していたのである。そして今朝、皿ヶ嶺に行っても良いかと言ったところダメと返事が有ったが、気が付くと弁当を作ってくれている。それでは遠慮なく弁当持って出発。今日も途中のコンビニでアイスコーヒーを買って飲みながら走る。

今日はいつもは歩かないコースを歩くつもりなので鉄塔のヘアピンカーブを曲がって広い路肩に車を停める。準備が出来たら出発。

一応青空は見えているが、結論を先に書いてしまえば歩いているときには日が差すことはほとんどなく、デジカメを高感度に設定してやっと花が写せる場面が多かった


デジカメ時計=8時35分
白糸の滝方面に歩いて行く。途中のオニグルミを写す。このポイントを教えてもらってからはオニグルミの定点観測ポイントになった。
石垣に咲いているのはサワオトギリかな?
棚田のあぜ道に咲くブタナ
これは畑のクリ。皿ヶ嶺の植物図鑑に畑のクリを入れるわけにはいかんな。
道端にはキツリフネも咲いている
あらっ、アキカラマツが咲いている
上の写真のトリミング
おおお、これはシンミズヒキではないのか?

何故シンミズヒキと思ったか?
なんとなく(-_-;)

ミズヒキではなくシンミズヒキだと思える理由を説明できる言葉が無いのだ。ただ、なんかミズヒキではないような気がした。
全体を写したつもりなんだけどサッパリ分からんね
マクロに強いコンデジで花のクローズアップ
シンミズヒキと思える葉。だけどミズヒキとはこう違うんですよと説明できないのである。
ノブドウ
クルマバナ
葉も写しとこう
キンミズヒキ
もう少し大きく
これはシロダモかな?
ホソバタブ
少しズームイン

赤い色が鮮やかだけど何の意味が有るんだろう?
イシヅチウスバアザミに蕾がついている
ヤブレガサは予想通りもう花が終わって綿毛になっている。ここのヤブレガサの花が丁度咲いている場面に出会ったことが無い。
マツカゼソウもそろそろ咲き始めるかな?


先日、皿ヶ嶺でシカを見たと言う情報を聞いたが、シカはマツカゼソウを食べないので他の植物がシカの食害で消滅したとしてもマツカゼソウは残る。何故シカがマツカゼソウを食べないことを知っているかと言うと、以前、山行会で南予の山に行ったときに、シカの食害が知られた山なのにマツカゼソウは見かけたからである。
ヤブレガサ
色の薄いクサアジサイ。ただし白花ではない。
ミツバの実を写したつもり
これはミズヒキ。葉に黒い模様が有るから間違いない。
これはササノハスゲだと思うんだが自信が無い。よく似たタガネソウとの見分け方が分かってない。花か実が有る時期ならすぐ分かるが、葉っぱだけでは判別できないのである。
ただし判別できないのは今の私の知識レベルであって、見る人が見れば即座にササノハスゲ、またはタガネソウと分かるのかも知れない。
白糸の滝の遊歩道には入らず、林道をそのまま奥に進む
ヒカゲイノコヅチ


これも植物図鑑ネタだから写しているけど、普通は無視される植物
ここから登山道に入る


デジカメ時計=9時21分
コバンノキの赤ちゃんがいる
赤ちゃんがいると言うことは、親が居るはずと見上げると実をつけたコバンノキが有った
モミジウリノキ
これはサンショウの赤ちゃんだ。と言うことは???
すぐ近くにサンショウの実をつけた木がある
ハナイカダの実が1つだけ残されている
上の写真のトリミング

実の表面がしわしわだ
マムシグサ
シロダモの蕾が見える
ハマクサギ
この大きな葉は何の木?
枝全体の様子
形の良いヤブレガサが有った
コアカソ
こんな標識のある尾根の登山道に出た

この標識に書かれているのは

『危険 直進すると滝の上です』


滝とはもちろん白糸の滝のこと
これはソヨゴかな?
あっ、ヒメガンクビソウ

今日わざわざこのキツイ尾根に来た理由の一つはヒメガンクビソウを見るため。私の知る限り皿ヶ嶺でヒメガンクビソウはここにしかない。


花はガンクビソウに似ているが、全体が小さくてなよなよしている印象。
尾根道にこんな感じで咲いている


どこにピントがなんて考える必要は無い。雰囲気を味わえれば良いのである(-_-;)
 
タイミングよく日が差してきたが、ほんの一瞬だった 
この尾根はツガの大木が何本も有るが、その中でもこれは大きい。巨木好きの人が喜びそうな木である。
木の大きさを分かってもらうためには近くに人が居た方が良い。セルフタイマーで私を写し込んでも良いんだが、そんなことしなくても人が近くにいる写真を以前撮っている。



2011年4月2日に大勢でここに来た時のレポートの写真
ヤブツバキの実

この尾根にはヤブツバキが多いが皿ヶ嶺の植物図鑑にはヤブツバキの写真が少ない。水の元や風穴からの一般的な登山道沿いにはヤブツバキが無いからかな?
オウギカズラ

植物図鑑のオウギカズラの写真は白花が多いことに気付いて、標準色のオウギカズラの写真をもっと入れなきゃと思っていたので都合よく撮れて良かった
この独特の模様はコミヤマスミレかな?
この樹皮の模様はミズメか?
ミズメなら葉が2枚ずつ出ているはずと葉を見上げる
上の写真のトリミング


おー、葉が2枚ずつ出ているのでミズメで間違いない。わざわざ樹皮を剥いで匂いを嗅がなくてもミズメだと同定できるようになった自分にビックリ(-_-;) これも観察会に何回も参加しているおかげです。

しかし今は葉が見えるからミズメだと同定できたけど、落葉の時期はやっぱり樹皮を剥いで匂いを嗅がないと分からないかも?
リョウブの花
東温アルプスの縦走路に出た


デジカメ時計=12時28分


登山口(尾根の取り付き)から3時間ちょっとかかっている。途中の撮影タイムを考えてもちょっとかかり過ぎ?

この後上林峠に向かう。
キッコウハグマ
コバノフユイチゴ
上林峠に到着


デジカメ時計=12時40分


12時前後に到着のつもりだったんだが、矢張りあの尾根がきつかったか?
峠のベンチに座り家から持参のおにぎり弁当。オプションで韓国海苔がついている。

弁当を食べ終わるころに賑やかな昔乙女の団体が階段を下りてきた。そのセンターには皿ヶ嶺のアイドルもいる。アイドルからどのコースで来たんですかと尋ねられたのでツガの大木を見る尾根コースだと答えると、それはきつかったでしょうと言われた。でもその尾根を歩いたことでヒメガンクビソウの花を見て来たよと言うと、ヒメガンクビソウを知らなかったみたいなのでデジカメのモニター画面を見せる。他の昔乙女たちもモニター画面を覗きに来た。

その尾根ではもう一つ別の目的の花が有ったんだが、それを見つけることが出来なかったのでアイドルに言うと、今度見つけたら連絡してあげると言われた。

そうそう、トンネル横の林道で珍しい花が咲いていたよ。○○○○○だと思うと言われた。○○○○○と書いたのは花の名前を明記してはいけないということでは全然なくて、聞いて3分後には記憶から消えていたからである(-_-;)

団体が降りて静かになってからベンチ周辺のものを少し写す。

シロヨメナ

露出の設定がまずくて暗い写真になってしまったが、実際にはこんなに暗くは無い
ナルコユリ

峠を吹き抜ける風のせいで(そよ風程度なんだが)常にゆれているのでなかなかピントぴったりの写真が撮れない。こんなものでも10枚以上撮影した中から一番マシかなと思える写真。
ミヤマノダケの蕾が入った袋?

登山開始時点では今日は竜神平まで行くつもりだったが、さっきの尾根がきつかった。上林峠で弁当食べて昔乙女とおしゃべりして、さらにのんびりと近くのものを写していたら上がる気力が失せていた。もう降りよう。


     続く



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