北谷の彼岸花を見たら今度は皿ヶ嶺。北谷から皿ヶ嶺に向かう途中のコンビニでおにぎりを買う。

いつもはぼんやりと植物図鑑ネタ探しの散歩だが、今日は目的が有る。去年一人で天狗の庭から上林峠方面に歩いていると、観察会主宰者のSさんと仲間のNさんに出会った。二人は上林峠から白糸の滝方面に降りているところだと言われた。一緒に行くか?と聞かれたので、ハイと答えてそのまま天狗の庭に引き返し、そこから先は私がまだ歩いたことのないコースを歩いた。だが途中でSさんとはぐれてしまったが、オーイと大きな声で呼べば返事が来るような距離でばらばらに歩き、最後は無事に合流した。そして合流後にSさんから「一人で歩いているときに〇〇を見た」と聞いたのである。〇〇の花は私も皿ヶ嶺で見たことが有るので、Sさんが見たというのは新たな別の場所と言うことになる。

今年になって一人で〇〇を探すために、天狗の庭から白糸の滝方面に歩いてみたが、途中で道が不安になってまた天狗の庭に登り返した。今日はその〇〇を探すために下から上がってみようというのである。

出発点は分かっている。去年、その〇〇を見たと言われた合流点から3人で山中を徘徊して出た場所が今日の出発点となる。

歩き始めはまだのんびりと植物図鑑ネタを写しながら行く


ハダカホオズキ
ヨウシュヤマゴボウ
ヒヨドリジョウゴ
アカネ

登山道は無いが、藪に覆われているというような状態ではないので、枯れ落ちた枝などを振り払いながら、なんとか前に進んでいく。何故か時々は踏み跡らしきものが出てくるのでその踏み跡をいくと、いつの間にか踏み跡が消えているというようなことを3回ほど繰り返しながら進んでいく。しかし一向に見覚え有るポイント、つまりあの日3人が合流後に3人で一緒に歩いたようなルートに出会わない。出発点は間違いないので、出発点から歩き始めた方向がそもそもずれていたと言うことなんだろうか?

もう○○探しはやーめたと思って斜面を降り始める。

どんどん降りていくと下の方に林道らしきものが見えた。あの林道は白糸の滝に向かう林道だな。やっと明確な場所が分かるところに出て心の余裕が出来て近くのアオキを写す。ここまでは写真を撮る余裕が無かったのである。

アオキは公園の木と言うイメージが有り、ほとんど写真を撮ってない。これは久しぶりに撮るアオキの写真だ。
そしてここは白糸の滝に向かう林道のヘアピンカーブ付近だな
林道に出たら道沿いのネタを写しながら林道歩きで車に戻る


クリハラン


シダの仲間なのにランと名前がついているのが不思議だ
葉先が尖っているからミヤマフユイチゴだな
初めて見るミヤマフユイチゴの花。植物図鑑に入っている花の写真は観察会仲間からの提供写真で、私はまだこの花を写したことが無かったのだ。
ホソバタブの実
ヤブニッケイの実
あらっ、ここにもヒキオコシが咲いている。風穴や水の元の下の方のドライブスルーヒキオコシは毎年見ているけど、ここにも咲くんだね。でもこれもドライブスルーヒキオコシだ。白糸の滝に向かう林道沿いなんだから。
キンミズヒキ
キツリフネがまだ咲いている
イタドリは雌雄異株で、これはオシベが目立つから雄花だな


植物図鑑に入れている写真を見ると雄花ばかりで雌花が無いような気がする。今度来るときは雌花を探さないといけないな。
〇〇を探しての探検ごっこをあきらめたので時間余裕が出来た。マクロレンズで花を写そう。


ヒキオコシ
ハナタデ
ミゾソバ
キツネノマゴ


何故かキツネノゴマと思い込んでいて、キツネノゴマで検索するとキツネノマゴですよと教えてくれた(-_-;)

同じカン違いをしている人が多いみたいです
これもハナタデですかね。上のハナタデとは色が違う。
ゲンノショウコ


背景の花はキツネノマゴですね。あれがキツネノゴマだったら写真のタイトルは「ゲンノショウコ ゴマ添え」としたかったんですが(-_-;)
たまにはこんなのも写してみる


オオバコ
上のオオバコと左のミゾソバはマクロに強いコンデジで撮影。コンデジだと何の苦労もなくこんなクローズアップ写真が撮れる。
ノブドウ
シロダモ
これはシロダモの実

上の写真は蕾ですね。蕾と実が同じ時期に混在している
ウシハコベがまだ咲いている

植物図鑑の解説文を見ると「花は春に多いものの年中見られる」と書いてある。
シキミの実

あっと思って植物図鑑を見ると思った通りシキミのページは無い。シキミ畑は皿ヶ嶺の周囲に点在しているけど、自生のシキミは有るんだろうか? この写真も道端に植えられたと思える木を写している。間違いなく自生しているよと言う情報が有れば新ネタになるので喜んで植物図鑑に追加するんだが。

ところでシキミの実を検索すると「猛毒」と書かれていた。毒が有るので「悪しき実」がシキミの名前の由来だと書いているサイトも有る。
ヤマハッカ
アカネ
イヌガラシ
オニグルミ定点観測ポイントで目の前にぶら下がるオニグルミを写す
ブタナとゲンノショウコが並んでいる
遠くからでも目立つ赤い実はゴンズイだ。この木はドライブスルーではないが、道端に有るので来年は春から定点観測して花を見ないといけないな。
ゴンズイの実
リョウブの実
この小さな花は何? 北谷の彼岸花近くでも見た花だ。花の直径は2mm有るか無いかぐらいだ。
全体の雰囲気
コンデジで大きく写してみる
棚田のあぜ道に咲く彼岸花


山の辺の道を歩く雰囲気が出ているでしょうか?





黄色はブタナ、白はキク科の花とブタナの綿毛、青はツユクサです。
イヌタデ
エゴノキの実
ヒヨドリバナ
コマツナギ
ヤマジノホトトギス
ヤマハギ
クルマバナかな?


このテの花は似たのが多くて困る
葉っぱも写しておけばクルマバナだと言えるかな?
ようやく探検ごっこの出発地点近くに停めた車まで戻って来た。車のすぐ横で見つけたヤブマメ


     続く






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