今日は久しぶりに皿ヶ嶺に行く。7時ごろに外に出てみると車のフロントガラスが凍っている。平野部がこれだけ冷え込んだら今日は霧氷が出来ているかも。

8時ごろ家を出てコンビニでランチ用のサンドイッチと100円コーヒーを買い、コーヒーを飲みながら走る。皿ヶ嶺に向かう道路に入ると予想通り稜線が少し白くなっているのが見えてきた。そして手前の工業団地の一角に植えられている何かの木が朝日で光っている。あの木と霧氷が一緒に写せないかと思い車から降りてうろうろする。

2〜3分のつもりでエンジンをかけたまま車から降りて霧氷を写そうとしたが、目の前の電線が邪魔。電線が入らずに霧氷と手前の紅葉が写せるポイントを探すが、そんな都合の良いポイントが見つからない。ガソリン代がもったいないので結局この程度の写真で車に戻る。

一刻も早く霧氷を見に行こうなんて気持ちが有ればこんなことはしないが、見ての通り一部しか霧氷が無いことが分かったのでのんびり行こう。
今度は皿ヶ嶺の全体が見渡せるポイントで車を停める。雲一つない快晴。


デジカメ時計=8時27分
白くなっているのはあの辺りだけのようだ
風穴の駐車場に車を停める。ここから歩き始める。


デジカメ時計=8時55分
駐車場からは霧氷は見えない。見えるのは葉を落とした木々だけだ。
植物図鑑用にヒマラヤのケシの花のチェック。花が目的ならこの季節に写真を撮ることはない。
ギンバイソウ
カラスウリの実がぶら下がっているが、葉を見てないので何カラスウリかは分からない。カラスウリにはいくつも種類が有ることを観察会に参加してから知ったのだ
ツルマサキの実が有った
シコクブシの実
ケヤキの大木
ミヤマシキミの赤い実は彩り用に必ず写す
ヤマアジサイ
ツララも有るよ
これはカツラ
カツラの梢にズームイン
さらにトリミング

葉がきれいに対生で、その新芽も当然ながら対生になっている。この芽の並びがきれいに対生になっていることは観察会に参加する前から気づいていた。その時は対生なんて専門用語は知らなかったが。ただし気付いていたのは芽の並びが面白いなと思っただけで何の木かは知らなかった。
地中から吸い上げた水分が凍結して茎から出てくる。それが連続してこんな自然のアートのような形になっている。

この時点では私はこれがヤマアジサイの茎だと信じ込んでいた
ここまで北側斜面の日陰になる部分を歩いて来たが、ここでようやく太陽が顔を出した

スズタケの隙間から光芒が見えるが、これがきれいに写るようにデジカメを構えた頭を少しずつ動かして光芒が良い形になるように撮影。こんなどうでも良いような写真でも少し工夫しているんですよ(-_-;)
これはスカートみたいだ

ところでこの自然現象を示す単語は有るんだろうか? とりあえずシモバシラとしておこう。この植物が何なのかは見ていない。

ネットで検索するとシモバシラという植物でこの現象が見られると言うサイトがヒットする。しかし、皿ヶ嶺にシモバシラという名前の植物が有るとは聞いたことが無いし見たことも無い。
ウバユリの種がきれいに格納されているのが見える
サラシナショウマ
落ち葉の上の粒々は霧氷の欠片だが、薄い霧氷なので欠片も小さい
うっすらと着いた霧氷が分かるだろうか?
イワカガミの背景の白は霧氷
緑色はイワカガミとセットになって定点観測しているヤマグルマ
去年は花も咲いて実もつけたのに今年は花が咲かなかった。ヤマグルマにも表年、裏年が有るんだろうか?
登山道沿いの薄い霧氷

サイズを小さくすると霧氷が分かりにくいので大きなサイズで
コバノフユイチゴにも霧氷の小さな欠片が落ちている
十字峠通過


デジカメ時計=10時1分
10月の台風で皿ヶ嶺のあちこちで倒木被害がネットにレポートされているが、この稜線の登山道沿いが一番ひどいと書かれていた
ここに写っているだけでも10本以上のヒノキが倒れている。ここは間伐がされていたので風が通りやすくなって余計に被害が大きくなったんだろうな。
シシガシラは先生がいなくても同定できる数少ないシダ
登山道の左手(北側)は間伐されてないので風が通り抜け出来ないので倒木被害もほとんど無いように見える
山頂に向かう登山道の両側はこんなに違う
小さなツララの先端が太陽の光を浴びて光っているのが気になって写す
上の写真のトリミング


この光芒を写すために10枚も写していました。ヒマなんですね(-_-;)
アキグミ
ここは登山道の左側の木が倒れている
山頂が見えてきた


デジカメ時計=10時24分

山頂の先客は単独男性と昔乙女二人組。単独男性からは石鎚がよく見えますねと話しかけられた。そして昔乙女二人組は松山方面を眺めている。私は山頂周辺の植物図鑑ネタを写しまくる。

松山空港

昔乙女から空港沖の四角いのは埋め立て地ですかと聞かれたので、タンカーでしょうと返事した。すると船があんなに大きいんですかと驚いていた。
大川嶺
山頂直下のアセビ
ホンシャクナゲ
リョウブ
ヤマヤナギ

ヤマヤナギは雌雄異株だが、この写真だけではどちらか分からない
サルトリイバラ
ウリハダカエデの新芽
コバノガマズミ


いつも書いているけど、この写真だけではコバノガマズミとは分からない。コバノガマズミだと教えられている木を写しているだけなのである。
ツルウメモドキ
ヤマツツジ


これもさっきのコバノガマズミと同様にこの写真だけではヤマツツジとは分からない。山頂のテーブルセットの横はヤマツツジだと言う記憶をもとに書いている。
ツルウメモドキの実をコンデジで大きく写す

山頂周辺の図鑑ネタを一通り写したらランチには早いけどコンビニのサンドイッチを食べる。食べていると竜神平から昔乙女がやって来た。あらっ、久しぶり。皿ヶ嶺の花に詳しいNさんだ。ただしアイドルではない方のNさんだ。

花のことや今朝の薄い霧氷の話をする中で、植物の茎から出てくるシモバシラの話題になり、ヤマアジサイにそのシモバシラが出来ているのを見たと私が言うと、Nさんは「茎が空洞になっているシソ科の植物に出来るとネットで見たよ」と言う。えー? そうなの? ヤマアジサイには出来ないのかな? 私が見たのは何なのか家に帰って写真をチェックしなきゃいけない。

山頂出発前のメモ写真

気温は4度。快晴、無風なのでこの温度でも寒さを感じない。


デジカメ時計=11時6分


     続く






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