今日は久しぶりに皿ヶ嶺に植物図鑑ネタ探しに行こう。昼前の買い物アッシー君のご褒美のサンドイッチを買ってもらい出発。サンドイッチを食べながら皿ヶ嶺に向かう。鉄塔のヘアピンカーブを過ぎて山道に入り、しばらく走ってカーブが続くような場所になってくると路面が雪で白くなってきた。でも凍結はしてないようなのでスピードを落として慎重に走り水の元に到着。

車を停めたすぐ横に見えたこの緑色はヘクソカズラだと思うんだが?
天狗の庭に向かう坂道を上がる途中で水の元を振り返る。天気は快晴で風もほとんどない。
路面が雪で白くなっているのが分かると思う。
オカトラノオ
ヘクソカズラ
ありゃ、あそこにもアオモジがある。もう何度もここを歩いているのに初めて気づいた。
この緑色の葉は何だろう? 何か分からんけど彩りで入れておこう。雰囲気はジシバリ?
これはクマイチゴかな?


※12/18訂正 エビガライチゴ
これはサラシナショウマかオオバショウマのどっちかだと思いながら写した。後になってサラシナショウマに決定。
これはヒヨドリバナ? 同じような綿毛が有るからね。この写真だけではよくワカラン。
その全景。これでヒヨドリバナに確定。
タケニグサ
上の写真のトリミング

丸い小さな粒が見えるので何だろうとよく見たら実の付け根の部分のヘタだ。またあれを示す専門用語が有るんだろうな。
定点観測のニッコウネコノメ
これも定点観測のコクサギ
ヤマアジサイ

分かりにくい写真だ(-_-;)
茎の途中の新芽にズームイン
上の写真のトリミング

私は以前は植物の新芽は春になったら一斉に芽が出てくるものと思っていた。しかし植物図鑑を作り始めてよく観察すると、秋または初冬から新芽の準備が出来ていることが分かって来た。
シシガシラ
ナガバモミジイチゴ
上の写真のトリミング

これも新芽が出来ている
これがオオバショウマだな。と言うことでさっきサラシナショウマかオオバショウマのどっちかと思っていたのはサラシナショウマに決定だ。
雪はそんなに積もっていない
ハナタツナミソウ
ツルマサキは常緑なのでこの時期は簡単に見つけることが出来る
天狗の庭の八畳岩と信じている平らな岩。この状態で岩の上を歩いたら滑ってひっくり返りそうなので横を歩く。
ムラサキシキブ。もっと大きく写したのはピンボケ、ブレブレだった(-_-;)
イヌガヤの雄花
上の写真のトリミング
オオマルバノテンニンソウ
今日の天狗の庭の雰囲気
オカタツナミソウ
上の写真のトリミング

このスプーンみたいな形のものは何なの?
イヌガヤの実
イヌガヤの雌花
上の写真のトリミング
ユリワサビ
ウスバヒョウタンボクの花や実を見た場所にある木を写した。これはウスバヒョウタンボクと信じて写したんだが?
ミヤマシキミ
ミヤマシキミの赤い実はホームページの彩りに欠かせない
時々思い出したら定点観測しているツルマサキがいつもの場所に見当たらない。周囲をさがすとすぐ近くの地面すれすれの低い場所に有った。倒木の巻き添えになってしまったのかな?
ツルマサキ
太い倒木。この倒木の枝先がさっきのツルマサキをひっかけてしまったのかも知れない。
トリガタハンショウヅルも定点観測中
上の写真のトリミング
すっかり実を落としたハナビゼリ
ここからは林道を歩いて水の元に戻るつもり。キャタピラの跡を見るとつい最近ここを通ったように見える
アケボノソウ
たまに定点観測写真を撮るカラスザンショウ
上の写真のトリミング
さらにトリミング


顔みたいなのが見える。以前オニグルミのところで書いたけど、オニグルミの葉が落ちた痕がハート形になると書いたことがある。何かのテレビ番組を見ていたら葉の落ちた痕がいろいろな形に見えるからそれを探しに森に行こうみたいなことをしていた。その中でオニグルミにはハート形が出来ると知ったのだ。
コアカソ
オオバアサガラ
ノリウツギ
オオイタドリポイントに到着。でも今日はオオイタドリは写さない。写すものが見えない。
ここで写すのは近くのサワグルミ
枝先にズームイン。これも新芽が出ている。
そして今度はオニグルミ。ここではサワグルミとオニグルミが並んでいるのだ。
オニグルミの枝先にズームイン

さっきのカラスザンショウと、ここのサワグルミ、オニグルミには一つの共通点が有る。それは3つとも羽状複葉で枝先が太いことである。観察会で「葉の大きい木の枝は太く、葉の小さい木の枝は細い」と言われた。言われてみれば当たり前のことだけど言われなければ気付かない金言である。

イタドリは皿ヶ嶺に来れば必ず目に入るものなのにあまり写真が無い。写そうという気分にならないのである(-_-;)
たまには写してやろう。
イタドリは雌雄異株でこれは果実だから雌株ということになる
雪面が太陽に当たってキラキラ光っている。ピントぴったりで写すと虹色が出ないが、あえてピンボケで写すと虹色が出るのだ。
ツルウメモドキ
風穴に入る分岐まで歩いて来た。見ての通りここは冬装備のタイヤじゃないと走れない。
ドライブスルーショウジョウバカマ
タラノキ

この新芽を写そうと近づいて行きタイヤで圧雪された部分に靴を置いた瞬間、靴が滑ってひっくり返ってしまった。自分の体を支えるのが精いっぱいで首から下げていたデジカメを支えることが出来なかった。デジカメは宙を舞いそして固い雪にバウンドしカツンと音がした。あちゃー。やってしまった。恐る恐る液晶モニター、レンズを見るが見た目は異常なし。その後の動作チェックも正常で一安心だった。完全に凍結していたらヤバかったけどそうじゃなかったので助かったのかな?
イヌザンショウ

イヌザンショウも羽状複葉だが葉が小さいので枝は細い
歩き方や靴を置く場所によっては滑りやすい。タラノキ以降も2回ぐらい軽く滑った。
ゴトウヅル(ツルアジサイ)
???
これはイノモトソウ
道端のクサギ
上の写真のトリミング


こんな色の実は珍しいと思うが彩りには丁度良いね
水の元に戻って来た。向こう側の倉庫の屋根の上にアサガラが有るので向こうに行きたいのだが、足元が滑りそうで慎重に歩く。
アサガラ
ボタンヅル
上の写真のトリミング

もう今日はお気に入りの定点観測ポイントに寄ることなく帰ろう。

ドライブスルーヒキオコシ。実の部分をトリミングしたいが微妙にピンボケ、ブレブレでトリミングはやめとこう。
ダンコウバイの雄株

この木は花が咲いたのに実がならなかったので雄株と判断。花で判断してないのである(-_-;)
ダンコウバイの雌株


この木は実がなったのを確認している。ただ花を見ていない。花は来春のお楽しみである。
鉄塔手前の広い路肩に車を停めてスパッツを外し登山靴を履き替える。それが終われば近くに見えるフユノハナワラビを写す。

今日は快晴、微風の絶好のハイキング日和でいろいろ植物図鑑ネタを写すことが出来て良かった。あとは道路の固い雪面に落下したデジカメの経年劣化が早く進行しないことを祈るばかりである。


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