強力な寒波がやってきて川内の平野部にも積雪が有った。これは皿ヶ嶺に雪景色を見に行かねば。運が良ければ霧氷もバッチリ見られるはず。我が家を出て皿ヶ嶺が見える場所まで来ると予想通り山が霧氷で白くなっている。今日は霧氷見物が楽しみである。

鉄塔のヘアピンカーブ手前にトイレが有る。水の元のトイレは冬季使用禁止なので先にここで済ませておこう。個室に入って座ってみるが便座が冷たい。うーん、こんな時は暖かい便座が恋しい(-_-;)
水を流してみると正常に流れる。水の元のトイレは山の水を使っているので冬季は凍結で使用不可となるが、ここは上水道だから凍結することなく使えるわけだ。


デジカメ時計=8時19分

上の写真を見て想像できると思うが、この辺りでもすでに道路は全面雪に覆われている。しかし新雪で凍結もしてないので慎重に走ればここまでは冬タイヤじゃなくても来られる。ぐっと冷え込んで凍結するようなことがあればここまで上がってくることさえも困難となるだろう。

鉄塔を過ぎて路肩の広くなった場所に車を停めて出発準備。今日はここからアイゼンを着けていく。途中で植物図鑑ネタを写しながら行こう。

赤い彩りは欠かせない


マルバノホロシ
ここにもシュウブンソウが有る。私がシュウブンソウを知ったのはつい3年前のこと。それまで全然見たことも聞いたことも無かったので珍しい植物と思ったが、その後皿ヶ嶺のあちこちに有ることが分かって来た。だから今日ここで見ても何の感激も無い(-_-;)

このコースでは初めて見たので一応証拠写真を撮っておこう。
これもシュウブンソウだが私はある動物をイメージしてこの写真を撮った。

ここでクエスチョン!

私はこれを見て何をイメージしたんでしょう?


正解はココ (一応考えてからクリックしてね)
ヤブタバコも有る
ヤブタバコ
ハダカホオズキ
アケボノソウ
ヒサカキの雌株

黒いのは去年の実で、今年の小さい蕾も写っている
イシヅチウスバアザミ
動物の足跡が交差するここはスクランブル交差点

横方向に進んでいる足跡は大きいのでイノシシかな?
わざわざヌタ池を見に来たが特に目ぼしいものは無し
これはホトトギスだとは分かるがヤマホトトギスかヤマジノホトトギスのどちらかだろう。家に帰って調べよう。


家に帰って皿ヶ嶺の植物図鑑の写真と見比べてヤマジノホトトギスに決定。
???


イネ科植物らしいことは分かる
マツカゼソウ
あらっ、こんなところにハナビゼリ。ハナビゼリも探せば皿ヶ嶺のあちこちに有るのかも知れんな。
クサイチゴ
コバギボウシ
ムベ

ムベはアケビの仲間で常緑なのでトキワアケビの別名がある。

何故常緑をトキワと称すのか広辞苑を開いてみたけど理由は書いてなかった。しかも久しぶりに広辞苑を見てショックだったこと。老眼鏡をかけていても文字が判読困難。老眼鏡+虫眼鏡でやっと読み取ることが出来た。100円ショップの老眼鏡だからダメなのかな?
これはさっき見たのと同じ植物だね。この季節でも緑色のイネ科植物?
これはヘクソカズラ
ギンバイソウ
水の元に到着。ちょっとここで小休止。


デジカメ時計=9時42分
稜線の霧氷が良い感じだ

小休止が終われば出発。風穴に向かう登山道を行く。

登山道を外れて林道に直登する大きな足跡。スノーシューで歩いている。今シーズン初めてスノーシューで歩いて嬉しくてたまらんということでしょうか?
風穴への進入路は結構雪が積もっている
ノリウツギ
風穴への進入路を歩いているときに数台のジープ軍団が追い越して行った。その軍団があそこに固まっているが降りてきた運転手の顔を見るとほとんどがお爺。若い人も居たがそれ以外はみな私よりも年配者のように思えた。
ここから見える霧氷
もう少し大きな写真で雰囲気を感じてもらおう
ウバユリ
ヒマラヤのケシの花の状況を見に行くとプランターは雪に埋もれている。こんな写真も皿ヶ嶺の植物図鑑に入れるつもり。

イヤイヤ、植物が見えないのに図鑑に入れるのは無いでしょうと思われるかも。このヒマラヤのケシの花だけを目的に皿ヶ嶺に来る人もいるので、図鑑に入れておけばこの花だけを目的にしている人に季節ごとの変化が分かりやすいでしょう。
風穴近くのウスバヒョウタンボク
アブラチャンに薄い霧氷が着いている。こんな風穴から少し上がった程度の標高でも霧氷が出来るんだね。
上の写真のトリミング


ピンボケ、ブレブレだけどネットで検索したアブラチャンの冬芽の画像とそっくりなので、これでアブラチャンで間違いないと思ってくれるだろう
これはニワトコかな?
上の写真のトリミング
分岐に到着。このまま稜線に上がるコースを行く。
針のように尖った霧氷は新鮮な証拠だ。出来立てホヤホヤ。湯気が立っている(-_-;)
このロープの向こうはピンクの花の群生地だが今日は雪に覆われている。この時期なので雪が無くても何も見えないんだけど。
ここまで上がってきてようやく太陽が顔を出した
これは何を写したかったん?と思えるような写真ですね
上の写真のトリミング

日の当たった枝から霧氷がひらひらと落下しているところです
青空と白の霧氷が頭上に広がる

来て良かった
イワカガミの様子を見に行ったら完全に雪に埋まっている。イワカガミはあきらめて代わりに近くのヤマグルマ

登山道から外れて、根元付近から枝を広げているブナの大木を見に行く。雪が無い時はマダニが心配なササの中だが雪に覆われている今はマダニの心配は無いと思っている。

同じブナを見上げる
付近のブナ林の様子


どのブナにもびっしりと霧氷が着いている
転がっているのは私のザックです(-_-;)
霧氷を見上げては写しまくる
梢の霧氷にズームイン
十字峠通過


デジカメ時計=11時53分
久万高原町の六部堂に降りるコースを示す標識が立っているが誰も歩いた形跡がない
アセビ
山頂に向かう登山道の様子

もうすでに何人も歩いた足跡に私の靴を置いて歩いているが、新雪で足跡に靴を置いても自分の靴がズボッと入ってしまうような状況で歩きにくい。山頂方面から男女が歩いて来た。あれっ、のんびりさんじゃないですか。横の女性は? 三角点をいく隊長さんだと紹介してくれた。私が「こんなゆるやかな道なのにもうヘロヘロです」と言うと、「私も同じですよ」みたいな返事が有った。もうお互い年ですから無理せずに行きましょう。

私が「この先のブナの大木を写すつもりなら私が周囲に足跡を付けまわってます」と言うと、のんびりさんも「山頂から竜神平に降りる途中に見えるブナの中も足跡を付けまわってます」と言われた。同じようなことをするんですね。同じようなことをしても写す写真は全然違うんですが。

山頂が見えてきた。先客は4〜5人? 私が山頂に着いたのと入れ替わりで3人ほどのグループが出発してテーブルを空けてくれた。ここでランチにしよう。


デジカメ時計=12時20分
松山空港がよく見える
ランチを食べたら出発。出発時のメモ写真の温度計は1度。


デジカメ時計=12時48分
今日は山頂周辺の植物図鑑ネタ撮影はナシ。いや、このヤマナシだけ写しとこう。登山道のすぐわきに有るから。


      続く




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