この前は皿ヶ嶺に落とし物の捜索に行ったが、結局見つけることが出来なかった。あれから1週間以上が経過して花もかなり増えたに違いない。今日は落とし物とは関係なく植物図鑑ネタ探しに出かけよう。今日も買い物アッシー君のご褒美の弁当を買ってもらい出発。家を出たのが12時もとっくに過ぎた頃だ。

皿ヶ嶺に向かう道を走っていると左側はヤマフジの花が満開だ。青空と新緑に映えるヤマフジの青(藤色と言えば良いのか?)が綺麗だが、今日は出発が遅いのに山頂まで行くつもり。時間の余裕が無いのでヤマフジはパス。それにここはまだ鉄塔の手前なので皿ヶ嶺の植物図鑑の対象外の地域なのだ。

定点観測ポイントに立ち寄ることなく風穴に到着。駐車場の車の中で弁当を食べたら出発。

もう下山してくる人がいるが、私はこれから出発。日没までの短い時間で出来るだけ植物図鑑ネタを探そう。


デジカメ時計=14時16分
ウドの枯れた茎の根元から新しい芽が出ている
途中の道端にはもうコンロンソウが白い花を咲かせていたが写すことなく素通りしてきた。ここのコンロンソウはまだ蕾だ。
あれはルイヨウボタンだなと写していると「熱心だね」と声がかかった。いつも会う常連さんだ。私が「今は植物図鑑にはまっているので、なんでも写しているんです」と答える。
イチリンソウを見つけた。今年の初物だ。裏側からウラベニイチゲの雰囲気を写そうとしたが、ちょっと紅が薄いな。
イチリンソウを花の正面から写す
これはヒメエンゴサクか? ジロボウエンゴサクか?
上の写真のトリミング

花の付け根の葉がギザギザになってないからジロボウエンゴサク
ワチガイソウ
ハルトラノオの実を写したいと思って、もう終わった花を写すが実はどこに有るんだろう?
ひと昔前まではイチリンソウを真っ正面から写したら満足していたが、誰かのサイトを見ていたら「裏側のピンクがたまらん」と書いていて、その記事を見てからは裏側のピンク色の部分ばかり写すようになってしまった。
たまにはこんな真っ正面から写してみよう。
ウバユリ
これがなかなかの難物なのだ。タネツケバナの仲間だとは分かるんだが、タネツケバナもいろいろ種類が有って、何タネツケバナかが分からない。
ようやくヒマラヤのケシのを栽培しているところに到着。まず驚いたのが手前のプランターにコミヤマカタバミがいっぱい咲いていること。8日前も落とし物捜索でここに来たけどコミヤマカタバミは一つも咲いてなかったはず。
雪もほとんど無くなったようだ
上の写真のトリミング。ヒマラヤのケシの葉も成長している。
コチャルメルソウも咲いている
ウスバヒョウタンボクの様子を見に行くと、まだほとんど咲いていない。咲いているのは目の前のこの花だけに見えた。天狗の庭ではとっくに咲いていたのに標高が高い分だけ咲くのが遅いようだ。それと冷たい風が吹き出す環境も花が咲くのが遅い要因なんだろうか?
ウスバヒョウタンボクの蕾
ピンクのツツジが見えた。風穴周辺には観光客用?に訳の分からんミツバツツジを植えているが、ここのツツジは植栽ではなく自生だろうな。

私は昔は山に咲いているツツジはヤマツツジと思っていたが、その後ヤマツツジはこれではないことが分かって来た。そしてコバノミツバツツジというツツジが四国に自生するということもネット情報で分かって来た。
しかし、このピンクのツツジは今までも毎年のように見ていたはずだがコバノミツバツツジと言うらしいことが分かったのがつい最近のこと。だから現時点ではコバノミツバツツジは皿ヶ嶺の植物図鑑には入ってない。これで久しぶりに植物図鑑の新ネタゲットである。
ただしこれが本当にコバノミツバツツジで良いのかどうかは不明のまま。三つ葉のツツジであることは間違いない。
ネットの情報によれば花が終わってから葉が展開するとなっている。これは花と葉が混在しているので花の末期ということなんだろうな。
???

ラショウモンカズラ?

花が咲かないと分からない
おっ、シコクスミレだ。今年の初物ですね。
シコクスミレは同定の難しいスミレの中では同定が簡単。まず花の色が白いこと。花の色が白いスミレは数が限られるのだ。
やっぱりラショウモンカズラだな
バイケイソウ

去年はバイケイソウの花を見ていない。たまたま花の咲く時期に行きあたらなかったのか? それとも裏年であまり咲かなかったのか?
ウラベニイチゲ(イチリンソウの別名)
シロバナネコノメも登山道沿いに多く咲いている場所も有るが、どれも葯の色が黒い。赤の葯が見当たらないのだ。良い時期を見逃したようだ。

いつも花の良い時期に来るのは無理ですからね。仕方がないでしょう。
コンデジで大きく写してみた
ウワバミソウが出ていると思って写した。家に帰って写真をよく見ると鋸歯が5つしかない。これはウワバミソウではなくヒメウワバミソウだ。
緑色が増えてきた
目の前はニシノヤマタイミンガサ。その下にはハシリドコロの大群生。
ハシリドコロも珍しくはないが写しておこう
植物図鑑用にハルトラノオの実が見たいと思って、明らかに花の終わったハルトラノオを写すが、それらしきものが見当たらない
アブラチャンが小さな実をいっぱいつけている
上の写真のトリミング

検索してもアブラチャンの小さな実をアップした写真がなかなか見つからない。でも多分これはアブラチャンで合っているはず。
シコクブシ
ようやく分岐に到着。ここを直進して急坂を上がり稜線に出てから十字峠経由で山頂を目指す。


デジカメ時計=15時00分


     続く





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