今日は久しぶりに皿ヶ嶺で観察会が有るが、メールで指定された集合場所の水の元に行く足がない。メールを送ってくれた主宰者のSさんに「東温市役所まで迎えに来てくれませんか? 来てくれるならそこまでは息子に送ってもらいます」と返信したら「良いよ」と返事が有った。

8時前に東温市役所前のコンビニまで次男に送ってもらいコンビニで弁当を買う。すると観察会仲間のsさんもやって来た。やがてSさんも来たので助手席に乗り込む。コンビニからsさん、Sさん2台連ねて水の元に向かう。ちなみにスモールエスさん、ラージエスさんともに元大学の先生だが、先生と呼ぶと機嫌が悪いのである。もう先生ではないということなのだ。しかし夜の歓楽街で「センセー」と呼ばれたらどんな顔をするかは知らない(-_-;)

水の元で今日の参加者が全員集合。今日は全部で7人の久しぶりの大所帯だ。sさんが学生を一人連れてきているので、この学生を除いたらたぶん私が一番若い。

さて出発するためにデジカメを準備しようとしたら無い! そんなアホな! 愛用のデジカメを忘れてきた。今日は自分の運転ではなく次男に集合場所まで送ってもらった。そのために我が家を出発するまでのいつものルーチンワークが少し変化が有った。その些細な変化が原因でデジカメを忘れてきたのだ。もう私のアルツパワーは抑えが効かないようになってしまったか。それでも防水コンデジは持って来ているので今日はそのデジカメを使おう。

水の元集合時間は8時半ということで、ほぼその時間通りに集合した。少し世間話をしてからさあ出発だ。


デジカメ時計=8時37分
出発しようとしたら常連さんやアイドルが登場して話が弾みなかなか前に進まない


デジカメ時計=8時49分


つまり、さあ行くぞと号令をかけてから10分以上ここにとどまっていることになる
たぶんシロバナネコノメ。種は落ちてしまっている。
葉が4枚だからヨツバムグラと書きたいところだが、そんなに簡単ではないのだ
オモゴテンナンショウ
アカショウマ

蕾が出てきたのでアカショウマと分かるが、蕾が無かったら何か分からない
ササユリ
今日は快晴。観察会日和だ。


デジカメ時計=9時43分

水の元から風穴に来るまでに1時間程度かかったことになる。水の元のお花畑ではいろいろ観察したのだが、写真がうまく写ってなくて上の写真のようなあっさりとしたレポートになってしまった。水の元からすぐに風穴に来たように見えるがそうではないのだ。
上の写真で白い車が分かるだろうか? その車の上にあるのがミズキかクマノミズキかが議論となり、枝を見上げると対生になっている。つまりこれはクマノミズキだ。

今までこの辺に有るのは全部ミズキと思っていたけど違った
観光クマ牧場を横目に進む
この道を見て少し驚いた。以前は常連さんだけが通るような踏み跡だったのに、今ではハイウエーのような登山道に変わってしまっている。クマを見るために通るということも有るだろうが、あの階段を歩きたくないと言う人がこのルートを知ってからは積極的にここを歩いているのかも知れない。階段よりはこんな登山道の方が歩きやすいと多くの人が思っているだろう。
ヒマラヤのケシが栽培されているところは素通りして竜神平に向かう登山道に入る。その足元に見えたサイゴクサバノオの実。
タマアジサイは植栽と分かっていても植物図鑑には入れている。四国には自生しないはずのものが見られて単純に喜んでいるのである。
あらっ、このコースでハナビゼリが見られるとは思わなかった
ハルトラノオの実が見たいと思っていたが、結局見ることなく終わりそう
これはセントウソウかな? このコースでは初めて見た
これはヒカゲミツバだと言われたから写した。言われなかったら写してない。植物図鑑の写真を見ると7月に蕾がついた以降の写真しか無い。こんな写真が撮れるのも観察会のおかげだ。
バイケイソウに蕾がついているのが見えたので、登山道から外れて少しだけ斜面を上がって撮影
バイケイソウの蕾。去年はバイケイソウの花を見てないので今年は見ようと思っている。
ユキザサの若い実
これはテツカエデと言われたはずなんだが自信がない
緑陰を歩く
アブラチャン
ニシノヤマタイミンガサ
コクワガタ
ラショウモンカズラ
オオチャルメルソウ
あれっ、ラショウモンカズラは花が終わってから茎を長く伸ばすのかと思っていたが、これは花が無いのに伸ばしている
上の写真のトリミング


ラショウモンカズラの周囲にはサワグルミの雄花が打ち捨てられている
これはテツカエデで間違いない。何故なら名札の標識付きの木を写したから。


植物図鑑のテツカエデのページを見てビックリ。写真が少なすぎ。まっ、興味が無かったと言うことだな(-_-;)
サワルリソウ


参加者の誰かに「ルリ」が名前に入っているけど、瑠璃色の花なんか見たことないですと説明する
これはウマノミツバと教えられたが、三つ葉じゃないやん


家に帰ってオリジナルサイズの写真をしげしげと眺めていたら気が付いた。3枚の葉のうち、両側の葉には大きな切れ込みが入っている。それで三つ葉には見えなかったんだ。
ハシリドコロの実
上と同じハシリドコロ
ヒメクロモジの葉は小さい
ヒメクロモジ
赤い葉柄のツ性植物と言えばアレだ

サルナシ
イチリンソウの実を見つけた。植物図鑑用の絶好のネタになる。


ちなみに ”イチリンソウの実” でgoogle検索すると私の去年のレポートがヒットした。こんなもの見つけて喜んでアップする人は少ないと言う証拠だろう。
レイジンソウ
まだきれいなイチリンソウの花が有った
ヤマブキソウは数は少ないけど登山道沿いに点々と咲いている
コンロンソウも標高の高い場所なのでまだ咲いている
これはサワグルミだと言われた。普通は高い枝先にある葉っぱだが、これはたまたま背の低い木が有ったようだ。これもサワグルミだと教えられたから分かった。
これはウリハダカエデ。テツカエデと見た目はそっくりだが決定的な違いが有る。
ウリハダカエデは葉柄に溝が有るということで、溝を写したつもりなんだが分かるかな?
オタカラコウの鋸歯は細かい
フタバアオイの実
フタバアオイの葉


徳川家の家紋の三つ葉葵のモチーフになったと言われている
チドリノキに花がついているのが分かるが、今日のデジカメはズームの倍率が小さいのでなかなか写せない
上の写真のトリミング

とりあえず何かぶら下がっているのは分かってくれるだろう
イヌガンソクの栄養葉はずいぶん大きくなったが、胞子葉は去年のものがそのまま残っている
観察会の必須アイテム 単語カード

観察会に参加した当初は聞いた植物名をメモ帳にメモしていた。しかし家に帰ってデジカメの写真とメモ帳を照合したときに、どの写真がどの植物なのか全く分からなかったのである。それでメモ帳方式ではダメだ。植物と一緒に名前を写し込まないといけないと言うことで、この方式を思いついた。
ミヤマクマワラビ

Sさんは、これが庭に有ったらきれいだろうなと言う
イヌガンソクの胞子葉を手渡されたので写す。写したらそのままポイ。胞子が自然に落下するか、人為的に落下するかの違いだけなので問題なし。
クルマムグラ

茎を撫でて滑らかなのを確認


オククルマムグラもあちこちで見たのに写真が無い。ありふれた植物なので写してないんだな。それに対してクルマムグラは数が少なく珍しい。
イワタバコ
この木が何なのか単語カード使ってないので思い出せない
ヤマルリソウ
ヤマアジサイ
これは何スゲか解説が有ったんだが、これも単語カード使わずに不明のまま。なんのための観察会なんだと言われそう(-_-;)
カマツカ
ウスゲクロモジ
ウスゲクロモジの葉の裏
ホオノキを見上げる。ホオノキの花ってどんなんだろう?
sさんが私にこれは面白いよと虫こぶのついた葉を手渡してくれた。何が面白いのかと言うと、表と裏の両面に突起が出ていると言うのだ。これは表側。
これが裏側。確かに虫こぶの両方に突起が出ている。
上の写真のトリミング

この星型の毛も気になる
コミヤマスミレは葉の模様が独特で同定の容易なスミレだ
ヤマボウシが咲いている。愛用のマシなコンデジならもっと大きく写せるんだが。
上の写真のトリミング
ツリバナはあちこちで見て、皿ヶ嶺はこんなにツリバナが有ったの?と思うぐらいだった
ホウチャクソウもまだ咲いている
ミツバテンナンショウ
ようやくベンチに到着。昔乙女のグループが休憩中だった。


デジカメ時計=11時40分

水の元から約3時間が経過している。誰かが12時までに竜神平に行けるかな?と言っているのが聞こえる。
ベンチ前のシロドウダン
タンナサワフタギに蕾がついているのが分かる
上の写真のトリミング
元バルタン星人
タンナサワフタギの蕾を間近に写すことが出来た
もう何度も見たはずなんだが?
テバコモミジガサ
ミゾソバ
この独特な形状の葉はミヤマタニソバ
コバノフユイチゴ
この名前を聞かれた私は「イラクサ」と答えたが、ただのイラクサでないことは分かっている。〇〇イラクサなんだが、〇〇の部分がなかなか出てこない。かなり時間がたってから「さきのはムカゴイラクサです」と答える。
これはミズメ。葉が2枚ずつ出るのが特徴だと教えられている。
ヤマシグレ
森のフラダンサーの名前を付けた理由を説明する
竜神平に到着


デジカメ時計=12時6分

私以外は手前の丸太のテーブルセットで食事のようなので私は急いで近くの植物図鑑ネタを写す。

シャクナゲの花を見に行ったらもうとっくに終わったような感じ。残念。でも皿ヶ嶺の植物図鑑を作り始めてからは、花の綺麗な時期を見逃してもガッカリすることはなくなった。その時々のありのままの姿を写せたらそれで良いと思うように心境が変わって来たのだ。
ガマズミ
マユミも蕾を付けている
マユミの蕾

私もみんなの近くに座りコンビニ弁当を食べる。


    続く



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