今日はスゲの専門家を招いてのスゲに特化した観察会が有る。2年前にも今回と同じ人を招いて2日間の観察会が有ったのだが、今回の観察会も今日、明日と2日間計画されている。しかし残念ながら私は今日しか参加できない。集合時間が午後2時となっているので、いつもの時間に出発して集合時間までは一人でウロウロして植物図鑑ネタを探そう。

我が家を出て走り出してからすぐに観察会の必須アイテムを忘れたことに気付いて取りに帰る。必須アイテムとは単語カードである。これが無いと観察会が終わって家で写真チェックするときに困る事態になるのだ。単語カードを持って再び我が家を出発しコンビニで弁当調達。ついでに100円コーヒーを買って飲みながら走る。

この時期に楽しみにしている個人の花菖蒲園に寄り道したが、花菖蒲がまばらだ。来る時期が悪かった?

つい1カ月ほど前から定点観測ポイントになった場所に今日も行ってみる。

リョウブの蕾
農道わきにはドクダミが群生している
ドクダミ
上の写真のトリミング

花弁に水玉がついている。ハスの葉に大きな水玉がつくのはテレビでも見るし、その水玉が出来る理由もテレビで見たような気がする。ドクダミの花弁に水玉が出来るのも同じ理由なのかな?
エゴノキの若い実
これはエノキだと教えられた。エノキはまだ植物図鑑には入ってない新ネタだ。
ゴンズイ

花が咲いているのか終わっているのかよくワカラン
ヤブムラサキは花が咲いている
クマノミズキの蕾


クマノミズキはただのミズキよりも花期が遅いんだね。ここは集落に近い標高の低い場所なのにまだ蕾だ。
ソヨゴの蕾

ソヨゴは赤い実しか見たことが無いので、どんな花が咲くのか定点観測で確かめよう

※7/1追加
この写真を植物図鑑に入れる作業で気が付きました。これはソヨゴではありません。何の実か不明です。
ガードレールに巻き付くボタンヅル
クリの雌花に何か変化が起きてないか確かめる
特に変化が有るようには見えないな。ここからどんなに変化してあのイガイガが出来るのか定点観測しよう。
上のクリの雌花は枝先を手元に引き寄せないと見ることが出来ないが、このコマツナギはドライブスルー。運転しながら見ることが出来る。
ネズミモチの蕾
キブシ
イワガラミ
車を走らせて今度は定点観測中のドライブスルーヒキオコシ
イタチハギはもう半月くらい前から花が有るのは分かっていたけど、わざわざ車を停めて写す気がせず無視していた。今日は写してやる。ただ単に気まぐれである(-_-;)
これは何?と近づいてみると、ハルジョオンかヒメジョオンか分からないが、細い花弁が雨の水滴でくっつきあってこんな形になっていた
車を風穴に向けて走る。水の元を過ぎてからシギンカラマツのチェック。まだ葉っぱだけで蕾は見えない。
すぐ横に有ったコレ。マメ科なのは分かるが名前が出てこない。家に帰ってマメ科のページを開きノササゲだと思い出した。

自分で作っておいて言うのもなんだが、便利なページを作っておいて良かった

風穴の駐車場に車を停めたら車に乗ったままでコンビニ弁当を食べる。食べたらその辺をウロウロ。集合時間が午後2時なのだ。まだ2時間ちかくの余裕がある。

駐車場入り口のナワシロイチゴ
ナワシロイチゴ
これはあきらかに公園植樹のタニウツギ

植物図鑑には植栽じゃないと思ったタニウツギを入れているが、タニウツギは本来四国には存在しないと聞いて、もしかしたら植栽じゃないと思って図鑑に入れたタニウツギも植えられたのかも知れない。確かに道端で見た。でもわざわざこんなところに植えないだろうと感じたんだけどな。植栽のタニウツギの種が鳥に運ばれたんだろうか?
ササユリの小さな蕾
ショウジョウバカマ
シシガシラ
ヨツバヒヨドリ
ナルコユリ


前回の観察会で、このナルコユリとよく似たアマドコロとの簡単な見分け方を説明していた。茎を触って丸いのがナルコユリで角が有るのがアマドコロ。ナルコユリは丸いのでマルコユリと覚えれば良いんだと言われた。

ところで皿ヶ嶺ではアマドコロを見たことが無い
ノアザミの周囲をチョウチョが飛び交っている。ちょっとチョウチョで遊んでみよう。
3匹集まって来た
ヨシ、こいつに狙いを定めて接近
こんなに接近を許してくれたが、これ以上はダメよ〜と言って飛び去った
シロバナエンレイソウの実
スイカズラ
ここにもキツネアザミが有る。この前も書いたけど、我が家の近所の空き地でこの花を見て、山の花じゃなかったんかいとガッカリした。逆にここに咲いていることが珍しいのかも。
ゴトウヅル(ツルアジサイ)が満開だ
モミジガサ
クロイチゴ
まだピンクの花弁が残っていて良かった。これがないとクロイチゴだと分かりにくい。
ハナビゼリ
雨模様の天候の中、ゴトウヅルの白が際立つ
駐車場出発時から雨傘をさしたり閉じたりしながら歩いている。写真が目的ではなく歩きだけが目的なら傘なしでも歩ける程度の雨。
ヤマアジサイ
ホウチャクソウの実を写したけど分かりにくい
ヒマラヤのケシの花はこの株だけが開きかけていた
ウスバヒョウタンボクの実

ヒョウタンの窪みに雨粒が入ってヒョウタンの形に見えない
風穴近くのニシノヤマタイミンガサ
これは図鑑ネタではないけど写した

コンロンソウに蜘蛛の巣がはっていて、そこに雨粒がついているところ。雨上がりで晴れたら雨粒が光ってもっときれいに見えると思うんだけど。
オカタツナミソウ
これは植栽のヤマボウシ。自生のヤマボウシはもっと標高の高いところにある。
これも植栽のヤマボウシ
観察会の集合時間まで十分時間があるので、のんびりとこんな周回路を散歩する
ヤマブキソウの実
ミツバウツギの実
シコクブシとトリカブトの違いは葉の切れ込みの深さだと観察会で教えられた。写真のように深く切れ込んでいるのがシコクブシの特徴。
コクサギの実
斜面が黄色い葉っぱで覆われている。ハシリドコロだ。
ハシリドコロ
ヤマシャクヤクの実


天狗の庭や水の元のお花畑ではヤマシャクヤクは珍しくないけど、この周回路付近では珍しいのか、このヤマシャクヤクの周囲にはしっかりとした踏み跡がついていた。
サイゴクサバノオの実


図鑑に入れるつもりならサバの尻尾が分かりやすいように写さないといけないな
オオチャルメルソウの種はほとんどが落ちてしまっている。カップの中は空っぽだ。
周回路をぶらぶら歩いていたら、また風穴に戻ってしまった。

吹き出る冷気は「竜神の吐息」だとある人から教えられた。
トチバニンジンの実
タカネハンショウヅル


まだ蕾もない状態だけど、毎年ここで花を咲かせているから間違いないだろう
あれっ、あんなところにタンナサワフタギが有る。まさか植栽じゃないよね。ここは登山道じゃないけど上林森林公園敷地内だから植えられていたとしても不思議ではない。
タンナサワフタギ
コウゾリナ
コウゾリナの蜜を吸う蝶


集合時間の2時までまだ時間が有るから今度は定点観測ポイントめぐりをしよう。


    続く





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