先日、観察会仲間からレモンエゴマを見たよ〜とメールで写真が送られてきた。レモンエゴマはまだ皿ヶ嶺の植物図鑑には入ってないので、その送られてきた写真を使って早速植物図鑑に入れた。花が終わる前に私も見に行きたいが、3連休の真ん中の日曜日に行こうと思っていたら、日曜はダメよと言われてしまった。仕方が無いので土曜日の買い物アッシー君を務めてから昼から行こう。

その買い物アッシー君は最初松山市内のスーパーに行き、その後重信のスーパーに行ったわけだが、車で走っている時も駐車場で待機している時もずっと皿ヶ嶺の状況を見ていた。皿ヶ嶺の上空は台風25号の影響なのか雲の動きが早く、目まぐるしく雲の形態が変化している。一時は皿ヶ嶺がすっぽりと雲に覆われて、もう行くの止めたらと妻が言う時も有った。しかし重信のスーパーで買い物をしている間に皿ヶ嶺上空の雲も少しずつ減っている。予定通り行こう。

いつものようにアッシー君のご褒美のスーパー弁当を持って出発。今日は久しぶりに鉄塔のヘアピンカーブを曲がったところに車を停める。そして車の中で弁当を食べる。食べたら出発。車から降りたら風が強い。スーパーから見た時に皿ヶ嶺上空の雲の動きが速いのを見ていたのに、自分が歩くときには風は無いと自分勝手に思い込んでいたのである。

今日は赤柴峠方面に向かう


デジカメ時計=12時27分


こんな時間に出発するんなら家でランチを済ませてから来れば良いんじゃないんと思うでしょう。家で食べたくないんです(-_-;)
足元にヤブランの実


どちらかと言うと地面にピントが合っているんだが、メモ写真なのでこれで良いのだ
ここで水の元に向かう登山道と別れて白い標識に従って赤柴峠への道に入る
ヒメジソ

ヒメジソと判断した根拠の葉っぱが写ってない
イヌトウバナのつもりで写したが、葉っぱをよく見るとヤマトウバナにも思えてきた。どちらか分からんので植物図鑑へのリンクはナシ。
これはシャガ? ヒメシャガ?

どちらにしても皿ヶ嶺の植物図鑑には入ってない。花の咲く時期にまた来ないといけないな。
ネムノキを見上げると実がなっている。ネムノキはマメ科なのでマメ科の実がなっているではないか。
ネムノキの実を初めて見た
あれっ、キヅタの花が咲いている。キヅタの花も初めて見た。
上の写真のトリミング

オシベは分かるけどメシベは?
昨日は台風の余波の雨が降ったので、登山道を横切って流れ落ちる水量が多い
たった1m程度の幅なんですけどね。でも水深15cm以上はありそうだ。ちょと悩んで結局登山靴を脱いで裸足で渡る。水が冷たい。

ウエストポーチの中を探すと、デジカメが雨で濡れた時のために入れている小さなハンカチが有った。これで濡れた足を拭いて靴下をはき、登山靴を履いてスパッツを着ける。これは予定外の時間だった。

地面に赤い実が落ちていたので、???と見上げるとアキグミの木が有り、赤い実がいっぱいなっている
ススキが時折倒れるかと思えるほどの勢いで横になびいている
ん? これはノダケではないか! 翼がある。
左手で茎を持ってノダケの実を写す
上の写真のトリミング
あっ、これか!

レモンエゴマらしきもの発見!
レモンエゴマの花
メールで送られてきた写真には花が有ったが、この株は花弁が落ちてしまっている。

風が常時吹きっぱなしではなく、呼吸するように吹いたりやんだりの繰り返しだ。ヨシ、今だ!とシャッターを切ると風が吹いて葉が写真のように裏返しになる。
無事にレモンエゴマを見ることが出来た。もう少し奥まで歩いてみる。すると砂防ダム堰堤が有る。今日はここまでにしよう。ここから引き返す。
ツルニンジンの実


今年は結局ツルニンジンの花を見てないな
これも風で倒れないように左手で支えて撮影
上の写真のトリミング


花弁が落ちた後はこんな感じです
よし、バッチリ

花に潜んでいるダニも写って喜んでいる

写真撮影が終われば肝心のことを確認しないといけない。レモンエゴマの名前の由来となったレモンの香りがするかどうかのチェック。葉を一枚ちぎって揉んで匂いを嗅いでみる。うーん? レモンの匂いかどうかワカラン(-_-;)

家に帰ってレモンエゴマについて書いているサイトを見ていると、下記の衝撃の文章を載せているサイトを見つけた。

『レモンエゴマ、エゴマ、シソは交雑しやすく、形態では同定が難しい。臭いで判断するのがよい』

え〜??? それじゃ嗅覚の鈍い人には判断出来ないってこと? もしかしたら今見て喜んでレモンエゴマと思っているのもただのエゴマかも知れないってこと?

シュウブンソウの実


キク科の花はほとんどが綿毛になるけど、シュウブンソウは綿毛にならないんだね
これはフユイチゴの蕾?
ナワシログミも有る
クサマオの葉も風に吹かれて裏側の白い色が見えている。風が無ければ裏側の白い面が見えることはない。
ヤマノイモのムカゴ
カラスノゴマの実
帰りもアキグミを写す
ヤマハッカをコンデジで大きく写そうとするが、風で揺れてなかなかうまく写せない。これでもマシな方です。
キバナアキギリ
これは何?
ぐっと近寄ってみる。これはキブシかな?
タニソバが咲いている
帰りも裸足になって渡る。水量が少なければ登山靴のまま渡るんですけどね。雨の後で水量が多い。
キヅタ
キヅタの花も大きく写そう
あれは何のドングリ?
上の写真のトリミング
葉はこんな感じです
樹皮はこれ
サネカズラ


サネカズラはここでしか見たことないな
ゴンズイも有る
鉄塔まで戻って来た

今日の第一目的はレモンエゴマを見つけることだったが、観察会仲間からの地図も有ったので思っていたよりも早く目的の花を見つけることが出来た。おかげでここにも早く戻ってこられたのでまだ風穴付近をぶらぶらする時間余裕が出来た。私は最悪の場合、レモンエゴマの捜索だけで終わるかも知れないと覚悟していたのである。


     続く




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